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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.04.04
【日産】GT-Rの高度なスペックを維持するためのメンテナンス(整備)専門テクニカルスタッフ

グーネット編集チーム
かつて、日産の最高峰スポーツモデルであったスカイラインGT-Rの後継車として、2007年から生産されているのが、「スカイライン」の冠が取れ独立モデルとなった「GT-R」です。
今回は、現在の日産スポーツクーペを象徴するGT-Rの、他車種の追随を許さない高いパフォーマンスを維持するために存在する、「日産ハイパフォーマンスセンター」について詳しく解説します。
「日産ハイパフォーマンスセンター」とは
GT-Rのエンジン出力は、2007年に販売開始された初代モデルでも実に480馬力あり、他の車種のように数年に一度のモデルチェンジではなく、1年ごとに改良をされる「イヤーモデル制」が取られているため、毎年新型モデルが発表・販売されています。
結果、エンジンのパワーは年々上昇し、現行である2017年モデルに至っては、実に565馬力をたたき出すまでに至っています。
日産では、あまりに高スペックなGT-Rを購入したオーナーが維持・管理をしていくうえで、通常の設備や整備スタッフでは対応できないと考え、GT-Rのアフターフォローを専門的に、かつ高レベルで行うことができるサービス体制を構築しています。
それこそが、GT-Rの技術やメンテナンスに関する教育を受けた「認定テクニカルスタッフ」が常駐し、点検とすべての整備を行う、「日産ハイパフォーマンスセンター」なのです。
日産ハイパフォーマンスセンターで受けられるサービス
「日産ハイパフォーマンスセンター」を名乗れるのは、全国津々浦々展開されている約2200を超える日産の正規ディーラーのうち、
・高度な技術と情熱を持つ認定テクニカルスタッフが常駐
・GT-Rのパフォーマンスを発揮させることが可能な設備が整っている
・GT-Rのすべてを熟知した「GTマイスター」が在籍
という3点が揃った、103店舗だけです。(2017年12月時点)
こちらでは車両管理へのアドバイスや、オイル交換などの基本メンテナンスはもちろんのこと、以下のようなことも対応しています。
高精度アライメントテスター
高水準のアライメント調整が要求されるGT-Rの場合、これまでの調整設備では約半日を要していましたが、CCDカメラ式の高制度アライメントテスターを導入した同センターでは、約1時間で調整できるようになりました。
GT-R専用コンサルト
GT-Rの高性能エンジンやそのパワートレイン、さらに安全性能である「VDC-R(横滑り・尻振り防止制御装置」などのチェックを行います。
認定ボディショップ
指定フレーム修正機が完備されており、熟練したGT-R専門の板金・塗装スタッフが、骨格レベルまで至った損傷でも修復をしてくれます。
これらにより、GT-Rのパフォーマンスを100%発揮させるための高精度な点検や整備、車体の修理を受けることが可能になっています。
また、通常のメンテナンスや定期点検だけではなく、「GT-Rだけ」の特別点検を実施しており、
・2,000km到達時
・12ヶ月目
・24ヶ月目
・36ヶ月目
の計4回分を無償でGT-Rオーナーは、この日産ハイパフォーマンスセンターで特別点検を受けることができます。
なお、今回紹介した日産ハイパフォーマンスセンター以外の店舗では、GT-Rの点検・整備・メンテナンスはもちろんのこと、新車販売をすることも認めていないほどのこだわりと徹底ぶりを、日産自動車は示しています。