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更新日:2019.06.17 / 掲載日:2018.01.29
ホンダシャトルの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム
ホンダのシャトルは、ホンダの基幹モデルである「フィット」をベースに開発され、上質でスタイリッシュなエクステリア、ゆとりのある使い勝手の良い室内空間とラゲッジスペースを持つ5ナンバーサイズのコンパクトステーションワゴンとして、2015年5月に誕生しました。
2011年6月から2015年3月まで販売された「フィットシャトル」の実質後継車として独立した車種として開発されました。
フィットをベースに開発されているものの、グリルとヘッドランプを一体化したフロントマスクやインストルメントパネルの意匠などは、独自の質感の高い専用のデザインが採用され、発売以来高い人気を誇るモデルです。
フロントフェンダー、フロントドア、リアドアの各パーツを3代目フィットと共有しながらも、伸びやかでダイナミックなバランスの良いステーションワゴンとして、存在感のあるボディデザインが特徴です。
ラインナップは1.5L 4気筒直噴エンジンとホンダ独自のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-DCD」が搭載されるハイブリッドモデルの2本立てで構成され、5ナンバーサイズのハイブリッドワゴンとしては初めて4WDモデルが設定されるなど、シーンを選ばない多目的ステーションワゴンとして幅広い層の方々から支持を集めています。
車名の「シャトル」の由来は、「安全に、そして先進の技術で運ぶ」というスペースシャトルのイメージになぞらえて命名されました。
1983年から1996年に発売された「シビックシャトル」、先代モデルにあたる「フィットシャトル」に次ぐ車種です。
用途を問わない実用性の高い先進のステーションワゴンに相応しいネーミングと言えるでしょう。
ベースとなるコンパクトハッチバックタイプの「フィット」を含め、セダンタイプの「グレイス」とコンパクトクロスオーバーSUVタイプの「ヴェゼル」は兄弟車の位置づけになります。
なお、シャトルは国内専用車として展開しており、マイナーチェンジは実施していますが、発売から日が浅いためフルモデルチェンジは行っていません(2017年11月時点)。
ホンダ シャトル GX/GP系(2015年~)

グーネット編集チーム
ホンダシャトルは、先代フィットシャトルの実質後継モデルとして、2015年5月に誕生し、使い勝手の良く用途を問わない5ナンバーサイズのコンパクトステーションワゴンとして開発され、流麗でダイナミックなエクステリアデザイン、環境に配慮して優れた省燃費性能などから人気の高いモデルです。
「Life Create Wagon」を商品コンセプトに掲げ開発され、フロントフェンダーや前後のドアを共有しながらも、それを感じさせないボディサイドのシャープなキャラクターラインが伸びやかで個性的なシルエットをうまく調和させ、スタイリッシュなサイドビューを実現しています。
ホンダの新しいデザイン「ソリッド・ウイング・フェイス」によるフロントグリルとヘッドライトを一体化させた精悍でモダンなフロントフェイス、彫りの深い立体的なフロントエアロバンパー、大きく膨らんだなめらかなフロントフードから続く流れるようなルーフラインなど、洗練され存在感のあるボディデザインが特徴です。
サイドのキャラクターラインはリアゲートまで回り込み、上質なアクセントとなるメッキモールやシャープな形状のリアコンビネーションランプと相まって、落ち着きのある高級感を演出しています。
また、ヘッドランプ全体を光らせグリルとの一体感を強調する新開発のインラインタイプLEDヘッドランプの採用をはじめ、大型テールゲートスポイラーやシャークフィンアンテナ、アルミ製ルーフレールがスタイリッシュなイメージを一層高めています。
FFモデルの全高は1545mmに抑えることで、立体駐車場にも対応したサイズです。
ワンランク上の快適さを追求したインテリアは、質感や機能性を細部にまでこだわり、インストルメントパネルを中心にドライバーと助手席を独立させたクオリティの高いくつろぎの室内空間を提供しています。
艶やかな独特の質感を持つクリスタルブラックのメーターパネルやセレクトレバーエスカッションに加え、専用デザインの大型ソフトパッドを使用したインストルメントパネルは、さらにステッチを加えることで、上品で落ち着きのある大人の空間を演出しています。
また、誰もが最適なドライビングポジションが得られるようにテレスコピック&チルトステアリング、運転席ハイトアジャスターが装備され、5ナンバーサイズボディの取り回しの良さと操作性の高さから、市街地走行のすれ違いや車庫入れ、縦列駐車でも運転のしやすさを感じるパッケージデザインが特徴です。
なめらかな肌触りを持つ上品なプライムスムースコンビシートやプラズマクラスター搭載フルオートエアコン、高熱線吸収/UVカット機能付ガラスや、高熱線吸収/UVカット機能付プライバシーガラスなど充実した快適装備が施されています。
また、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトや2段階リクライニング機構を持つリアシート、ヘッドクリアランスやレッグスペースのゆとりの空間に加え、後席のシートバックに設置されたマルチユースバスケットや樹脂製のラゲッジルームアンダーボックス、多彩なシートアレンジが可能なチップアップ&ダイブダウン機構を備える6:4分割可倒式リアシートの採用やクラス最大のフラットなカーゴスペースなど、利便性と実用性を追求した自慢のパッケージです。
搭載するパワーユニットは、軽快な走行性能と優れた燃費性能を両立したバランスの良いi-VTEC 1.5L 4気筒直噴DOHCエンジンとCVT、ホンダ独自のEV走行が可能な1モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-DCD」を搭載する1.5Lアトキンソンサイクルエンジンに高出力モーター内蔵7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の2タイプのラインナップです。
ハイブリッドモデルは高出力・大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、システム最高出力137psを発揮するとともに、EV走行領域を拡大しスポーツハイブリッドの名の通り、胸のすく力強い走りと省燃費性能を両立しています。
ガソリン、ハイブリッドモデルそれぞれに2WD/FFモデルと走行状況に応じてレスポンス良く後輪にトルクを配分するビスカスカップリング式フルタイム4WDモデルが設定されています。
また、リニアなハンドリングが特徴の専用のステアリングシステムや剛性を高めたサスペンションシステム、高剛性でしなやかなボディ構造を採用し、揺れの少ない快適な乗り心地と爽快なハンドリング性能を両立しています。
さらに一部のグレードでは振幅感応式ダンパーを前後に装着し、路面からの入力に対し最適な減衰力を発揮することで、ダンピングの効いた上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現しています。
フロントウインドウに設置されたレーザーセンサーにより障害物を検知し、追突の危険性が高まると音と表示でドライバーへ警告を促し、自動ブレーキによって衝突を回避、被害の軽減をはかる「シティブレーキアクティブシステム」が搭載され、市街地走行時の安全性を高めます。また、本システムは発進時に操作ミスにより衝突の恐れがある場合は、同様にドライバーへ警報を促し、出力を抑え衝突の衝撃を軽減する「誤発進抑制機能」も備えています。
また、衝突時に乗員への加害性を低減する容量変化タイプの前席用i-サイドエアバッグシステムやサイドカーテンエアバッグシステムを搭載し、側面衝突時における乗員の保護性能を高めます。
シャトル(SHUTTLE)ハイブリッド(2015年5月モデル)
ボディタイプ:ワゴン
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4400×1695×1545mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1925×1450×1290mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)185/60R15 84H(後)185/60R15 84H
エンジンタイプ:LEB型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター
排気量:1496cc
最高出力:110ps(81kW)/6000rpm
最大トルク:13.7kg・m(134N・m)/5000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:34.0km/リットル
車両重量:1190kg
価格:1,990,000円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2017年11月時点で参照したものとなります。
参考:
■ホンダ シャトル GX/GP系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード
「G」「ハイブリッド」「ハイブリッドX」「ハイブリッドZ」。
・主なオプション
LEDヘッドライト(インラインタイプ、ハイ/ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)、あんしんパッケージ(シティブレーキアクティブシステム+前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム)、Hondaスマートキーシステム&パワースイッチ、Hondaインターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器(ナビゲーション連動)、プラズマクラスター機能付フルオートエアコン、コンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス+熱線入りフロントウインドウ)、IRカット/UVカット機能付フロントウインドウガラス、IRカット/スーパーUVカットフロントドアガラス、15インチタイヤ&アルミホイールなど。
・カラーバリエーション
クリスタルブラック・パール、ゴールドブラウン・メタリック、ミッドナイトブルービーム・メタリック、ミスティックガーネット・パール、アラバスターシルバー・メタリック、ティンテッドシルバー・メタリック、ミラノレッド、ホワイトオーキッド・パール。
(発売時期・グレードにより異なります)
ホンダシャトルは、新しいライフスタイルを創造するクルマを目指し、快適で使いやすい広々とした室内空間、個性的で伸びやかなモダンなエクステリア、立体駐車場にも対応する取り回しに優れる5ナンバーサイズのコンパクトステーションワゴンとして2015年5月に誕生しました。
i-VTEC 1.5L 4気筒直噴エンジンと1.5Lアトキンソンサイクルエンジンと独自のハイブリッド機構「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-DCD」を組み合わせたハイブリッドモデルが用意され、デイリーユースの使い勝手の良さと優れた燃費性能を両立したモデルとして人気の高いモデルです。
ホンダの基幹モデルである「フィット」のバリエーションモデルとして、今後の進化が期待されています。