中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03

TRDがカローラをターボチューン GTを名乗るカローラセダン 150ps、20.0kgmの1.5Lターボ搭載のカローラアクシオGT

トヨタテクノクラフトが作り上げた正真正銘ワークスチューンのコンプリートカー

エクステリアは215/45R17のタイヤ&アルミホイール、サイドマッドガードが目立つ程度

エクステリアは215/45R17のタイヤ&アルミホイール、サイドマッドガードが目立つ程度

【本記事は2009年4月にベストカーに掲載された記事となります。】1月に開催された東京オートサロンでも注目の的だったカローラアクシオGT。TRDブランドで有名なトヨタのワークス、トヨタテクノクラフトが作り上げた正真正銘、ワークスチューンのコンプリートカーである。

復活!! カローラGT 違いのわかるスポーツセダン

狭いエンジンルームに効率よくターボキットを詰め込んでいる。後方排気なのでパイピングが複雑。150ps/6000rpm、20.0kgm/4800rpm

狭いエンジンルームに効率よくターボキットを詰め込んでいる。後方排気なのでパイピングが複雑。150ps/6000rpm、20.0kgm/4800rpm

■復活!! カローラGT 違いのわかるスポーツセダンテクノクラフトではあえて「GT」の名をカローラアクシオに冠した。カローラGTといえば、’70年代から’80年代にかけては、知る人ぞ知るスポーツセダンで、FRだったE70系時代にはTE71レビン/トレノの4ドアセダン版として、人と違ったスポーティカーを求める人に愛されたし、FFとなったE80系時代には名機4A-Gエンジンを搭載したまさに羊の皮をかぶった狼的存在として異彩を放った。なんたって、フツーのナリしたFFカローラが、実はハチロクレビン/トレノと同じエンジン搭載して、4A-G独特の高回転サウンドを響かせながら走り去っていくのだから痛快。隠れたスポーツセダンだったのだ。そんなカローラGTが9年ぶりに復活した。21世紀に生まれ変わったカローラGTは、カローラセダン史上初となるターボエンジンを搭載する。1NZ-FE型1.5Lエンジンに専用ターボチャージャーを組み合わせ、専用ECUでコントロール。最高出力150ps/6000rpm、最大トルク20.0kgm/4800rpmを発揮する。このエンジン、昨年デビューしたモデリスタ製ヴィッツターボにも搭載されるエンジンと基本は同じ。カローラGT用に細部のセッティングが変更されている。

扱いやすく、それでいて速い現代のターボチューン

専用ターボチャージャーを装着。過給圧は0.4kg/cm程度のロープレッシャー。エンジン本体はノーマルで、圧縮比も10.5のままなので、ロープレッシャーターボでバランスをとっている

専用ターボチャージャーを装着。過給圧は0.4kg/cm程度のロープレッシャー。エンジン本体はノーマルで、圧縮比も10.5のままなので、ロープレッシャーターボでバランスをとっている

■扱いやすく、それでいて速い現代のターボチューン1.5Lターボチューンというと、荒々しいドッカンターボをイメージされるかもしれないが、カローラGTは驚くほどマイルドなエンジン特性。こう書くと「な~んだ、面白くないのかぁ!?」と誤解されそうだが、そんなことはない。ものすごく面白いクルマに仕上がっている。ロープレッシャーターボでエンジン本体は圧縮比も含めてノーマルのまま、というのがポイントで、過給のかからない領域ではNA仕様とまったく同じドライバビリティ。2500回転あたりからターボが効き始めるとともにもりもりトルクが盛り上がる。が、トルクの山はあくまでもフラットで、トルクはエンジンの回転に応じてリニアに盛り上がっていく印象。荒々しいドッカンターボではないので刺激性は少ないが、ハッとメーターを見てびっくり。思いのほか速度は上昇している。急激なトルク変動がないのでマイルドな印象だが、実は相当力強い。最大トルク20.0kgmは2L NAなみ。さりげなく速い、という印象。5速MTのみというのも潔くていい。

キビキビとスポーティなフットワーク!!

サスペンションはTRDオリジナルのスポルティーボフルセットを装着する。ハンドリングはキビキビとスポーティ

サスペンションはTRDオリジナルのスポルティーボフルセットを装着する。ハンドリングはキビキビとスポーティ

■キビキビとスポーティなフットワーク!!足回りはTRDオリジナルのスポルティーボサスペンションフルセットが装着されており、「オオッ、これがカローラか!?」と思わせる、キビキビしたスポーティでファンなハンドリングが実現されている。215/45R17に拡大されたミシュランパイロットプレセダPP2をきちんと使い切れるパフォーマンスのサスペンションで、カローラアクシオを見事なスポーツセダンに変身させている。

ファミリーカーとしても使える

インテリアは驚くほどノーマル然としている。本革巻き3本スポークステアリングとTRDロゴ入りシフトノブがかろうじて違いをアピールする程度。これなら家族を乗せても大丈夫

インテリアは驚くほどノーマル然としている。本革巻き3本スポークステアリングとTRDロゴ入りシフトノブがかろうじて違いをアピールする程度。これなら家族を乗せても大丈夫

乗り心地は、うーん、ちょっと固いけど、けっしてゴツゴツしたものではないし、シートやインパネなどはノーマルのままなので、ファミリーカーとして使っても、奥さんやお子さんから文句は出まい。価格は249万5000円。1.5Gと比べると95万9000円のアップとなるけど、1.8ラグゼールとの価格差は54万円。違いのわかる昔の走り屋オヤジには、納得できるお値段ですよね!?

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ