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更新日:2020.04.21 / 掲載日:2018.01.15

スズキソリオの概要と歴史をまとめてみた

スズキソリオの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム

ソリオは、軽自動車初なみの取り回し性能、クラスを超えたゆとりの室内空間を備えたコンパクトハイトワゴンとして発売されました。
スズキの軽自動車カテゴリーの基幹モデル「ワゴンR」の流れをくみ、先代の「ワゴンRソリオ」から「ソリオ」へ車名変更され誕生しました。

もともとは背の高いハイトワゴンとして市場を切り開いた「ワゴンR」のボディを拡大し、1.3L直列4気筒エンジンを搭載することで、広い室内空間と使い勝手の良い優れたパッケージデザインはそのままに、ゆとりの走行性能を併せ持つ「ワゴンR」の上級モデルとして開発された5人乗り5ドアの小型車です。

立体的になったフロントグリル、ボディサイドにも膨らみを持たせ、安定感のあるフォルムと同時に横長の落ち着いたヘッドライトを採用し、上級モデルに相応しい高級感のあるボディデザインが特徴です。
あえて小型車(5ナンバー登録車)と軽乗用車の中間的なボディサイズを採用することで取り回し性能に優れ、日常の利便性・実用性の高さから人気の高いコンパクトハイトワゴンです。
その後、他メーカーでも同様のパッケージデザインを持つコンパクトハイトワゴンが発売されるなど、競合のセグメントと言えるでしょう。

2回のフルモデルチェンジを経て、定評のある最新の衝突の回避や衝突時の被害軽減をはかるステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめとする最新の安全装備、発進・加速時にエンジンをモーターでアシストするマイルドハイブリッドモデルやEV走行を実現したハイブリッドモデルなど幅広いラインナップが用意されています。
また、高い衝突安全性能が評価され、2016年度JNCAP予防安全性能アセスメントにおいて最高ランクの評価である「ASV++(ダブルプラス)」を獲得など輝かしい賞を受賞しています。

車名の「ソリオ:SOLIO」は、スペイン語の「玉座、王様」に由来し、コンパクトで上質な外観と、広くて使い勝手の良い室内空間を持つ今までになかったコンパクトハイトワゴン市場の先駆者として相応しいネーミングと言えるでしょう。
また、自然環境に優しい、自然を愛する方々へライフスタイルを提案する新しい世代のSUVとして、確固たるポジションを築いています。

派生モデルとして、内外装をより若々しくスタイリッシュに変更した「ソリオバンディット」がラインナップされています。

2011年より三菱自動車へデリカD-2 としてOEM供給しています。

初代 ソリオ MA04系(2004年~2011年)

初代 ソリオ MA04系(2004年~2011年)

グーネット編集チーム

初代ソリオは先代モデルにあたる「ワゴンRソリオ」のマイナーチェンジの際に「ソリオ」とモデル名が変更され誕生したモデルです。

軽ハイトワゴンとして市場を開拓した「ワゴンR」の流れをくみ、パッケージングの良さはそのままに、ボディサイズを拡大し、伸びやかで安定感のあるラウンドしたボディデザインを採用する5ナンバーサイズのコンパクトハイトワゴンです。
5ナンバーサイズのコンパクトハイトワゴンとしては、1999年に発売された「ワゴンR+(プラス)」からの系統となります。

「ワゴンR」の持つ、高さをいかした広く快適な室内空間、視界性に優れる高めのシートポジションとボディ四隅の車幅感覚が掴みやすいボックス型のボディデザインです。
取り回し性能の良さなど魅力的な特徴はそのままに、余裕のある静粛性に優れる可変バルブタイミング機構を備える1.3L 4気筒エンジン、4ATを搭載しゆとりのある走行性能を誇るモデルです。

ボディデザインは一見して「ワゴンR」からの系統とわかるものの、立体的で高級感のあるフロントマスクを採用し、トレッド幅を広げたボディ幅の拡大により、どっしりと安定感のあるフォルムが特徴です。

肌触りの良い上質な掛け心地のシートをはじめ、ヘッドクリアランスや足元の全方向に余裕のある2列シート5人乗りのパッケージングは、ロングスライド&リクライニング機構を備える5:5分割可倒式リヤシートを搭載しています。
細身ながら剛性感の高い14インチタイヤと相まって、利便性・実用性の高い開放感のある室内空間と快適な乗り心地を提供しています。
何よりも小型車(5ナンバー登録車)となったことで、乗車人員が5名となったことが大きなポイントと言えるでしょう。

2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。

ソリオ(SOLIO) 1.3E(2004年4月モデル)

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3545×1620×1665mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1770×1385×1300mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)165/60R14 75H(後)165/60R14 75H
エンジンタイプ:M13A型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1328cc
最高出力:88ps(65kW)/6000rpm
最大トルク:12.0kg・m(118N・m)/3400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:18.0km/リットル
車両重量:970kg
価格:1,039,500円
自動車税:年間34,500円 ※

※自動車税は2017年9月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/SOLIO/10020542/index.html

・主なグレード
「1.3E」、「1.3WELL」、「1.3WELL S」。
(特別モデルを除く)

・主なオプション
フロントアンダースポイラー、サイドアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラー、14インチアルミホイール(14×4.5J)、オートドアロックシステム、オートライトシステム、電動格納式リモコンドアミラー、AV一体型HDDナビゲーションシステムなど。

・カラーバリエーション
ブルーイッシュブラックパール3、マルーンブラウンパール、レイクブルーメタリック、シルキーシルバーメタリック、クールベージュメタリック、キプロスブルーメタリック、パールホワイトなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

スズキ ソリオ MA04系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUZUKI/car-SOLIO/model-1-10552022/index.html

2代目 ソリオ MA05系(2011年~2015年)

2代目 ソリオ MA05系(2011年~2015年)

グーネット編集チーム

2代目ソリオは、「乗って楽しく、使って便利、燃費も優れたコンパクトハイトワゴン」をコンセプトに開発され、軽自動車からのステップアップユーザーとコンパクトカーへのダウンサイジングを考えるユーザーを意識した上級コンパクトハイトワゴンとして2011年1月に発売されました。
先代から継承する使い勝手・取り回しの良さはそのままに、大幅に性能をブラッシュアップしたモデルとして、発売早々から高い人気を誇るモデルです。

半透明の奥行きのあるフロントグリルと品のある大型ヘッドランプ、アンダースポイラーを装着した大型バンパーと力強く張り出した安定感のあるフェンダーなど、上質ながら存在感のあるダイナミックなボディスタイルが特徴です。

【乗って楽しい】
先代モデルよりゆとりのある全高、新プラットフォームの採用と相まって、ウォークスルーが可能な広い室内空間を実現しました。
また、新開発のVVT(可変バルブタイミング機構)を採用したパワーバンドの広い1.2L 4気筒エンジンと、ハイ&ローの切り替えを持つ副変速機構付CVT、軽量ながら剛性の高いボディ、最適化された足回りなど、スタビリティの高い快適な乗り心地とストレスのない軽快な走りを提供しています。

【使い勝手の良さ】
先代モデルからの視界性に良いドライビングポジションやダッシュボードデザインなど、運転のしやすさは継承しています。
スライドドアクローザーを採用した大開口部を持つリヤ両側スライドドアの採用やダブルフォールディング機構を備える左右独立リヤシートスライドを採り入れることで、乗降性・利便性に優れる使い勝手の良さが自慢のパッケージデザインが特徴です。
さらにキーレスプッシュスタートシステムやオートライトシステムを設定するなど、快適で実用的な装備を備えています。

【優れた燃費性能】
燃費性能に優れるパワートレインや軽量ボディの採用をはじめ、新開発の低燃費タイヤの装着、エコドライブを視覚的にサポートするエコドアライブインジケーター、最新のアイドリングストップ機構の採用など、クラストップの燃費性能を実現しています。

【安全性能】
軽量衝撃吸収に優れるコンパチビリティボディ「TECT:テクト」や運転席・助手席SRSエアバッグをはじめ、SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグ、頭部衝撃軽減構造をインテリアとして採用しています。

上り坂での発進の安全性を高めるヒルホールドコントロール付ESP、衝突の回避や衝突時の被害軽減をはかるレーダーブレーキサポートII(前方衝突警報機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能、自動ブレーキ機能)、エマージェンシーストップシグナルなどの先進の安全装備を備えています。

2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。

ソリオ(SOLIO) X(2011年1月モデル)

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3710×1620×1765mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2100×1415×1345mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)165/65R14 79S(後)165/65R14 79S
エンジンタイプ:K12B型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1242cc
最高出力:91ps(67kW)/6000rpm
最大トルク:12.0kg・m(118N・m)/4800rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:20.0km/リットル
車両重量:1030kg
価格:1,509,900円
自動車税:年間34,500円 ※

※自動車税は2017年9月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/SOLIO/10067160/index.html

・主なグレード
「X」、「S」。
(特別モデルを除く)

・主なオプション
SRSカーテンエアバッグ、ESP(ヒルホールドコントロール付)、ディスチャージヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付)、フロントグリル、リヤアンダースポイラー、ルーフエンドスポイラー、15インチアルミホイール(15×4.5J)、コーナーセンサー(フロント/リヤ)、リモート格納ミラー&オートドアロックシステム、10.2インチ後席モニターセット(ルーフ取付タイプ)、ハイブレードHDDナビセット、セレクトビューバックアイカメラ、フロントサイドビューカメラなど。

・カラーバリエーション
ブルーイッシュブラックパール3、メロウブロンズパールメタリック、アーバンブラウンパールメタリック、クラッシーレッドパール、グレースブルーパールメタリック、パールホワイトなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

スズキ ソリオ MA05系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUZUKI/car-SOLIO/model-2-10552022/index.html

3代目 ソリオ MA06系(2015年~)

3代目 ソリオ MA06系(2015年~)

グーネット編集チーム

3代目ソリオは、歴代モデルからのキープコンセプトモデルながら、「取り回しやすさと広さ」、「燃費性能と走り」、「使い勝手と快適性」、「安全性能」を追求したコンパクトハイトワゴンとして、2015年8月に発売されました。

新開発のプラットフォームを採用し、コンパクトなボディサイズはそのままに、クラストップレベルの室内長と全方向にわたり余裕のある室内空間の実現、走行性能・衝突性能の向上をはかりました。

【エクステリア】
メッキを施した大型フロントグリルからサイドにかけて立体的な抑揚のあるスタイリッシュなボディデザインを採用し、個性的で上品な佇まいが特徴です。

【インテリア】
落ち着いたインテリアカラーと上品なシルバー加飾、掛け心地に優れる上質なファブリックシートなど、上質で居心地の良い室内空間を提供しています。
開口部を拡大したリモコン操作で自動解錠&オープンが可能なパワースライドドアやカーゴスペース側からスライド可能なリヤシートの採用など、低いステップ高と大容量カーゴスペースと相まって、乗降性・利便性に優れるパッケージデザインが特徴です。
また、後席の足元のスペースがさらに広がり、リクライニング幅を拡大しフレキシブルにアレンジできる5:5分割可倒式リヤシートなど居住性の高さが自慢です。

【パワートレイン】
優れた燃費性能と質感の高いスムーズで力強い走りを発揮する新開発1.2L直列4気筒デュアルジェットエンジン(DJE)をベースに、発進・加速時にモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドタイプとモーターのみのEV走行を可能にするハイブリッドモデルが設定されています。

最新のアイドリングストップ機構や信号待ちなどアイドリングストップ中でも冷たい風を送る「エコクール」の搭載など優れたエコドライブを実現しています。
ほかにも燃費を視覚的に確認できる「ステータスインフォメーションランプ」やバッテリーの残量・エネルギーの流れなどリアルタイムに表示する「マルチインフォメーションディスプレイ」の採用など、エコドライブを支援する装備が設定されています。

ハイブリッドモデルは伝達効率に優れ力強い走りが特徴の5AT、それ以外はスムーズな加速性能と優れた燃費性能を両立する副変速機構付CVTが搭載されます。

【安全性能】
運転席・助手席SRSエアバッグやSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグ、最新のコンパチビリティボディ「TECT:テクト」を搭載しています。
2つのカメラで対象物の距離と形をとらえる衝突回避・衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート(前方衝突警報機能、前方衝突警報ブレーキ機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能、自動ブレーキ機能)」、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能など先進の安全装備を備えています。

ハイブリッドモデルを除き2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定されています。

ソリオ(SOLIO) G(2015年8月モデル)

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3710×1625×1745mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2515×1420×1360mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)165/70R14 81S(後)165/70R14 81S
エンジンタイプ:K12C型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1242cc
最高出力:91ps(67kW)/6000rpm
最大トルク:12.0kg・m(118N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:24.8km/リットル
車両重量:930kg
価格:1,454,760円
自動車税:年間34,500円 ※

※自動車税は2017年9月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/SOLIO/10099200/index.html

・主なグレード
「G」、「ハイブリッドMX」、「ハイブリッドMX デュアルカメラブレーキサポート装着車」、「ハイブリッドMZ」、「ハイブリッドMZ デュアルカメラブレーキサポート装着車」など。

・主なオプション
デュアルカメラブレーキシステム{(前方衝突警報機能、前方衝突警報ブレーキ機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能、自動ブレーキ機能)}、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、全方位モニター用カメラ(フロント/サイド/バックカメラ)、クルーズコントロールシステム、ステアリングオーディオスイッチ、15インチアルミホイール(15×5.0J)、コーナーセンサー(フロント/リヤ)、リモート格納ミラー&オートドアロックシステム、ワイヤレスエンジンスターター、10.2インチ後席モニターセット(ルーフ取付タイプ)、ハイグレードメモリー8インチナビセットなど。

・カラーバリエーション
スーパーブラックパール、クラッシーブラウンメタリック、クリアライムメタリック、クォーツピンクメタリック、スターシルバーメタリック、ファーベントレッド、ブーストブルーパールメタリック、ピュアホワイトパールなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

スズキ ソリオ MA06系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUZUKI/car-SOLIO/model-3-10552022/index.html

スズキ ソリオの中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUZUKI/car-SOLIO/

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