1000馬力越えのトヨタ86をフォーミュラ・ドリフト王者が、流しっぱなしの美技！

　トヨタ 86が派手にタイヤスモークを巻き上げています。

　スタートしました！　ただならぬ加速感です。ノーマルやライトチューンされた車両ではないことがすぐにわかります。

　ドリフト状態のままものすごい勢いで峠道を進んでいきます。それもそのはず、この86の出力はなんと1000馬力オーバーということです。

　激しい走行によるタイヤスモークが車内に充満しています。

　直線もコーナーも滑らかなドリフト状態で走り続けるという超絶の走りを披露するのは、フレドリック・アースボ選手。2015年にフォーミュラドリフトのチャンピオンに輝いた逸材です。納得です。

　まさに自由自在のコントロールです。ドリフト状態が途絶えません！

　今度は急勾配を登っていきます。それにしてもものすごいパワーです。とても坂道を走っているようには見えません。一見ふつうの道路に見えますが、このコースはイギリスにある「ミルブルック・プルービング・グラウンド」 というテストコースです。

　由緒正しいテストコースだけあって、さまざまなコーナーが用意されています。空からの映像でもアースボ選手の技術の高さが伝わります。

　終始安定した姿勢で、お手本のようなドリフトパフォーマンスを連発します。さすがはドリフトチャンピオンです。