【日産】まんべんなく暖かさを提供するクイックコンフォートシートヒーターとは

クイックコンフォートシートヒーターは、人間が暖かいと感じる身体の構造に着目し、
九州大学芸術工学部との共同研究結果に基づいて、シートを開発しました。

従来のシートヒーターは、シート全体を同一の温度で暖めていましたが、
これだと、シート全体が温まるまで時間がかかり、座った人が暖かさを実感するには至りません。

そこで、シートヒーターの発熱密度と温度の制御を最適化しました。
身体の部位で暖かさを敏感に感じる部分を時間軸で調整して、熱量をコントロールする仕組みです。

効率的な熱配分のシステムで、暖かさを実感する時間の短縮化に成功しました。

クイックコンフォートシートヒーターは、暖める個所と時間を自動制御しました。

ヒーターの作動初期は「大腿部と臀部」を高温にします。
温度が安定してからは「腰と大腿部」を高温にします。
これにより、乗員が暖かく心地の良い空間と感じる時間を短縮させました。

クイックコンフォートシートヒーターを作動させれば、接触部位が温まり、血行が促進されます。
これにより、運転中や乗車中の疲労を最小限に抑え、リラックス効果も期待できます。



クイックコンフォートシートヒーターは、
日産の「Health&Wellbeing」のコンセプトに基づいて開発されました。
人を科学することでクルマの乗員にとって、さらに快適なキャビンを実現させるための施策です。

快適なキャビン空間の実現するための技術開発は、乗員の快適性の向上はもちろんのこと、
ストレス低減による安全走行・安全運転にもつながる重要な試みの一つと言えます。

今後とも、日産の更なる快適なキャビンづくりを目指した研究開発に注目です。