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更新日:2018.08.28 / 掲載日:2017.08.01
ロールス・ロイス、8代目となる新型「ファントム」を発表

公開された8代目となる新型「ファントム」
英ロールス・ロイス・モーター・カーズは、新型「ファントム」のワールドプレミアを行った。日本では2017年末に発表予定としている。新型ファントムは、「世界で最も静粛なクルマ」の創造を目指したモデル。搭載される6.75リッターV型12気筒ツインターボエンジンは、2つのターボチャージャーを採用することで、極めて低いエンジン回転数で最大トルク900Nmを発生するとともに、最高出力420kW(563PS)を発生する。

新型ファントムは、「世界で最も静粛なクルマ」の創造を目指したモデル

100km/hでの騒音レベルを先代モデルより約10%低下させている
ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者であるテン・ミュラー・エトヴェシュ氏は、今回のワールドプレミアに際して、次のようなコメントを寄せた。「1925年のデビュー以来、ロールス・ロイス ファントムは、世界で最も影響力があり、最もパワフルな男性や女性に選ばれ、歴史の最も決定的な瞬間に常に立ち会ってきました。ロールス・ロイスの物語の次章には、ニュー ファントムの目指すグローバル・ラグジュアリー・インダストリーへの道が示されています。それは美と力の創造であり、富や人間の成し遂げた偉業を示す象徴的なシンボルです。それは当社のお客様ひとりひとりのご希望をしっかりと受け止めたアイコンであり芸術作品なのです」とのこと。

搭載される6.75リッターV型12気筒ツインターボエンジンは、2つのターボチャージャーを採用
また、車両全体に130kg以上の遮音材、さらに優れた遮音性を実現するためホワイト・ボディに鋳造アルミ製ジョイントや高性能の吸音素材を採用して100km/hでの騒音レベルを先代モデルより約10%低下させている。1925年に登場したファントムは、今回で8代目。フルモデルチェンジは14年ぶりとなる。英王室のエリザベス女王が公用車で使用しているほか、ビートルズの元メンバーである故ジョン・レノンが所有していたことでも有名である。ちなみに、2016年の日本での販売台数は223台で、過去最高の売上だった。日本での販売価格は、今のところ未定。