車のエンタメ
更新日:2018.11.20 / 掲載日:2017.07.14
ミウラにカウンタック!? 徹底的に手作業なランボルギーニのレストア職人

普通のクルマと「凄いクルマ」の違いのひとつは、古くなっても価値があるかどうか。フェラーリ、ロールスロイス、そしてポルシェなどは古い車両の多くが走り続けていて、たとえばポルシェ911はメーカーの発表によるとこれまで54年間で生産された車両のうち約70%が現在も公道を走っているそうです。
そして、ランボルギーニもそうです。カウンタックをはじめミウラにジャルパと多くの車両は古くなってもスクラップにされることなくその姿を保っているのです。
しかし、製造されてから長い年月が立つと、そのコンディションを維持するのは大変なことです。そこでランボルギーニは「ポロストリコ・ランボルギーニ」というレストア施設を持ち、名車を完璧な状態に保つお手伝いをしているというのです。

外観は再塗装してしっかりと磨き込まれ、オーバーホールしたメカニズムや新しい素材で仕上げられたインテリアにより、新車同様の歴史的モデルが“再生産”されるのです。
ポロストリコ・ランボルギーニでは、必要に応じてパーツを生産。公道を走れるように型式証明書の発行もおこなわれます。名車を後世に残すための重要な任務を請け負っているというわけですね。
ちなみに日本では、ホンダが初代NSXに向けて同様のサービスをおこなっています。改めて、その大変さがわかります。