車のエンタメ
更新日:2018.11.29 / 掲載日:2017.05.30
新型ゴルフも登場! VWが家族で楽しめる体験型イベントを開催

文●ユニット・コンパス 写真●川崎泰輝
「反転攻勢」の鍵は体験にアリ。
新型モデルを続々と発表しているフォルクスワーゲンが、5月27日(土)・28日(日)の二日間に渡り、東京の人気スポットとして賑わうお台場で、体験型イベント「フォルクスワーゲン Day 2017」を実施した。
昨年から全国各地で「Try!Try!Try! フォルクスワーゲン」という試乗イベントを実施している同ブランドだけに、お台場でのイベントでも、最新モデルや新技術、そして普段なかなか触れることのない“プロの妙技”を体験できる2日間となった。
気持ちよく晴れ渡った週末のお台場に、たっぷりとしたスペースを使って行われたイベントでは、多数のゲストが登場するメインステージを中心に、オールラインアップ展示や歴代ゴルフが勢ぞろい。さらに会場にはキャンピング仕様など様々なアクセサリーを装着したモデルも並び、クルマを購入した後の遊び方もイメージさせる工夫がなされていた。
また、ファミリーカーとしても愛されているブランドらしく、家族みんなが楽しめる工夫も凝らされているのが印象的。例えば、オリジナルユニフォームを着てメカニックの仕事を体験できる「キッズマイスター」やザ・ビートルの車体に直接ペインティングできてしまうスペースも。また、歩き疲れたひとたちのために、チェアやハンモックが用意されていたり、「ワーゲン バス」ことタイプ2のケータリングも登場。ここではフォルクスワーゲン・ドイツ本社で年間300万食以上が提供されているというドイツ流ファストフードも販売されるなど、まるで郊外で行われるフェスのような自由でリラックスできる雰囲気が漂っていた。

そして、イベントのメインとなった体験型コンテンツ。全長2kmを超える特設コースを走行できる「オールラインアップ・テストドライブ」は、ドライバーだけでなく家族みんなも乗れるとあって1日中大賑わい。駐車場内にパイロンでコースが作られているのだが、小まわりを確認できるようなタイトコーナーからリズミカルなカーブの連続で、サスペンションのポテンシャルや、ボディのしっかり感を実感できるようなルート、そして加速やブレーキのよさを実感できる長めのストレートまで盛りだくさんの内容。助手席にはインストラクターも同乗するため、新モデルの説明を受けながらすぐにそれを実感できるプログラムになっていた。
そして、広い会場スペースの奥に区切られたスペースまで到着すると、例年超人気というスポーツ走行体験プログラム「パワースライド体験」および「スライドチェイサー」が実施されていた。
気になる内容は、まずは「パワースライド体験」がその名のとおり特別チューニングされたゴルフRによるパワースライド走行を楽しめるというもの。究極のパフォーマンスを目指すゴルフRの運動性能と、それを引き出すプロドライバーのテクニックを間近で見られるとあって、長蛇の列ができていた。そして「スライドチェイサー」は、パワースライド走行するゴルフRをこれまたプロドライバーが運転する車両で追いかけるというもの。じつはこちらも前車に劣らずアグレシッブな走りが楽しめるプログラムで、体験をした人たちは一様に興奮しつつも笑顔を見せていた。
ほかにも、最新のカーインフォテインメントやVR技術を使ったナイトクルージングなどなど、様々な体験を提供した「フォルクスワーゲン Day 2017」。本イベントは終了してしまったが、全国試乗キャラバンの「Try!Try!Try! フォルクスワーゲン」の実施も発表され、今後もこのようなカスタマーイベントに力を入れていくとアナウンスしているフォルクスワーゲン。今後もその活動に注目が集まる。
フォルクスワーゲン グループ ジャパン代表取締役ティル シェア氏