車のエンタメ
更新日:2016.11.01 / 掲載日:2016.11.01
“あなたはそのメニューが読めますか?” ドライブスルーで識字率向上の重要性をPR
アメリカはドライブスルー大国。ハンバーガーやタコスなどのファストフード、スタバをはじめとするコーヒーショップ、薬局やATM、「ドライブスルーウェディング」なんてものまであるというから驚きますよね。
日常的にドライブスルーを利用する人が多いアメリカで、バーガーキングがある試みを実施しました。ドライブスルーのメニューの文字を、英語ではない文字の羅列に変えたんです。
外観は、どこにでもあるふつうのバーガーキング。ところがメニューは見慣れない表示に……。
「わたしはバーガーがほしいだけなのよ」と不機嫌になったり、なんとか読もうとしてみたり……。お客さんの反応はさまざまですが、読めないメニューに困惑してない人はひとりもいません。
ドライブスルー担当のスタッフは、なにごともなかったかのように対応。「読めませんか? それではそのまま前に進んでください」と促します。
カウンターにやってくると、やはり「読めなかったわよ」、「あなたは読めるの?」とメニューの文字のことを話しはじめます。
そのときスタッフが「世界の5人にひとりが文字を読めないことをご存じでしたか? 彼らは常にメニューになにが書かれているのか理解することができません」と話しはじめ、“国際識字月間”のPRだったことを明かします。
文字が読める人にとって、読めない世界はなかなか想像できないもの。「読めない」ことを体験した人たちは、識字の重要性を実感したのではないでしょうか。