車のエンタメ
更新日:2018.11.11 / 掲載日:2016.10.06
世界最大のジオラマではミニチュアのクルマも大活躍!
ドイツ北部最大の都市、ハンブルクにある「ミニチュア・ワンダーランド」。
世界最大の鉄道模型レイアウトを持つ屋内型ジオラマパークなんですが、なんとクルマも大活躍しているです。
1800平方メートルを越える広大なジオラマは、87分の1のスケールで統一されており、スイス、オーストリア、ハンブルク、北欧、アメリカ、最新セクションのイタリアなど9つのエリアにわかれて展示されています(フランスは建設中)。実際の風景を忠実に再現しているのではなく、建物などは細かく表現しながらもファンタジーの世界として構築されているのが特徴です。
老若男女を問わず人気を集めていて、年間来場者数は120万人を超えるのだとか。精巧なミニチュアの世界を夢中で眺める人もいれば、撮影に没頭する人も。
総延長15km以上にもなる線路を走る1000両以上の機関車と1万5000両近い貨車、5年以上の歳月をかけて2011年に完成した空港、大型客船など見どころが満載です。
鉄道ファン、航空機ファンにくらべると自動車ファンにはおもしろみがないのでは? いえいえ、そんなことはありません。
地域性のちがいがわかるトラックも見所です。こちらはスカンジナビア。
そしてこちらはアメリカ。
古い街並みを走るバスとか。
火災現場に急行する救急車も!
スピード違反の取り締まり風景なんていう、ドライバーにとって憂鬱でしかないシーンも再現されています。
空港エリアには、トラックやバスなどのほか空港でしか見かけないクルマもたくさん。これはトーイングカーです。
細部をよーく見ていくと、おもしろいシーンや美しいシチュエーションも随所に隠されています。
これは事件現場。
未確認飛行物体まで。
馬を持ち上げる怪力少女!
ネオンの美しいラスベガス。
モンスタートラックのレース。
パーキングゲートで事故に遭ったメルセデス・ベンツ。
広大な展示エリアを行き交う模型は、すべてコンピューターで管理されています。ジオラマといえど、超ハイテク!
ジオラマの世界には時間の流れもあって、朝、昼、夜と風景も変わるんです。隅々までじっくり見てまわりたいですよね。
2016年1月には、ミニチュア・ワンダーランドのGoogleストリートビューもオープンしました。日本にいながらミニチュア・ワンダーランドをじっくり探検したい方は必見ですよ!