自動車にかかる税金
更新日:2019.07.04 / 掲載日:2016.09.16
車の減税が受けられる条件にはどんな種類がある?
goo-net編集チーム
近年、環境を考慮した設計や技術が施されているエコカーが注目され、たくさんの車種が販売されています。そして、近年エコカーの普及に併せて注目されているのが車の減税についてです。
減税が受けられる条件や車種によっての違い、減税の種類や対象の条件、金額などについてご紹介します。
車の減税について
車の減税制度の中では、エコカー減税やグリーン税制が注目されています。それらの制度では、環境性能に優れている、電気自動車やプラグインハイブリッド車、クリーンディーゼル車などを対象とし、一定の燃費基準を満たした車に対して減免されるようになっています。
簡単に分類すると、自動車取得税と自動車重量税に対して減税しているのがエコカー減税、自動車税・軽自動車税を減税しているのがグリーン税制となっています。
車種によっての違いについて
車種やグレードによって、エコカー減税やグリーン税制による減税率が異なります。
例えば、同じトヨタ製のエコカーでも、ランドクルーザープラドは取得税と重量税は100%減税、自動車税は概ね75%減税となっていますが、パッソは取得税が20~25%、重量税が25%減税、自動車税は概ね50%減税となっており、車種の等の違いによって減税率も違いがあります。
また、同じ車種でも減税区分によって減免額が上下する事もあるので、購入の際は販売店で適用される区分を確認しておきましょう。
減税の条件や種類について
下記の条件であれば、エコカー減税の場合は、非課税または免税となり、グリーン税制の場合は、概ね75%減税となります。
・電気自動車
・燃料電池自動車
・天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減)
・プラグインハイブリッド自動車
・クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制適合の乗用車)
上記の条件以外の車(ハイブリッド車を含むガソリン車)の場合は、以下の通りです。
・エコカー減税の条件としては、排ガス性能が、平成17年排ガス規制75%低減(☆☆☆☆)かつ、決められた年度の燃費基準+5%超過以上を満たしている車種
・グリーン税制の条件としては、排ガス性能が、平成17年排ガス規制75%低減(☆☆☆☆)かつ、決められた年度の燃費基準+10%達成を満たしている車種
この他にも、適用期間や適用内容などの条件もありますので、必ず、各自動車メーカーや国土交通省の情報を確認するようにしましょう。
車には様々な税金が発生するので、エコカー減税やグリーン税制などを利用するとより車が購入しやすいメリットがあります。しかし、減税制度の詳細が変更されることなどがあるので、車を購入する際には改めて制度の詳細を確認し利用するようにしましょう。