自動車にかかる税金
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2016.05.31
車が当選した場合の確定申告の方法とは
goo-net編集チーム
高額な賞品などが当選する懸賞の中には、車が当選するものもあります。
では、車が当選した場合、所得税はいくらかかるのでしょうか。
また、確定申告の必要はあるのでしょうか。
車が当選した場合、確定申告は必要なのか
車などの高額な当選賞品は、一時所得という扱いになります。
一時所得とは、一時的な収入による所得で、労働の対価や資産譲渡以外のものです。
一時所得は課税の対象となり、確定申告をする必要がありますが、
懸賞等による高額賞品には50万円の特別控除が認められています。
車などの豪華賞品が当たった際の税金は、賞品を貰った日の処分見込価格で計算することになり、
その一時所得の金額の2分の1が課税対象となります。
一時所得金額は以下の計算式で出します。
「総収入額 - 収入を得るために支出した金額(必要経費) - 特別控除(50万)」
収入を得るために支出した金額については、車を得る際に生じた経費、
つまり懸賞などに応募した際のはがきや切手などがそれに該当します。
一時所得以外の収入がなければ確定申告をする必要はありませんが、
仕事の給与や不動産の家賃収入など、一定以上の収入がある場合は確定申告をする必要があります。
確定申告をする必要がある場合
確定申告は前年の収入について、毎年2月16日から3月15日までに行う必要があります。
確定申告に必要な持ち物は、印鑑、通帳、賞品などの支払調書、
経費が発生する場合には領収書などの必要書類などをそろえて、
申告書を作成して提出し、納税・還付を受けます。
もし、確定申告を期限内までに行わなかった場合は、無申告課税や延滞税がかかりますし、
故意に申告を行わなかった場合は脱税という形になるため、
ほ脱犯として罰則を科せられますので注意しましょう。
車などの高額賞品が当選した場合は確定申告の必要の有無を調べ、
確定申告をする必要があるなら忘れずに申告しましょう。
以上が、車が当選した際の所得税の計算方法と確定申告の方法です。
自分で計算するのに不安がある人や確定申告をする必要があるのか分からない場合は、
悩まずに税理士などに相談することをおすすめします。