車のエンタメ
更新日:2018.11.11 / 掲載日:2016.05.10
メルセデスが推定19億円のボートを発表
メルセデス・ベンツが、なんとも近未来的なデザインのモーターボート「Arrow460 Granturismo」を発表した。全長46フィート6インチ(14.17m)の船体は船首こそ細くなっているもののキャビンの形状はまるでクルマ。「Sクラス」を彷彿させる気品が漂っている。
キャビンのデザインも、メルセデス・ベンツらしい硬質さと上質さが特徴。ベッドとテーブルは格納式で、エアコンや高性能なオーディオ、バスルーム、ワインセラーなども備えている。さらにユニークなのは、メルセデス・ベンツの先進技術「マジック・スカイコントロール」が採用されている点だ。スイッチひとつで電気的にガラスの透明度を変えられる技術で、日蔭のない海上では陸上以上に重宝しそう。
Arrow460 Granturismoの建造は、イギリスを拠点とするボートメーカー「シルバー・アロー・マリーン」と共同で2012年に発足。4年の歳月をかけて、ついにワールドプレミア公開された。シルバー・アロー・マリーンのサイトでは、製作の様子をまとめた動画も見ることができる。
搭載するエンジンはヤンマー製で、最高出力は約973ps、最高速度は38ノット(約70km/h)。定員は10名。価格は正式には発表されていないけど、1700万ドル(約19億円)という話もあるらしい。こんなボートを買う人がいるなんて、世界にはとてつもない大金持ちがいるんだなぁ。