車種別・最新情報
更新日:2026.04.29 / 掲載日:2026.04.29
こだわりの“技アリ!”SUV・デリカD:5
ここに技あり! こだわりのSUV選び
今や愛車選びの大本命で車種も豊富なSUV。今回は多彩なSUVの中から個性派を選抜。“ならでは”の魅力を掘り下げてみた。
●文:渡辺陽一郎
※本記事の内容は月刊自家用車2026年5月号制作時点(2025年3月中旬)のものです。
MITSUBISHI デリカD:5
●価格:451万〜494万4500円 【2.2ℓディーゼルターボ・4WD】


ミニバンの使い勝手にSUVの長所をプラス
三菱の3列シートミニバン、デリカD:5は’07年の発売だから約19年が経過する。それでも販売は堅調で、三菱の小型/普通車(軽自動車を除く)では最多販売車種になる。販売が好調な背景には複数の理由がある。まずはミニバンスタイルのSUVと呼びたくなる外観と悪路走破力だ。フロントマスクはダイナミックシールドと呼ばれる三菱車を表現した野性的なデザインで、最低地上高は185㎜を確保したから、悪路のデコボコや駐車場に入る時の大きな段差も乗り越えやすい。駆動方式は4WDのみだ。’26年のマイナーチェンジでは、4WDが車両運動統合制御のS‐AWCに進化して、ノーマル/エコ/グラベル(未舗装路)/スノーという4つの走行モードも採用した。
エンジンはミニバンでは唯一、今やSUVでも少数派のクリーンディーゼルターボのみを搭載する。直列4気筒2.2ℓだが、3.5ℓガソリンエンジンに相当する駆動力を実用域の2000回転で発生させる。高速道路を長時間にわたって巡航する使い方に最適で、ゆっくり進む必要があるような悪路でも運転しやすい。S‐AWCとの親和性も優れている。しかもWLTCモード燃費は、4WDを搭載して12.9㎞/ℓだ。軽油の価格はレギュラーガソリンに比べて1ℓ当たり約12円安いから、燃料代は1.5ℓガソリンエンジンを搭載するホンダフリードの4WDと同等に収まる。
デリカD:5はミニバン的な実用性も高い。全長が4800㎜以下の車種では車内の広さが最上級。身長170㎝の大人6名が乗車して、2列目に座る乗員のヒザ先空間を握りコブシ2つ分に調節すると、3列目に座った乗員のヒザ先には握りコブシ3つ分の余裕ができる。日産・セレナの2つ半、ホンダ・ステップワゴンの2つ分、トヨタ・ノア/ヴォクシーの1つ半を上まわり快適だ。3列目の座面の奥行寸法も470㎜を確保しているから、ステップワゴンの415㎜、ノア&ヴォクシーの430㎜を上回る。十分な最低地上高を確保したから床も高く、乗員の見晴らし感覚が良いこともデリカD:5の特徴だ。
このようにデリカD:5は、ミニバンスタイルのSUVという他車とは異なる魅力を中心に置きながら、多人数で快適に移動したり、大量の荷物を積むミニバンの機能も高めた。その結果、息の長い人気車になった。グレードはG‐パワーパッケージを選び、後方の並走車両を検知する安全装備などのセットオプション(5万5000円)を加えると買い得だ。
ココが“技アリ!”→唯一無二のSUVキャラクター

たくさん乗れてたくさん積めるワンボックスで家族や仲間と目一杯遊びたい。そんな時にあと一歩先まで踏み込める。歴代デリカが築き上げてきたそんな魅力をD:5は継承し発展させている。大径ホイールが目を引くたくましい外観は伊達ではない。頑丈な環状構造を採用し、大トルクのディーゼルを搭載。対地障害角や4WD性能にも抜かりはない。