中古車購入
更新日:2018.11.25 / 掲載日:2016.03.11
堅実派の最善策

多くの人のライフスタイルに変化が訪れる春。新生活への期待と不安が入り交じるなか、ベストなクルマと巡り合って気持ちのいいスタートを切りたいものだ。
中古車に関するさまざまな情報をキャッチして、納得のいく1台を手に入れよう。
情報を集めて不安を解消しベストな1台を手に入れよう
「出会いあれば別れあり」とはこの時期よく耳にするフレーズだが、人間関係に限らず春先の中古車市場においてもまさに同じことがいえる。下取りや売却など、さまざまな事情で愛車に別れを告げる人がいれば、春からの新生活をともに過ごしていく愛車と出会う人もいて、悲喜こもごもの季節なのである。
3月は決算期ということもあり、各自動車メーカーが新車の登録に力を入れるのはもちろん、中古車を扱うお店も仕入れや販売を強化して売り上げを伸ばす努力をしている。こうした慣習と、新生活を迎えるにあたり中古車を買い求める買い手側のタイミングが相まって、3月の中古車相場は通常期と比べてみても変動が大きい。その状況下ではじめて中古車を購入するユーザーにとっては、どのようにクルマを選べばいいのか不安に思うことも多いはずだ。
後悔しない中古車選びをするためには、あらゆる情報をチェックすることが肝要となる。クルマを買うお店選びから始まり、予算、クルマの状態、保証など、すべての不安や疑問を払拭したうえで、納得のいく物件を購入するのがベストである。急がば回れ的に手堅く情報を集め、中古車を吟味することが重要なのだ。
だが、すべてを自分で調べて理解し、購入までこぎ着けるのは現実として難しい。まずは、GooやGoo-netを活用して、この時期の中古車購入ポイントを堅実に探るところから始めてみてはいかがだろう。
ホットな時期を攻略するツボ
どこに愛車を売るのがいちばんお得なの?

販売だけでなく買取を行う店舗も増えてきた。売却する場合もクルマの価値や買取相場を把握しておきたい。
新たなクルマを手にするために、現所有車を手放さなければならない人もいるだろう。かつては販売店で下取りしてもらうというのが一般的だったが、近頃は買取専門店のサービスが充実しているのでこれらを活用する手もある。
お店はどうやって選んだらいいの?

お店の大小にかかわらず、展示車両がキレイとか情報がわかりやすく表示されている店舗なら安心感がある。
販売店選びは、最良の1台に出会う確率を上げる大きな要素のひとつ。インターネットの口コミなどは判断基準になるが、気になるお店には足を運んでみよう。スタッフの対応、展示されているクルマの状態を見れば概ね判断できる。
予算内でどんなクルマが買える?

年式、走行距離といった要件のみならず、ジャンル内での人気、装備内容といった相場を左右する要素を考えよう。
予算は車両本体の価格に諸費用などをプラスした金額で検討しておきたい。諸費用は車両本体価格に加えて15万~25万円程度かかるので、たとえば予算が150万円の場合に狙えるのは車両価格が120万円~130万円までの物件となる。
ほしいクルマをなるべく安く買うには?

市場にはさまざまなクルマが流通している。膨大な数のなかから1台を選ぶには条件を整理する必要がある。
まずは、ほしいクルマの条件を整理しよう。使用目的によって必要な機能や装備はまるで異なるし、ニーズに合っていないクルマを選ぶと長く付き合えない。また、予算を考えるときもそれに見合った価値があるかを見極めるべきだ。
お得に買うならまずは情報を仕入れよう!中古車購入テクニック
4月から始まる新生活のスタートを前に、中古車の購入を検討している人は多い。
探し求めていた1台に出会い、それを納得して買うためにはどうすればいいのか?
この時期の相場感やクルマを購入するまでのポイントを、中古車販売店に聞いた。
より多くの物件から選ぶならベストといえるのがこの季節

圷大輔さん
新生活へ向けた準備が始まる3月から4月にかけては、中古車の流通が盛んになる時期だ。ということは、中古車を求める人が増えて相場が劇的に上がるのではないかと懸念する人も少なくないだろう。たしかに、例年12月から4月上旬頃までは中古車市場の相場が上がる傾向にある。今までクルマを所有していなかった人が新たにクルマを購入するケースだけでなく、この時期に車検を迎えるクルマが多いこともあって、買い換えの需要も増加するからだ。しかし、買い換えの場合は現所有車を下取りに出したり買取店に売却する場合が多いので、中古車の流通台数も多くなる。つまり、買う側にとっては、選択肢が広がるというわけだ。
カーセブンMEGA三郷店の圷さんに話を聞いたところ、「ジャンルでいえば、4月からの進学や就職、転勤などに合わせて、とくにミニバンやコンパクトカーの需要が高まっています。秋頃に比べると相場が5万円程度上がる車種もありますが、だからといって購入を躊躇するお客様は少ないですね。予算がクルマを選ぶうえでの懸念材料になるのは確かですが、どちらかというと“条件的に納得できるクルマを買いたい”と考えるお客様が多いようです。こうした観点では、タマ数が増えるこの時期は見逃せません」とのこと。
一方、「新車の売れ行きが好調な軽自動車やSUVの相場は横ばいで、とくに軽自動車はもともとの車両価格が高くないということもあって、相場の変動は少ない」という。
いくら中古であるとはいえ、数十万円から数百万円のまとまったお金を払ってクルマを購入するからには、なるべく理想に近い1台を手に入れたいと考えるものだろう。そのうえで、さまざまな物件を比較したり検討できるこの時期こそ、中古車の購入にはベストな時期だといえる。
CHECK POINT!

シート側面のヤレ、座面の汚れ、インパネまわりの小さなキズなどがおもなチェックポイントとなる。
長い時間を過ごす室内は実車で入念にチェック!
内装の汚れやニオイなどは人によって許容範囲が異なるので、気になる点がないかを実車でしっかりと確認しておきたい。とくにファミリーカーとして使われていたミニバンや軽自動車は、シートの汚れ・ヤレなどが目立つケースもあるので入念にチェックが必要だ。どうしても気になる場合は、納車までにクリーニングを依頼できる場合もあるので相談しよう。
人気車種の相場動向チェック
トヨタ ヴォクシー(先代型)
ミニバン
ホンダ フィット(先代型)
コンパクト
どんな用途でも使いやすい新生活にピッタリの一台
軽快な走りと低燃費を実現し、通勤・通学のアシとして重宝されている。新車市場で人気のモデルとあってタマ数が多い。相場は安定しているので、多くの物件のなかから選択が可能だ。
ダイハツ タント(先代型)
軽自動車
アシとしての能力が高く経済性のよさはピカイチ
高さのあるルーフや後席スライドドアを備え、ファミリーユースにもうってつけだ。取り回しがしやすく、荷室には広々とした空間が確保されているので、日常生活での使い勝手も抜群。
トヨタ ハリアー(先代型)
SUV
街なかでもオフロードでも抜群の存在感をアピール
プレミアムSUVの先駆け的存在として根強い支持を集める。現行型の中古車流通台数も徐々に増えてきているが、値落ちが少ない傾向にある。低予算で手に入れるなら先代型が狙い目。
CHECK POINT!

内外装とあわせてエンジンルームも要確認
エンジンルームをチェックするときは全体的な汚れやサビの程度を見ておこう。「綺麗だから良い」とは一概にいえず、低年式の物件でエンジンルームがピカピカになっている場合は水洗いでプラグなどが浸水している可能性もあるので注意が必要だ。もし可能であれば、オイルの状態も確認しておくと前オーナーの手入れが行き届いていたか否かを見極められる。
実車を見て不安をなくそう中古車選びはお店選びから
同じクルマが2台として存在しない中古車だからこそ、納得のいくクルマを見つけるまでに時間がかかる。さらに予算のことも考えると、悩みは増えるばかりだ。求めているクルマを納得のいく形で購入するためには、一体どうすればいいのだろうか。
「ただ価格が安いだけでは、お得とは言えません。求めている条件に対して、どれだけコストパフォーマンスの高いクルマを見つけられるかがポイントです。いまどきは、Goo-netをはじめ、インターネットを利用して中古車の情報を気軽にチェックすることができるようになりましたが、手堅くクルマ選びをするならやはり、直接お店へ足を運んでスタッフと話をすることが大切ですね」と圷さんはアドバイスする。
中古車を購入するにあたり、注意すべきことのひとつに「お店選び」がある。クルマを見に行った際に真摯な対応をしてくれたか否かだけで判断するのではなく、購入後のメンテナンスなどを通して長く付き合っていけるかを見極めたいところだ。
中古車は新車ではない以上、完璧な状態の物件を求めるのは難しい。しかし、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、お店のスタッフと話をすることが肝要となる。クルマそのものの話題に限らず、不安に思うことや疑問があれば都度確認するといい。とくに、車両購入時の手数料は販売店によって自由に決められているケースが多いので、あらかじめ確認しておけばトラブルも防げる。
納得のいくクルマと出会うためには、まず信頼できるお店を選ぶところから始めるのが吉である。

カーセブンMEGA三郷店
広大な敷地をもち、常に300台以上もの展示車がある。人気の軽自動車やミニバンをはじめ、幅広いジャンルのクルマが豊富に揃う。
埼玉県三郷市上彦名507-1
TEL:0120-57-1031
営業時間:9:30~19:30/年中無休
※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net2月調べ

最良の1台を選ぶためのノウハウを考えよう!愛車選びの疑問
あなたにもっとも適した1台を選ぶために、中古車を購入するうえでの疑問は解消しておきたい。車種の選択や現所有車を手放す方法など新しい愛車を手にするためにやることは山ほどあるので、それらのノウハウを理解しておこう。

ジャンルや車種が多くてどれがベストか迷ってしまう
クルマによって異なる特徴をしっかりと把握しておこう
中古車市場には膨大な数のクルマが流通している。そのなかからベストな1台を選ぶには、クルマの特徴を理解し、それらが用途に合っているかを吟味しておくべきだろう。使わない機能や装備のためにお金を支払うのは得策ではないし、「あれば使うかも」という機能は、結果的に「あっても使っていない」ということになるケースが間々ある。それから、クルマを選ぶときにはボディサイズやエンジンの排気量による違いも把握しておきたい。運転のしやすさや駐車場、さらには税金面で影響を及ぼすだけに、自分にちょうどいいサイズはなにかも考えておこう。
愛車を決定するための3大要素
ポイント1 ジャンルごとに違う特徴を把握しよう

かつてはミニバンの専売特許だった両側スライドドアが、軽自動車やコンパクトカーにも採用され使い勝手が高められている。
スライドドアを備え、実用性に特化したクルマのなかでもミニバン、軽自動車、プチバンといったクルマが選べる。どれも利便性に長けているが、ボディサイズや排気量、乗車定員がそれぞれ異なる。車種の特性によって用途はまるで変わってしまうというわけだ。
ポイント2 本当にほしい機能をしっかり見極めよう

7名(あるいは8名)乗車ができるミニバンは、ファミリーユースでは重宝するが、使用頻度が少ないユーザーにとっては選ぶ必然はない。
多人数乗車ができて、荷物もたくさん積めるミニバンは、実用性を重視するユーザーにとって最適といえる。ただし3列シートの使用頻度がほとんどない、というニーズに対しては適さない場合がある。便利な機能が本当に必要か否かをしっかりと見極めることが肝要だ。
ポイント3 ライフスタイルの変化を熟慮しよう

ベビーカーは折り畳まずに積載できるほうが重宝する。そのうえ買い物の荷物を積めるスペースが確保できれば、使い勝手が広がるはずだ。
小さな子供と行動を共にすることが多い場合は、チャイルドシートに乗せ降ろしがしやすいとかベビーカーがスムーズに積み込めるといった使い勝手を考慮するべきだろう。ライフスタイルの変化に対して、柔軟に対応できる機能的なクルマを選ぶのが得策といえる。
購入予算はなにを基準に決めるべきなの?
身の丈ばかり気にせずにクルマの価値を見いだそう
新車、中古車に限らずクルマを購入するときの予算を決める基準は収入、貯金額、生活状況といったことを複合的に加味して考えるのが理想といわれている。ただし、その点にばかりとらわれてしまうとほしいクルマを手に入れることは難しい。そこで予算を決めるときには、年収だけでなくクルマを所有するメリットを考慮してほしい。
もちろん生活を切り詰めなければならないほど背伸びをするのは避けたいところだが、年収の半分を目安にしながら、どこまでクルマの購入予算に充てられるかを考えてみよう。そのうえでほしいと思っているクルマが自分にどんなメリットをもたらすか。そこに価値を見出せるか否かが判断基準のひとつになるはずだ。

同じクルマでも状態によって価格が異なる中古車では、それぞれの価格の根拠となる要素を見極め、そこに価値を見出すことが重要だ。
乗り換えなんだけど現所有車はどうしよう?

今どきは、中古車販売店でも買取サービスをする店舗が増えてきた。多くの店舗で査定をして次のクルマにお得に乗り換えよう。
所有車の下取りと買取は同じようでまるで違う
新たにクルマを購入する場合、現所有車は手放すことになる。販売店で下取りするというのがもっとも効率的だが、クルマを手放す方法は他にもあるので、現所有車をどの方法で手放すのがベストか考えておくべきだろう。
現所有車に市場価値がある場合は下取り、あるいは買取という方法が一般的となる。クルマを売却するという点は同じだが、下取りはクルマを購入するときに、現所有車を販売店に買い取ってもらい、その金額が購入代金から差し引かれる。買取は、買取専門店が提示した売却代金が支払われる。下取りでも買取でも現所有車の価値を把握しておくことがポイントだ。インターネットの一括査定などを利用すればおおよその相場は把握できる。
中古車購入は初めてです。気をつけることってある?
不安を解消してくれる販売店なら任せて安心
中古車は車両の状態が異なり、新車のように同じ条件のクルマは存在しない。同じ車種でも走行距離や初年度登録が違ったり、前所有者の扱い方によってコンディションに差が生じていることがある。だからこそ不安に感じてしまうわけだが、そんな不安を解消することに注力している優良店を選ぶというのが失敗を回避するポイントになるだろう。
たとえば、展示してあるクルマの素性がしっかりと明記されているのは当然として、クルマが常にキレイな状態であるとか、購入時や購入後のサービスが充実しているといったことで判断できる。中古車はクルマの状態さえしっかりと確認できればなんの不安もなく、新車よりも断然お得に購入できるのだ。

店構えがキレイならいいというものではないが、ユーザーが入りやすいとか親しみやすいということが不安解消に繋がる要因のひとつだ。
クルマを購入する際に確認しておきたいこと

保証は無料で付帯されるほか有償で期間を延長できたり、内容を充実させたりすることもできる。こうしたサービスが充実している店舗で購入するのも安心に繋がる。
中古車でも保証が付帯されているケースが増えてきた。ただし中古車の場合は車両によってコンディションが異なるので、走行距離や年式で保証内容が違う場合がある。なにをいつまで保証してくれるのかなど、内容を確認しておこう。
愛車を手放すベストな方法
愛車の手放し方・その1 「買取店で売却する場合」
独自ノウハウとネットワークで高額査定が望める
現所有車をもっとも高く売却する方法といえるのが買取専門店を利用することだ。店舗ごとに独自のノウハウやネットワークをもち、膨大なデータから買取価格を検討し、買取の値段を決定している。車種の得意・不得意が少なく、年式を問わず買い取ってもらえる。
買取店のメリット・デメリット
メリット○
低年式で過走行、コンディションが良くないといった市場での価値が下がってしまった車両も買い取ってくれる。現所有車を売却し現金化できるので、購入費用以外に充てることもできる。
デメリット×
高値で売却できるというメリットはあるが、そのためには複数の店舗で査定して比較する必要があり手間がかかる。セールスへの対応や交渉が煩わしいと感じる人にはオススメできない。
愛車の手放し方・その2 「購入する店舗で下取りに出す場合」
買うと売るが一度にできるから手間いらず
新しいクルマを購入する販売店で現所有車を引き取ってもらうのが下取りだ。クルマを売って現金を手に入れるというよりも、購入資金に充てるという意味合いが強くなる。下取り価格は各社が用意している基本価格をもとに査定をして決定するのが一般的だ。
下取りのメリット・デメリット
メリット○
面倒な手続きはすべて販売店が代行してくれる。クルマの購入と売却が同時にできるので手間がかからない。納車時に現所有車を引き渡すので、代車の必要がないということもポイントだ。
デメリット×
現所有車の査定額は、購入するクルマの代金から差し引かれるので純粋な査定額がわからない。販売店の場合は買取に力を入れていないことが多く、買取専門店よりも査定額は低めとなる。
愛車の手放し方・その3 「年式が古いから廃車にする場合」
何年も乗っていないなら迷わずこの手法がベスト
廃車とは車歴を抹消する手続きのことで、通常は販売店で手続きをしてくれるが、近頃は廃車にするクルマをリサイクルする業者がある。廃車には永久抹消と、一時抹消のふたつが存在する。手続きは自分でも行えるが、費用や時間がかかるので業者に任せよう。
廃車にするメリット・デメリット
メリット○
廃車の手続きを完了した時点で公道を走ることはできなくなるが、自動車税の支払いが止められたり、車検が1カ月以上残っている場合は重量税が月割りで戻ってくる(永久抹消の場合)。
デメリット×
もう使わないものに廃車費用がかかる点がデメリット。何年も放置された不動車なら廃車にするべきだが、査定額がゼロでも、まだ乗れる状態のクルマを廃車にするのは得策ではないだろう。

200万円以内で予算に応じたクルマの傾向を掴もう 狙える物件はコレだ!
価格帯ごとの傾向を知って最良の1台を探し出そう
クルマ購入ではおおよその予算を決めておくことが重要であることは先に述べたとおり。そして、その予算内で手に入るクルマの傾向を理解しておけば、いざ販売店を訪れたときでも迷うことなくクルマ選びができる。ここでは50万から200万円未満という、中古車市場でもっともオイシイと言われている価格帯に的を絞ってみた。ピックアップしている車両はほんの一例に過ぎないが、店頭に展示されていたクルマ、さらにGoo-netの掲載車種の情報からそれぞれの価格帯で狙えるクルマと、それらの傾向についてまとめてみたので参考にしていただき、最良の1台探しに役立ててほしい。
購入時にかかるのは車両価格だけじゃない!「諸費用」

見積で初めて気づくというケースもあるので予算はあらかじめ諸費用込みで検討したい。概ね15万~25万円程度を想定しよう。
車両の登録には必ず費用が生じる
諸費用にはクルマを登録するときに必要となる税金や保険代といった法定費用のほか、各種手続きの代行費用などの手数料が含まれている。法定費用はどの店舗でも同じだが、手数料は販売店によって設定金額が異なる。
100万円未満 中古車市場でもっともお得なプライスレンジ
100万円未満で買える中古車の傾向と対策 低価格だからと諦めずに納得できる車両が狙える
CHECK POINT→車両価格がお手頃というだけじゃないのがポイント
安さだけにとらわれずクルマの状態を厳しく確認
購入費用を抑えながら納得の1台に出会えるという、まさに中古車の醍醐味を堪能できるのがこの価格帯だ。100万円未満というと、「安かろう・・・・・・な車両ばかりでは?」と思う人がいるかもしれないが、意外にそうでもない。なぜなら、3月から4月にかけては市場が活性化するため流通台数が増加する。そのため、「このクルマが!?」という車両に出会える確率が他の時期よりも高くなるのだ。もちろん、お手頃な価格ゆえに低年式、過走行車が多くなる傾向にあるので、お得感だけにとらわれず車両のコンディションをじっくりとチェックして選ぶのが賢明だ。
高年式の軽自動車

新車時価格が100万円以下だった軽自動車は、相場価格の変動こそ少ないものの確実に低予算で狙える。意外に高年式車が流通している。
先々代型のプリウス

新型プリウスが登場したことにより先代型の相場が下がる傾向を強めている。これにともなって先々代型の相場もグッと下がるので狙い目だ。
先代型の高級セダン
過走行でも納得できるなら買い
過走行でも納得できるなら買い
100万円未満のクルマは全般的に走行距離が多めとなる。年式が新しめの車両だとしてもコンディションは十分に確認しておくべきだろう。
内装の状態は使われ方の判断材料
内装の状態は使われ方の判断材料
シート表皮は汚れたり、乗り降りのときに座面が擦れたりする。内装部品の劣化具合によって前オーナーがどう使っていたかが判断できる。
下まわりはのぞき込んで要チェック
下まわりはのぞき込んで要チェック
下まわりのサビ、ゴム類の硬化やブーツの破れといった経年による劣化にも注意しておきたい。重大な故障を誘発するので見逃せないポイント。
150万円未満 豊富なバリエーションから好条件の1台が選べる
150万円未満で買える中古車の傾向と対策 ニーズに合った機能や装備を重視して選択できる
CHECK POINT→ファミリーにとってベストなクルマを狙うならこの価格帯
中古車市場でもっとも人気の高い価格帯
Goo-netが行った調査によると、「現在所有車の購入金額」という調査項目に対して100万~149万円という回答がもっとも多い。つまりこの価格帯を狙い目と考えるユーザーが多いということは、自ずと市場に流通するクルマにも影響を及ぼし、台数、さらにバリエーションも豊富となるわけだ。中古車市場におけるコアなゾーンといえるのがこの価格帯で、とくにファミリー層に適したクルマが多く流通している。日々の生活に影響の少ない価格で、ライフスタイルに合ったクルマを所有したいと考えるユーザーにとってはうってつけのプライスゾーンだ。
ミニバンの人気モデル

人気のボックス型ミニバンは、流通台数が多く選択の幅が広い。同一車種はもちろん、競合となるモデルと比較できるので納得して選べる。
最新型の未使用車

車両のコンディションが新車と同等で、価格が新車よりも安い登録済未使用車がオススメだ。最新モデルが納得のプライスで購入できる。
旧型ならレクサスも!

新車時に高額だったセダンも150万円未満で流通している。年式は古くなるが、質の高い作り込みが功を奏して中古車でも安心して乗れる。
スライドドアは開閉動作を確認
スライドドアは開閉動作を確認
スライドドアは左右ともに電動となっている仕様のほうが利便性に優れる。購入時は開閉がスムーズにできるかどうかもチェックポイントだ。
家族が快適に乗れるかが重要
家族が快適に乗れるかが重要
ファミリーで使うクルマをミニバン以外で選ぶ場合は、後席の広さや荷室スペースといった実用性と居住性の能力が十分か否かを確認しよう。
装備や機能の使い勝手に注目
装備や機能の使い勝手に注目
荷室やシートのアレンジ機構に不具合はないかを実際に操作して確認しよう。フロアについた多少の汚れやキズは寛容に受け止めるべきだ。
200万円未満 ひとクラス上のクルマが狙える高額ゾーン
200万円未満で買える中古車の傾向と対策 価格に見合った付加価値が得られる
CHECK POINT→コンディションが良好な好条件の車種が揃う
クルマのランクや条件はさらに満足できるレベル
購入予算の上限を200万円とした場合、選択肢の幅がグッと広がるのはもちろん、ひとクラス上のモデルをターゲットにできる。同じ車種だとしても、より年式の新しい車両、あるいは上級グレードや装備が充実している車両が手に入るし、先代型ならプレミアムSUVや高級ミニバンも狙える。クルマを安く買えるというのが中古車のメリットだが、価格が安いということよりも、車両の状態になんの不安もなく、質の高さにこだわりをもつ人にはこの価格帯がオススメとなる。狙っている車両が、金額に見合った価値を備えているかをじっくり吟味してほしい。
ミニバンも上級志向

どのジャンルでもひとクラス上が狙える。内外装ともにコンディション良好な車両が多いのも特徴といえる。
憧れのSUV
程度のいい車両が多い
程度のいい車両が多い
大切に乗られていたクルマが多く、定期点検やメンテナンスもしっかりとされている車両が多い。これも質の高さに繋がっているのだ。
内外装ともに状態がキレイ
内外装ともに状態がキレイ
ぞんざいに扱われた形跡がなく、内外装ともにキレイな状態を維持している。この価格帯になると本革シート仕様を選ぶことも可能だ。
スポーツモデルも狙える
スポーツモデルも狙える
この価格帯なら年式が新しめのスポーツモデルも狙える。他のジャンルに比べると流通台数が多くないので条件が合えば即買い必至。
まとめ
事前準備を怠らず相場感を掴めれば 中古車購入は簡単
新車でさえジャンルや車種が幅広く、クルマを選ぶうえでの悩みはつきものだが、さらにそれが中古車となれば難易度が一気に上がるような気になるのも仕方ない。しかし、しっかりとクルマの購入目的や予算を決めてチェックポイントさえ押さえておけば、初心者でも中古車の購入はさほど難しくないだろう。新生活の準備などで慌ただしく、時間的にも金銭的にも余裕を失いがちな時期だからこそ、きちんと腰を据えて中古車と向き合うことが肝要なのだ。