新型車比較・ライバル車対決
更新日:2026.01.28 / 掲載日:2026.01.28
《2026年最新版》軽スーパーハイトワゴン指南の書
ルークス登場でどうなる? 軽スーパーハイトワゴン最新指南
国内で最も販売台数が多いカテゴリーを、その特徴から選び方までイッキに解説する。
●文:川島 茂夫
※本記事の内容は月刊自家用車2026年2月号制作時点(2025年12月中旬)のものです。

タウンからツーリングまで幅広くカバーするのが魅力
スーパーハイト系ミニの最大の特徴と言えば高い全高を活かしたキャビン。とくに1.4m前後の室内高は1BOX型ミニバンで定評のあるノアと同等レベルであり、4名乗車での居住性はもちろん後席格納時にはセダンや2BOX車では難しい嵩のある荷物の積載にも対応できる。ただし、スペース効率最優先という訳ではなく、タウンユースを主とするカテゴリーだけに頻繁な乗降にも使いやすい座面高設定を採用している。
とはいうもののキャビンスペースはスーパーハイト系ミニ選びの決定的な要点ではない。実用面ではセンターピラーレスドアを採用したタントがリードするが、ユーザー個々の事情に合わせ、小物収納や座り心地など肌身感覚の相性が重要だ。
タウンカーとして選ぶなら走行性能も同様だが、中長距離用途への対応は温度差がある。タウンユースでは軽い運転感覚や和みの乗車感覚が要点となるが、長距離用途では高速走行等の安心感が重要。ざっくりとした評価ではタントは走りでもタウンカーらしいフレンドリィ路線、FMCしたばかりのルークスやデリカミニ/eKスペース、N-BOXは長距離用途を考慮、スペーシアはその中間くらい。長距離用途適性ではN-BOX、タウンユースと長距離用途を上手に両立させているのはルークスとデリカミニ/eKスペースという印象。これらの走りは登録車も合わせて同社のラインナップに相応の走りでもあり、ダウンサイザーには違和感が少ない。
また、長距離用途適性を高める運転支援機能のACCやLKAはN-BOXが全車標準、タントはベーシックグレード以外へのOP、他は装着グレード設定。なお、長距離用途の強い味方となるターボを標準系に設定するのはタントのみで、他はカスタム系とSUVキャラ系への設定となっている。
スーパーハイト系ミニの柱に育ちつつあるSUVキャラ系はデリカミニの4WD車が悪路対応機能を備えるなど走行性能面でもSUV寄りの設計を採用する以外はカスタム系同様にドレスアップ仕様である。ちなみに4WDシステムはいずれのモデルもビスカスカップリング式を採用している。
個性的な内外装デザインもこのカテゴリーの特徴であり、レジャーも含めて生活を楽しむならなおさら。必要な機能や実用性で不足を感じなければ内外装の嗜好的な要素を優先して選ぶのもスーパーハイト系ミニの選び方だ。
現行スーパーハイトワゴン一覧
OEMを含めれば、トヨタ/レクサス以外の全ブランドにラインナップ。スタンダードとカスタムの2本立てやアウトドアスタイルを加えた3本立ての車種もあり、バラエティ豊かだ
NISSAN 新型ルークス

HONDA N-BOX

SUZUKI スペーシア

DAIHATSU タント

MITSUBISHI デリカミニ

MITSUBISHI Kスペース

MAZDA フレアワゴン(スペーシアOEM)

SUBARU シフォン(タントOEM)

ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。