車検・点検・メンテナンス
更新日:2026.01.29 / 掲載日:2026.01.29

車のタイヤの空気入れのやり方|ガソリンスタンドや自宅での手順を解説

セルフガソリンスタンドが増え、「自分でやらなければ」と思いつつも、正しいやり方がわからず不安に感じている人も多いのではないでしょうか。この記事では、ガソリンスタンドや自宅でのタイヤの空気の入れ方を解説します。自宅で空気を入れる際のエアコンプレッサー(空気入れ)の選び方やおすすめ3選も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.【ガソリンスタンド】車のタイヤの空気入れのやり方

ガソリンスタンドでは、主にエアタンク型と据え置きプリセット型の空気入れが設置されており、無料で空気を入れられます。この章ではそれぞれの使い方について、詳しく解説します。

(1) エアタンク型の場合

エアタンク型は、持ち運び可能なタンクに空気を充填して使用するタイプです。

① 指定空気圧を確認する

はじめに愛車の「指定空気圧」を確認します。この数値は、安全に走行するためにメーカーが定めた最適な空気圧です。

指定空気圧は、運転席のドアを開けた内側やセンターピラー(前席ドアと後席ドアの間にある柱)に貼られているラベルに記載されています。ラベルには「kPa(キロパスカル)」という単位で、タイヤサイズごとの推奨空気圧が記載されています。

前輪と後輪で数値が異なる場合もあるため、両方の値を確認しておきましょう。もしラベルが見つからない場合は、車の取扱説明書で確認します。

② バルブキャップを外す

ホイールについているエアバルブから黒いキャップを外します。このキャップは、バルブ内部の精密な機構をゴミや水、汚れから守る重要な役割を担っています。

通常は手で簡単に反時計回りに回すだけで外れますが、固着している場合は、滑り止めのついた手袋を使うか、布を被せてから回しましょう。

外したキャップは非常に小さく、地面に置くと紛失しやすいです。作業中はズボンのポケットに入れておくなど、なくさないように管理しましょう。ただ紛失してしまっても、カー用品店やガソリンスタンドで数百円程度で購入できます。

③ ホースを接続する

バルブキャップを外したら、エアタンク型のホース先端(エアチャック)をエアバルブに音がするまでまっすぐ強く押し当ててください。このとき、斜めになると空気が漏れてしまうため、垂直に接続するのがコツです。

④ レバー操作で空気圧を調整する

ホースのレバーを握ると空気が充填され、離すとエアタンクのメーターが現在のタイヤの空気圧を示します。この操作を繰り返し、指定空気圧になるまで調整していきましょう。

指定空気圧は、安全な走行のためにメーカーが定めた重要な数値です。基本的には指定空気圧を目安に調整しますが、自然に空気が抜けることを考えて+10〜20kPa高くしておくと良いでしょう。

⑤ ホースを外してバルブキャップを閉める

空気を入れ終わったら、ホース先端をバルブから素早くまっすぐ引き抜きます。このとき少し空気が漏れますが、これはバルブの弁が閉じるまでの正常な動作です。すぐに抜けば、弁が閉じて空気漏れは止まります。

キャップは指で回らなくなるまで、しっかりと閉めてください。

(2) 据え置きプリセット型の場合

① 指定空気圧を確認する

エアタンク型と同様に、愛車の指定空気圧を確認します。

②充填したい空気圧を設定する

据え置きプリセット型の空気入れは、操作パネルで充填したい空気圧をあらかじめ設定します。

「+」「-」ボタンやダイヤルを使い、愛車の指定空気圧に数値を合わせましょう。例えば、指定空気圧が「260kPa」の場合、液晶画面の表示が「260」になるように設定します。

③ バルブキャップを外す

空気圧を設定したら、タイヤにホースを接続します。タイヤのバルブキャップを反時計回りに回して外しておきましょう。

キャップは小さく紛失しやすいため、ズボンのポケットなど、なくさない場所にまとめて保管します。

④ ホースを接続する

充填機のホース先端をまっすぐ強く押し当てます。

⑤ 空気を充填する

ホースを接続したら、空気を充填していきます。据え置きプリセット型の操作は非常にシンプルで、ボタン一つで完了します。このタイプの空気入れは、設定した数値まで空気が入ると自動で停止するため、入れすぎる心配がありません。

初心者でも、メーターをずっと見張っている必要がなく、簡単かつ正確に作業できるのがメリットです。

⑥ ホースを外してバルブキャップを閉める

充填完了を知らせるブザー音やランプの点滅を確認したら、ホースの先端をバルブから素早くまっすぐに引き抜きましょう。最後に、取り外しておいたバルブキャップを閉めます。

2.【自宅】車のタイヤの空気入れのやり方

ガソリンスタンドに行く時間がない場合でも、エアコンプレッサー(空気入れ)があれば自宅で手軽にタイヤの空気圧を調整できます。この章では車のタイヤの空気入れを自宅で行う方法を紹介します。

(1) 必要な道具を用意する

まずは作業に必要なものを揃えます。

【準備するもの】

・エアコンプレッサー
・エアゲージ(必要に応じて)

自宅で使うタイヤのエアコンプレッサーには、自動で充填できる「電動式」と、自分の力で空気を入れる「手動式」があります。エアコンプレッサーの詳しい選び方は後述します。

エアゲージは、タイヤの空気圧を正確に測定するための機器です。価格は安いモデルで1,000円前後で購入できます。エアコンプレッサーにゲージ機能がついてない場合は、別途エアゲージが必要となるため、事前に確認しておきましょう。

(2) 指定空気圧を確認し、エアコンプレッサーを設定する

愛車の指定空気圧を確認し、エアコンプレッサーに数値を設定します。電源を入れ、液晶画面の表示を見ながら「+」「-」ボタンを操作し、先ほど確認した指定空気圧と同じ数値に設定します。

(3) ホースを接続して空気を充填する

バルブキャップを外し、エアコンプレッサーの先端を、タイヤのバルブにまっすぐ押し当てます。本体のスタートボタンを押すと、空気の充填が始まります。

充填が完了したら、バルブからホースを素早くまっすぐに引き抜きます。このとき少し空気が漏れますが問題ありません。外しておいたバルブキャップを4輪すべてに忘れずに取り付け、しっかりと閉めます。

自宅用のエアコンプレッサーは、製品によって操作方法が異なるため、使用前には必ず取扱説明書を確認してください。

3. 車のタイヤの空気入れ購入のポイントとおすすめ3選

自宅でタイヤの空気圧管理を始めたいと考えている人に、最適なエアコンプレッサー(空気入れ)の選び方とおすすめの製品を3つご紹介します。

(1) エアコンプレッサー(空気入れ)の選び方

① 手動式か電動式かを選ぶ

エアコンプレッサーは、主に「手動式」と「電動式」の2種類に分けられます。

手動式は、自分の力でペダルを踏んだり、ハンドルを上下させたりして空気を入れるタイプです。電源が不要なため使う場所を選ばず、本体価格も約1,000円から3,000円と比較的安価なのが魅力です。ただし、タイヤ1本あたりの作業に時間がかかり、体力も必要になります。

一方、電動式は力を使わず空気を入れられるのが特徴です。設定した空気圧で自動停止する機能が付いている機種もあり、より簡単・正確に空気入れを行えます。その分、価格が手動式に比べて高くなり、最低でも約3,000円から、中には数万円するモデルもあります。最近は車のシガーソケットから電源を取るタイプや、あらかじめ充電しておいてコードレスで使えるタイプが主流です。

② 指定空気圧を充分に充填できる性能を選ぶ

製品の最大圧力が、車の指定空気圧を上回っているかチェックしましょう。最大圧力が不足している場合、指定空気圧まで空気が入らず、適正な管理ができません。

特に大型車やSUV、トラックなどの商用車は高い空気圧が必要になる場合があります。購入前に運転席ドア付近のラベルで指定空気圧を必ず確認しておきましょう。

③ 車内に常備したいならコンパクトなタイプを選ぶ

車内にエアコンプレッサーを常備しておくことを考えると、収納性も重要な選択基準になります。

本体サイズはトランクの収納スペースを圧迫しないか、持ち運びやすい重さかを確認しましょう。

またホースやアタッチメント類をまとめて保管できる専用ケースが付属していると、車内で散らからず収納しやすくなります。

(2) エアコンプレッサー(空気入れ)のおすすめ3選

① エアコンプレッサー|AstroAI

出典:エアコンプレッサー|AstroAI

AstroAIのエアコンプレッサーは、車のシガーソケットから電源を取るタイプで、パワフルなデュアルモーターによるスピーディーな充填が魅力です。一般的なタイヤ(195/65/R15サイズ)であれば1分もかからずに作業が完了します。

「TrueGauge™」という高精度なセンサー技術を搭載しており、正確な空気圧管理が可能です。本体にはLEDライトが搭載されており、夜間や暗い場所での作業もスムーズです。

特徴価格(税込)充填方法最大空気圧表示単位重量
LEDライト搭載で暗い場所での作業もスムーズ3,959円電動式約1,000kPakPa・PSI・bar・kg/㎠約1.1kg

「エアコンプレッサー」の公式販売ページ
「エアコンプレッサー」の公式販売ページ(Amazon)

② 充電式空気入れ MP180D|makita

出典:充電式空気入れ MP180D|makita

電動工具で定評のあるmakita(マキタ)の充電式空気入れ MP180Dは、パワフルさと利便性を兼ね備えたモデルです。バッテリー式のため電源コードが不要で、コンセントのない場所でも手軽に作業できる点がメリットです。

最大圧力は830kPaと、普通自動車はもちろん、高圧が必要なロードバイクやトラックのタイヤにも対応できます。

特徴価格(税別)充填方法最大空気圧表示単位重量
バッテリー式なため、コンセントのない場所でも作業できる49,600円電動式830kPakPa・PSI・bar約1.7kg

「充電式空気入れ MP180D」の公式ページ
「充電式空気入れ MP180D」の公式販売ページ(Amazon)

③ 充電式エアコンプレッサ JAC10TC|アイリスオーヤマ

出典:充電式エアコンプレッサ JAC10TC|アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマの充電式エアコンプレッサ JAC10TCは、手軽さと扱いやすさが魅力です。

重量が約0.9kgと上記で紹介した2つのモデルより軽量ながら、最大圧力が約830kPaと、普通自動車のタイヤなら十分に充填できるパワーを備えています。

空気圧を設定してトリガーを引くだけで充填が始まり、設定値に達すると自動で停止するため、操作もシンプルです。

特徴価格(税込)充填方法最大空気圧表示単位重量
約0.9kgと軽量でコンパクト8,778円電動式約830kPakPa・bar約0.9kg

「充電式エアコンプレッサ JAC10TC」の公式販売ページ
「充電式エアコンプレッサ JAC10TC」の公式販売ページ(Amazon)

4. 車のタイヤの空気入れのやり方に関するよくある質問

(1) ガソリンスタンドで空気入れだけを使うことはできますか?

給油や洗車をしなくても、空気入れだけの利用は可能です。

(2) タイヤに空気を入れるならどこですればいいですか?

ガソリンスタンドが一般的です。そのほか、カー用品店やディーラーでも空気圧の点検・補充ができます。

(3) ガソリンスタンドでタイヤに空気を入れるといくらかかりますか?

セルフサービスなら基本無料です。スタッフが無料で対応してくれるガソリンスタンドも多くあります。

5. 車のタイヤの空気入れのやり方にお困りでしたらグーネットピットをご活用ください

車のタイヤの空気入れは、ガソリンスタンドや自宅で行えます。最初は難しく感じるかもしれませんが、正しい手順さえ覚えれば、誰でも簡単かつ安全に空気圧の管理ができるでしょう。

もし車の空気入れに不安がある場合は、お近くの整備工場に依頼するのも一つの方法です。「グーネットピット」なら、全国の整備工場の中から近くの店舗を簡単に検索し、予約まで手軽に行えます。

車のタイヤの空気入れを習得し、安心のカーライフを送りましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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