車検・点検・メンテナンス
更新日:2026.01.27 / 掲載日:2026.01.27

車カバーのデメリット8選!意外な弱点と正しく使うポイントを解説

大切な愛車をキレイな状態で使い続けたいという想いから、車カバー(ボディカバー)を検討している人も多いでしょう。しかし、車カバーには意外な注意点がいくつかあります。この記事では、車カバーを使う上で知っておきたいデメリットと、車カバーの上手な使い方について解説します。

1. 車カバーの意外なデメリット8選

車カバーは車のボディを保護するのに役立つアイテムですが、使用上の注意点があり、使い方次第では愛車にダメージを与えてしまうことがあります。ここでは、車カバーの意外なデメリットを8つご紹介します。

(1) 着脱に手間と時間がかかる

車をボディカバーで保護することは、汚れや劣化を防ぐ上で有効な手段ですが、その着脱には手間と時間がかかるというデメリットがあります。駐車スペースが極端に狭い場合や車が大型の場合は、特に負担を感じるかもしれません。

日常的に車に乗る人は、この「面倒さ」を考慮して車カバーを使用するか検討する必要があります。

(2) 摩擦で塗装面に微細な傷がつくリスクがある

車カバーの素材によっては、塗装面に微細な傷をつけてしまう可能性があります。例えばカバーの着脱時、カバーと車体の間に砂やホコリ、泥などが挟まっていると、それらが研磨剤のように塗装面に細かい擦り傷を作ってしまうことがあります。

特に洗車直後のキレイな状態の車体や、コーティングを施工したばかりのデリケートな状態の車体は、傷がつきやすいため注意が必要です。

(3) 湿気・熱気がこもり、塗装の劣化を招く可能性がある

車カバーを被せると、車体とカバーの間に湿気や熱気がこもりやすくなります。特に雨上がりや湿度が高い日、あるいは日差しの強い夏場などはこもりがちです。

防水加工が施されたカバーであっても、外からの水は防げても車体からの水蒸気は逃がしにくいため、車体を湿気で包み込んでしまうことがあります。このような状態が続くと、愛車にサビやカビが発生しやすくなってしまいます。

また、冬場などは特に内部が外部に比べて暖かくなることから、猫などの動物が侵入するケースもあります。

(4) カバー自体の汚れが車を汚すことがある

カバー自体にホコリや泥、鳥の糞などが付着していると、車体に取り付けたり取り外したりする際に、その汚れがボディに移ってしまう可能性があります。また微細な傷がつくこともあります。

(5) コーティング・塗装直後は使用が難しくなる

せっかく愛車にコーティングや塗装を施しても、その直後に車カバーを使用するとかえって逆効果になることがあります。

コーティング剤は施工直後からすぐに完全に硬化するわけではなく、デリケートな状態が続きます。この時期に車カバーを使用すると、車体と車カバーの間に生じる湿気が、コーティングの硬化を妨げてしまいます。また、施工直後のコーティングの皮膜は摩擦に弱いため、車カバーの脱着で傷がついてしまうこともあります。

(6) 車カバー自体が高くある程度の費用がかかる

車カバーは愛車をさまざまな外的要因から守ってくれる便利なアイテムですが、それなりに値段がかかります。安いものは1枚数千円ですが、高品質な素材を使用したカバーの場合、1万円以上することも珍しくありません。

消耗品であることも考慮すると、車カバーを使用する場合はある程度の出費の覚悟が必要です。

(7) 強風時にバタつきによる傷つきや事故を起こすことがある

車カバーの使用時に注意したいのは、強風時に発生する思わぬリスクです。カバーが風でバタつき、車体と擦れることで微細な傷がつく可能性があります。それだけでなく、強風でカバーが破れたり、車から外れて飛ばされたりすることも。飛ばされたカバーが他の車や物に被されば、危険な事故にもつながります。

車とカバーのサイズが合っていなかったり固定が甘かったりすると、こうしたリスクは高まります。

(8) 盗難・いたずらのリスクが高くなることがある

車カバーをかけた車は、長期間使用せず駐車しているという印象を与え、持ち主に見張られていない車だから盗みやすい・いたずらしやすいと思わせてしまうことがあります。そのため、実際に長い間使わない車に車カバーを着ける場合、別途防犯対策が必要です。

また、自宅から離れた駐車場に停めた車もカバーを着けると同様のリスクが高まるため、対策が必要となります。

2. 車カバーを使うメリット

ここまで車カバーを使用するデメリットを紹介してきましたが、一方で車カバーは大切な車をさまざまなダメージから守ってくれる便利なアイテムでもあります。車カバーを使用する主なメリットをまとめました。

(1) 長期間車を駐車するときにボディを保護してくれる

車カバーはさまざまな外的要因によるダメージから、ボディを守ってくれます。特に長期間使用しない車や、一時的に屋内の駐車スペースを確保できない場合などにおすすめです。

長期間の駐車によって、ボディへのダメージはじわじわと蓄積されます。車カバーは、こうした見えないダメージから愛車を守り、良好なコンディションを維持してくれます。

(2) 鳥の糞や樹液の付着を防いでくれる

車を屋外に駐車していると、鳥の糞や木から落ちる樹液などがボディに付着することがあります。これらは放置しておくと塗装面にシミができたり、塗装を傷めたりする原因となりかねません。

車カバーをかけておくことで、こうした付着物を物理的に防げます。

(3) 直射日光など天気による塗装の劣化を防止してくれる

車カバーは、屋外に駐車する際に太陽光に含まれる紫外線や雨水からボディを守ってくれます。紫外線は塗装の変色やひび割れ、光沢の低下などを引き起こす主な原因であり、雨水はボディにシミを作ってしまいます。車カバーを使用することで、これらのダメージを軽減し、新車時の美しい塗装をより長く保つことができます。

(4) 雪対策になる

積雪が多い地域にお住まいの方にとって、車カバーは雪対策としても有効なアイテムです。車体全体を覆うことで、直接的な積雪や霜、氷の付着を防ぎます。これにより、朝の除雪作業の手間を軽減できます。また、車カバーを着けておくとフロントガラスやサイドガラスが凍結するのを防げるというメリットもあります。

(5) いたずらや盗難の予防になる

車カバーは盗難リスクを高めるデメリットがあると紹介しましたが、一方で車へのいたずらや盗難のリスクを低減させる効果があるのも確かです。車カバーでボディを覆うことで、車内に何があるか、あるいはどのような車種であるかを判断することが難しくなります。これにより、車上荒らしなどの犯罪抑止につながることがあります。

また、駐車場で子どもたちが遊ぶような状況でも、ボールの衝突やおもちゃによる擦り傷などからボディを守る効果も期待できます。

とはいえ、車カバー自体が「高価な車である」というサインになり、盗難のリスクを高める可能性もゼロではありません。防犯目的で車カバーを使う場合は、以下のように多角的な防犯対策を講じるようにしましょう。

・自宅の駐車場に駐車する場合はセンサーライトを設置する
・離れた駐車場に停めている場合はハンドルロックやタイヤロックを併用する

3. 車カバーを正しく使う6つのポイント

車カバーは使い方次第で愛車を効果的に保護できますが、間違った使い方をすると塗装にダメージを与えてしまいます。ここでは、車カバーのメリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑えるための6つのポイントを紹介します。

(1) 通気性・柔らかさを重視して素材を選ぶ

車カバーを選ぶ際に最も重要なポイントの一つが、素材の通気性と柔らかさです。通気性の低い素材のカバーを使用すると、車体とカバーの間に湿気や熱気がこもりやすくなります。これが塗装面の劣化を招いたり、カビやシミの原因になったりする可能性があります。

雨の日の後や湿度が高い時期に使用する場合は、湿気を逃がす機能が重要です。例えば、ポリエステル製やポリウレタン製のカバーは耐久性が高く、撥水性も優秀です。

また、カバーの内側の素材も確認しましょう。ゴワゴワした硬い素材や粗い繊維のものは、車体の表面を擦ることで微細な傷をつけてしまうリスクがあります。塗装面を優しく保護できる、起毛素材やソフトな裏地が付いたカバーを選ぶのがおすすめです。

(2) フィット感のあるサイズを選ぶ

車カバー選びは、サイズ感が合っているかも重要です。大きすぎるカバーは風でバタつきやすく、車体に擦れて塗装を傷つける原因になりかねません。逆に小さすぎると、装着に手間がかかるだけでなく、無理に被せることで塗装面に負担をかけてしまうこともあります。

サイズの合ったカバーを選ぶことで、隙間が少なくなり車体の保護効果が向上します。紐やゴムバンドが付いた車カバーを選ぶことで、フィット感の微調整も可能です。

また、カバー選びでは車の形状や特徴も念頭に置きましょう。スポーツカー、SUVなど車種によって大きく形状が異なるため、愛車の形状に対応したカバーを選ぶことで効果的にボディを保護できます。

(3) 適切なタイミングで使用する

車カバーは、常に装着していれば良いというものではありません。車を長期間保管する場合や、外出先で駐車する時間が長い場合など、状況に応じて適切に使い分けることが大切です。

例えば、旅行や出張などで車を数日間以上動かさない場合に、ホコリや汚れ、紫外線から車体を保護するために使用します。屋外駐車で汚れやすい環境など、鳥の糞や樹液、黄砂などが降りやすい場所での駐車時にも、ボディの汚れを軽減するために車カバーを使用しましょう。雪や雨、強い日差しなどが予想される際には、塗装の劣化や汚れを防ぐために役立ちます。

一方で、走行直後のマフラーが熱い状態で車カバーをかけると、熱気がこもりカバーが溶けたり車体にダメージを与えたりする可能性があります。雨上がりや湿度の高い日などに車カバーをかけると、湿気がこもりやすく塗装の劣化を招くこともあるため注意してください。

車カバーは、そのメリットを最大限に引き出すために、使用する「タイミング」を見極めることが重要です。

(4) 正しい装着・取り外し方法を実践する

車カバーのメリットを最大限に引き出してデメリットを最小限に抑えるためには、正しい装着・取り外し方法の実践が不可欠です。

車カバーをスムーズに装着するには、まず前後のタグを確認して正しい向きで前方から広げることが大切です。このとき、風で飛ばされないよう片側を仮固定しながら作業を進めると安定します。

全体を覆ったら、ミラーやタイヤ周辺に隙間がないかを確認し、固定ベルトを留めます。ベルトは締めすぎず、カバーが適度に張る状態でバランスよく固定することで、強風対策と車体への負担軽減を両立できます。

取り外し時は、最初にすべてのベルトを外してから、無理に引っ張らずに丁寧にたたむことが破損を防ぐコツです。カバーを片側から少しずつ回収し、内側に汚れが入らないように配慮しながらたたむことで、次回も清潔に使用できます。また、使用後は表面の泥や砂ぼこりを軽く払い落とす習慣をつけるだけで、カバーの防水性や耐久性が維持され、愛車をより長くきれいに保つことにつながります。

(5) 週に1回は取り外して車の状態をチェックする

車カバーを装着していると、どうしても車体の状態を直接確認する機会が減ってしまいます。しかし、カバーをかけっぱなしにしておくと、湿気や汚れの蓄積、微細な傷、鳥の糞や樹液などの付着などの発見が遅れてしまいます。

これらのリスクを避けるため、最低でも週に1回は車カバーを取り外し、車体の状態を点検することを習慣づけましょう。カバーを外した際には、車体全体を軽く拭いてホコリなどを取り除くのもおすすめします。

(6) 強風時・マフラーが熱いときなどは使わないようにする

車カバーは強風時や、エンジン・マフラーが熱いときは使わないようにしましょう。

強風が吹いている日に車カバーを装着すると、カバーが風をはらんでバタつき、車体に擦れて微細な傷をつけてしまう可能性があります。最悪の場合、カバーが飛ばされてしまい、車体や周囲の物に損害を与える事故につながることも考えられます。

また、エンジンをかけた直後や走行後のマフラーは非常に高温になっています。この状態で車カバーをかけてしまうと、カバーの素材によってはマフラーの熱で溶けたり、変色したりする恐れがあります。

4. 車カバーがおすすめな人

車カバーは、使い方を誤ると塗装面に傷をつけたり、湿気がこもりやすくなるなどのデメリットがある一方で、使い方次第で愛車を保護する有効なアイテムにもなります。以下の条件に当てはまる人は、車カバーの利用を検討してみると良いでしょう。

・旅行や出張などで長期間車を離れる場合、屋外駐車でもボディを保護したい
・公園や木の下に駐車することが多く、車の汚れを防止したい
・直射日光が長時間当たる場所に駐車しており、塗装の退色や劣化を避けたい
・冬場の積雪や霜から車体を守り、日常的な手間を軽減したい
・定期的な洗車が難しく、一時的な保護としてカバーを使用したい

5. 車カバー以外にボディを守る方法

車カバー以外にも、愛車のボディを保護する方法はいくつかあります。ボディの劣化を防ぎキレイな状態を保ちたい人は、次の方法も検討してみましょう。

(1) コーティング

ガラスコーティングやセラミックコーティングなどを施工することで、塗装面に強固な保護膜を形成します。紫外線や酸性雨、汚れなどからボディを守ります。コーティングを自分で行う場合、材料費だけで考えると6,000~1万円程度で済みますが、時間や手間がかかる点に注意が必要です。

専門業者に依頼する場合、コーティング方法や車種によって費用は大きく変動します。安ければ1万円台から、高い場合は30万円ほどの費用がかかるとされています。コーティングに使用する素材によって、持続期間は1ヶ月~数年と大きく変わります。

(2) ワックスがけ

定期的なワックス掛けは、塗装面の艶を保ち、軽い汚れや水滴から保護する効果があります。手軽にできるボディケアとしておすすめです。自分でワックスがけを行う場合、500円ほどで必要な道具をそろえることができ、コーティングよりも作業手順が少ないというメリットがあります。一方、業者に依頼する場合は1,000~2,000円ほどかかります。

(3) 洗車

こまめな洗車は、付着した汚れを早期に除去し、塗装面の劣化を防ぐ基本となります。自宅で洗車する場合は、シャワー付きホース、カーシャンプー、ボディ用洗車スポンジなどを用意しましょう。

専門業者に洗車を依頼する場合、ガソリンスタンド、コイン洗車場、カー用品店、洗車専門店、出張洗車、ディーラーの6つから選択することになります。料金は機械洗車であれば500~1,500円とリーズナブルです。丁寧に洗車してほしい場合は、手洗い洗車を相談してみましょう。料金は業者によって大きく異なりますが、2,000~19,000円が主な相場となります。

(4) ガレージ・カーポート

大切な愛車の保管でおすすめなのが、カーポートやガレージの設置です。カーポートは簡易的な車庫で、柱と屋根のみで構成されています。雨風や太陽光、鳥の糞などから車を守ってくれます。横風など全方位的に車を保護したい場合は、ガレージを検討してみてください。

ガレージの場合、1台用で90万~300万円、2台用で160万~400万円、3台用で250万~550万円がかかるとされています。カーポートの費用相場は、1台用で15万~65万円、2台用で20万~300万円、3台用で50万~200万円ほどです。

6. 車カバーに関してよくある質問

(1) 車カバーは逆効果なんですか?

車カバーは適切に使用すればボディの保護効果をしっかり発揮しますが、使用方法を間違えると逆効果になります。特に注意したいのが、湿気や熱気、カバーの脱着時の摩擦による塗装面へのダメージのリスクです。

それぞれのリスクを避けるために、車カバーの使用環境や使用タイミングをチェックしたり、通気性の良い素材を選んだりしましょう。愛車のサイズにフィットしたカバーを選び、丁寧に着脱することも大切です。

(2) 車カバーをかけっぱなしにしておくとどうなりますか?

車カバーを長期間かけっぱなしにしていると、カバーと車体の間に湿気や熱気が閉じ込められ、塗装の光沢が失われたりひび割れが発生したりするリスクが高まります。また湿気が原因で、車体やカバーにカビが生えたりシミができたりすることがあります。

そのため、最低でも週に一度はカバーを取り外し、車体に異常がないかチェックすることをおすすめします。

(3) 車カバーの寿命はどれくらいですか?

車カバーの寿命は2~5年程度が一般的な目安ですが、紫外線や潮風など使用環境・使用条件によって大きく変わります。生地が破れた、極端に汚れが目立つようになってきた、カバー表面が色あせてきたといった場合は、買い替えをおすすめします。

7. 車カバーの相談や車体のメンテナンスはグーネットをご活用ください

これから車カバーを使用する人は、愛車を長い間キレイな状態で使いたいと考えていることでしょう。その場合、車カバーのデメリットを把握し、正しく使えるようにすることが重要となります。また、車カバーだけに頼らず、コーティングやワックスがけ、洗車などさまざまな方法で車をメンテナンスすることが大切です。

愛車のメンテナンスを依頼できる専門業者を探すときは、ぜひ「グーネットピット」をご活用ください。全国の整備工場やカーショップの中から、レビュー評価を参考にしながら業者を探すことが可能です。

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グーネットピット編集部

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