輸入車
更新日:2026.02.08 / 掲載日:2026.02.08
クルマの性格は“パワートレイン”で決まる!ガソリン・ディーゼル・EVの特性を比較解説

ボディタイプ以上にクルマの特性を左右するパワートレインの特性を比較して解説する。
パワートレインによってクルマのキャラが変わる
じつはクルマのキャラクターの大部分をパワートレインが決定づける。
パワートレインとは、原動機と変速機をセットにしたもの。シンプルなガソリン車であれば、エンジン+トランスミッションの組み合わせだ。
ガソリン車は大衆車から高級車、スポーツカーまで幅広いが、エンジンの排気量や気筒数で性格づけがほぼ決まっている。最新のトレンドは小排気量+ターボで、ほとんどのガソリン車がこうなった。最新モデルでは、そこにモーターを組み合わせることで、エンジンの弱点を補うことに成功。キャラクターは制御によって味付けされるようになった。
ディーゼル車は燃料コストの安さから一気に市民権を得た。特にSUVのような重量車と相性がいい。一方で短距離・短時間走行を繰り返すと不具合が起きるケースもあり、必ずしも万能ではない。

そして電気自動車。最も相性がいいのは街中で短距離・短時間乗るような使い方。自宅充電で運用できれば運用コスパは最高だし、運転していても非常に快適だ。一方で真夏や冬場といったエアコンに負荷がかかる日は、普段と比べて航続距離はグッと短くなる。また旅行などでは充電設備の有無を調べ、コースをプランニングする必要がある。こうしたことが楽しめるタイプでないとストレスになるだろう。まだ万人向けとは言い難いパワートレインだ。
パワートレイン別特徴比較表
| 比較項目 |
電気自動車(EV) |
ガソリン車 |
ディーゼル車 |
| 経済性 | 走行距離あたりのコストは内燃機関の約半額。消耗品を含めた維持費は最も低い。一方で車両売却時の価格に不安がある。 | 新車の多くがモーターを備えるハイブリッド車となり燃費が改善。下取り価格は安定している。低年式車は維持費に注意。 | 燃料費が安く低燃費。走行あたりのコストはEVにつぐ。ただし使用状況によっては、メンテ費用がかかることもある。 |
| 航続距離 | 最新世代や高額車両を除くと200km〜500km程度が実用的な航続距離。状況により航続距離が変化するため柔軟に対応を。 | 流通する多くのモデルが500km〜900kmと十分な走行距離を確保している。HV車によっては、数十kmながらEV走行も可能。 | 長い距離を走るのが得意なディーゼル。1度の給油で1000km以上走れる。逆に短時間、短距離を繰り返すと不調になりやすい。 |
| 走行性能 | 圧倒的なのが静粛性の高さ。小型車でも高級車並みに静か。発進から継ぎ目のないなめらかな加速。高速走行はあまり得意ではない。 | まさにオールラウンダー。基本的に大きさと価格が走行性能に比例する関係にある。HV車は洗練されていて街中でより快適。 | 長距離をたんたんと長い時間走るシチュエーションこそディーゼル車が得意とする。大型車でも力強く運転しやすい傾向にある。 |
文と写真●ユニット・コンパス
※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年3月号「コンパクトからSUVまで、色鮮やかなカーライフを!【輸入車で毎日が特別になる】」記事の内容です)


