オートサロン
更新日:2026.01.09 / 掲載日:2026.01.09
トヨタが喧嘩!? モリゾーを巻き込んでの真剣勝負とは?【東京オートサロン2026】

文●工藤貴宏 写真●川崎泰輝
東京オートサロン2026の見どころを現地からレポート!
GR GTの実車展示にモリゾーRRなど盛りだくさん

喧嘩勃発!
そんな穏やかじゃないキーワードで幕を開けたトヨタGAZOO Racingの東京オートサロン2026。
プレスカンファレンス(YouTubeで視聴可能!)で明らかにされたその“喧嘩”は3本立て。まず1本目は、ミッドシップで2シーターの争いだ。
……と聞くと「噂の『MR-2か?』と思いきや、そう素直にはいかないのがトヨタの面白さ。「ミッドシップ」そして「2シーター」の軽トラック(ダイハツ・ハイゼット)のカスタマイズでダイハツ対トヨタの「親子喧嘩」をするというから面白過ぎる。車両はダイハツブースに展示され、来場者の投票で「勝ち」が決まる争いだ。果たして勝利の女神はどちらに微笑むか?

ふたつめの喧嘩は「社内抗争勃発」。
これまでモータースポーツ活動は「Toyota GAZOO Racing」としておこなってきたが、先日、そこから「Toyota」がとれて「GAZOO Racing」となることが明らかにされた。いっぽうでWECを戦う「Toyota GAZOO Racing ヨーロッパ」は「GAZOO」が取れて「TOYOTA Racing」に改名。つまりモリゾー側とジャイアーノ(副社長の中島氏)に派閥が分かれてレースを戦うというわけだ。
会長と副社長のバトルは、社長の佐藤氏を審判として決着をつけていくという。
そして3つめの戦いは「カスタム対決!」。

「北米生産のカムリをベースにしたカスタム対決!」は、この春に本気の戦いが始まるのだとか。
……というわけで目が離せないトヨタ内部の喧嘩勃発だが、いっぽうでオートサロン2026のブースにおける主役はなんといっても昨年末に公開されたスーパースポーツモデル「GR GT」とその市販レースモデルでFIA GT3規格に準拠する「GR GT3」。今回の展示は実質的に世界で初めての一般公開なので、会場へ行ったら忘れずにチェックしておこう。
市販に向けた特別仕様車の“プロトタイプ”として展示されたのは「GR Yaris MORIZO RR」と「GR Yaris Sébastien Ogier 9x World Champion Edition」。
前者は2025年のニュル24時間耐久レース参戦で得られた学びを生かし、専用の足回り設定と四駆制御モードを採用しているのがポイントで、エクステリアはモリゾウ氏こだわりの専用外板色「グラベルカーキ」、ブレーキキャリパーやインテリアの差し色にはモリゾウのシグネチャーカラーであるイエローを採用。加えてニュル24時間耐久レースで開発したカーボン製リヤウィングを装備し、100台限定となる抽選申し込みの開始は2026年春以降を予定しているという。
後者は2025年のWRCで通算9度の世界王者に輝いたセバスチャン・オジェ選手の偉業を称え、ドライバーのこだわりや個性を絞り込んだ特別仕様車だ。

そのほかドライバー佐々木雅弘氏がデザインしたエアロキット&エキゾーストシステムを装着した「GR YARIS AERO PERFORMANCE PACKAGE」、そして2025年のニュルブルク24時間耐久レースを戦った「GR YARIS#109(2025Nürburgring24HoursRace Entries)」や2026年シーズンを戦う新しいデザインを身に纏った世界ラリー選手権参戦車両「GR YARIS Rally1」といったモータースポーツ車両も展示された。

というわけで最後に一言。Gazoo Racingのオートサロンにかける意気込みは相変わらず凄い! 見ごたえたっぷりだ。





