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更新日:2025.11.05 / 掲載日:2025.11.05
N-ONE e:が栄冠、「2025~2026 日本自動車殿堂カーオブザイヤー」に選出
日本自動車殿堂(会長:藤本隆宏)は11月5日、「2025~2026 日本自動車殿堂カーオブザイヤー」に、ホンダ・N-ONE e:を選出したと発表した。
このほか、「インポートカーオブザイヤー」など全4部門の受賞を発表。これらは同日発表の「日本自動車殿堂 殿堂者」「歴史遺産車」と合わせて、11月12日開催の表彰式典(芝浦工業大学 豊洲キャンバス)にて表彰が行われる。
【カーオブザイヤー】“日常生活に安心な軽EV”としてN-ONE e:が受賞

今回、日本自動車殿堂カーオブザイヤーに輝いたのはホンダ・N-ONE e:と、その開発グループ。同一メーカーのプレリュードとの接戦を制し、栄冠を獲得した。「日常生活に安心な軽EVとして十分な航続距離」「レトロとモダンを融合した優れたデザインイメージ」「軽自動車枠ながら安全運転支援機能を充実」といった点が高く評価された。
| 順位 | メーカー・車種名 | 点数(MAX:170点) |
| 1位 | ホンダ・N-ONE e: | 100点 |
| 2位 | ホンダ・プレリュード | 98点 |
| 3位 | スバル・フォレスター | 88点 |
【インポートカーオブザイヤー】名車をオマージュしたID.Buzzを選定

輸入車を対象としたインポートカーオブザイヤーは、フォルクスワーゲン・ID.Buzzおよびインポーターが受賞。「オリジナルワーゲンバスをEVでオマージュ」「フラットで広い車内空間と多彩なシートアレンジ」「多人数が乗車可能なミニバンEV」などの点が評価された。
| 順位 | メーカー・車種名 | 点数(MAX:170点) |
| 1位 | フォルクスワーゲン・ID.Buzz | 82点 |
| 2位 | BMW・X3 | 74点 |
| 3位 | フォルクスワーゲン・パサート | 62点 |
【カーデザインオブザイヤー】新世代のスポーツクーペ・プレリュードが栄冠

最も優れたデザインの国産車を選出するカーデザインオブザイヤーでは、ホンダ・プレリュードおよびデザイングループが受賞。「近未来を感じさせる新スポーティクーペ」「低くてシャープなフロントノーズと流麗な造形」「広くて実用的な空間と洗練されたインテリアデザイン」と、実用性を兼ね備えたデザインが高評価につながった。

| 順位 | メーカー・車種名 | 点数(MAX:170点) |
| 1位 | ホンダ・プレリュード | 112点 |
| 2位 | トヨタ・クラウン(エステート) | 88点 |
| 3位 | レクサス・GX | 72点 |
【カーテクノロジーオブザイヤー】フォレスター搭載の世界初実用化エアバッグが選出

期間内に発売された国産車に採用されている技術・機能を対象とした「カーテクノロジーオブザイヤー」には、スバル・フォレスターに搭載されたサイクリスト対応歩行者保護エアバッグとその開発グループが選出された。

「世界初のサイクリスト対応エアバッグを実用化」「エアバッグの展開領域をAピラー後方まで拡大」といった性能面に加え、同技術の採用による「死亡交通事故ゼロへの取り組みをさらに進化」という点が評価されている。
| 順位 | メーカー・車種名 | 点数(MAX:170点) |
| 1位 | サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ :スバル・フォレスター | 100点 |
| 2位 | 革新的な電動制御による優れた操作感覚を実現したHondaS+ Shift :ホンダ・プレリュード | 96点 |
| 3位 | 協調制御により高い安全性および運動性能を確保 :トヨタ・クラウン(エステート) | 86点 |
最も優れた乗用車および開発チーム等を表彰
2025~2026年 日本自動車殿堂 イヤー賞は、2024年10月16日~2025年10月15日までに日本国内で販売された新型車を対象に、「実用利便性」「経済性」「先進性」「安全性」「環境性」「審美性」などの項目で評価し、最も優れた乗用車・輸入車・デザイン・テクノロジーおよびそれらの開発グループ等を表彰する。なお、選考は自動車研究に携わる大学教授や研究開発機関の研究者などで構成された選考委員により、投票および評価総合点で行う。
日本自動車殿堂 公式HP:
https://www.jahfa.jp/
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