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更新日:2025.04.10 / 掲載日:2025.04.10
これが未来のコルベット!? GMの新デザインスタジオがコンセプトカー公開

ゼネラル・モーターズ(GM)は現地時間の4月7日、英国・ロイヤル・レミントン・スパに先進のデザインスタジオを新設し、そこで開発された「シボレー・コルベット コンセプトカー」を公開した。
航空機にインスパイアされた筋肉質なデザイン

英国チームは、コルベットの象徴ともいえるデザインの伝統について、クリーンなフォルムと筋肉質な形状に焦点を当て、未来的なスタイルをプラスした。このデザインは、車体の彫刻的要素と機能的要素の両方において、航空機からインスピレーションを得たものだという。

エクステリアの見どころは、車体の上半分と下半分とで特徴を明確に分けた点。上半分はコルベットのクラシックなデザイン要素を未来的に表現した。一方で下半分はテクニカル・デザインに重点を置き、EVバッテリーテクノロジーを構造に組み込んだり、ウイングやスポイラー無しで効率的に空気を流すように設計されたエアロダイナミクス・エレメントを採用するなどしている。

また、“Apex Vision”と名付けられた要素は、1963年型シボレー コルベット・スティングレイの「スプリットウィンドウ」にインスパイアされたもの。センターラインを強調しつつ、道路や周囲のパノラマビューも提供する。
GMの欧州展開を支えるデザイン研究の拠点に

今回GMが新設したデザインスタジオは、バーミンガムから約20マイル(約32km)離れたロイヤル・レミントン・スパに開設された。このスタジオは、欧州におけるキャデラックのEV事業拡大や、英国および欧州本土でのコルベット販売開始に向け、欧州へのコミットメントを示すものとしている。また、欧州のユーザーや文化的傾向に関する研究を進め、GMのグローバルデザインに新たな才能と新鮮な視点を導入する役割も期待されている。
コンセプトモデルの概要

全長×全幅×全高:4,669mm × 2,178mm × 1,033mm
シート高:127mm
ホイールサイズ(フロント/リア):22インチ/23インチ
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