【スバル】「WRX」の2016年モデルが米国安全性能試験で最高評価

　スバルのハイパフォーマンススポーツセダン「WRX」の2016年モデルが、アメリカのIIHS（Insurance Institute for Highway Safety／道路安全保険協会）が行う2015年の安全性評価で、最高評価の「TSP（トップセイフティピック）＋」を受賞した。対象となったのは、スバルの安全運転支援システム「アイサイト」を搭載する米国仕様車。スバルはWRXを含めた7モデルで「TSP」（TSP＋：6車種、TSP：1車種）を受賞している。

　アイサイトを採用したWRXは、TSP＋受賞の条件である前面衝突予防安全性能でも最高評価の「Superior」を獲得した。WRXは、Superiorの評価を受けたモデルの中で最高得点となる6ポイントを獲得している。

　IIHSでTSPを受賞するためには、前・側・後面衝突およびロールオーバー（車両転覆）時の安全評価のすべてにおいて最良の乗客保護性能を持ち合わせた車両として、最高の「Good」を獲得するとともに、2012年に導入されたスモールオーバーラップ試験においても「Good」または「Acceptable」を獲得する必要がある。2016年型WRXは、これらの安全性評価の5項目においてGoodを得たうえ、前面衝突予防性能試験でSuperiorを獲得した。

　アイサイトは、ステレオカメラのみで、歩行者や自転車も対象としたプリクラッシュセーフティ機能や全車速追従機能付きACCを実現した世界初のシステム。2008年5月に日本で販売が開始されて以降、オーストラリア、北米、ヨーロッパへと展開を拡大している。