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更新日:2025.08.27 / 掲載日:2025.08.18

ついに初公開! マツダ 新型CX-5の全貌

マツダ 新型CX-5 ついに欧州で初公開!

洗練されたデザイン、上質な室内、そして走る歓びを武器にマツダの屋台骨を支えてきたCX-5だが、ついに2025年秋、フルモデルチェンジが実施される。現時点で判明しているのは欧州仕様車の概要のみだが、新型はこれまでの美点を継承しつつ、デザインや装備機能を大きく高めてきたことは明らか。この先のミドルSUV選びに大きな影響を与えるのは間違いなさそうだ。

●文:横田 晃 ●写真:マツダ

走りとプレミアムを武器にマツダの中核モデルに

新型CX-5は、欧州では2025年後半、その他の市場では2025年12月からとアナウンスされている。欧州向けは「Prime-Line」「Centre-Line」「Exclusive-Line」「Homura」の4つのグレードを展開。価格は3万5000ユーロ(日本円で約600万円)からと、かなり高価な価格になる。

 魅力的な”魂動デザイン“をまとい、新世代シャシーやエンジンの総称であるスカイアクティブ技術をフル搭載した初代CX-5は、2012年2月にデビューすると、たちまち人気モデルになった。同年末には日本COTYを受賞。’12年、’13年の2年連続で、日本国内におけるSUVカテゴリーのベストセラーにも輝いたのだ。

 スタイリッシュなデザインに、上質な仕立ての快適な室内空間。走りと環境性能を両立させたクリーンディーゼルエンジンも好評で、日本におけるディーゼル人気の牽引役ともなった。その実力は海外でも認められ、発売3年後の15年春には、累計販売台数がグローバルで100万台に到達している。

 ところが、近年では各社がモデルライフを伸ばす傾向にある中、CX-5はデビューから5年足らずの16年暮れに、早くもフルモデルチェンジを遂げた。

 初代に問題があったわけではない。しかし、2代目こそ開発陣が目指した理想の姿であったことは明白だった。全体としてはひと目でCX-5とわかるキープコンセプトだが、魂動デザインはより逞しく、生き生きと表現されて、オリジナルのコンセプトが余すところなく表現されていた。

 クラフトマンシップを謳う室内は、上質な素材と仕立てに磨きがかけられ、見る物、触れるところのすべてが心地よく仕上げられて五感に訴えかけてきた。

 走りもさらに洗練され、ステアリング操作に連動したエンジン出力制御で旋回を助ける、G-ベクタリングコントロールも搭載。マツダがブランドの核心価値とする”走る歓び“を、誰にでも味わうことができた。

 そうして、初代を上回るヒット車となった2代目CX-5は、今度は丸8年を超えるモデルライフを通じて、マツダの屋台骨を支える存在となった。初代以来の累計販売台数は、100以上の国と地域で450万台に達するという。

最新機能を惜しみなく注入。特に車載ITは期待大

 去る2025年7月10日に欧州で発表された新型CX-5は、そうしたヒストリーで築き上げた美点をすべて受け継ぐ、正常進化のお手本のような姿でステージに立った。

 公開された欧州仕様車は、全長4690㎜、全幅1860㎜のディメンションで、現行型より115㎜長く、15㎜幅広くなり、伸びやかなデザインの魅力は一層引き出されている。パワートレーンは現行と同様の横置きエンジンのFFと4WDだが、ロングノーズのプロポーションは、’22年に登場したCX-60に始まる新世代FRシリーズを思わせるスポーティなもの。

 抑揚のある面で構成されたサイドビューも、リヤタイヤにしっかり荷重のかかった、獲物に飛び掛かる野獣を思わせるダイナミズムにあふれている。

「ウェアラブルギア」と名付けたコンセプトのもとで進化したエクステリアは、ホイールベースと全長を延長することで、よりどっしりとした広々とした印象をプラス。さらにスポーティなスタイリングに変化している。
グリルの下側から左右のヘッドランプへとつながるシグネチャーウイングデザインがさらに印象的に。短めのオーバーハングが特徴のリヤにも、ウイング形状のLEDライトを配置している。
先代よりも車両の幅が拡大したことで、よりどっしりとした安定感のあるスタンス感を実現。車格が向上したたたずまいも魅力になっている。

 縫製のステッチひとつにまで神経が行き届いたインテリアには、マツダ史上最大となる15.6インチの大型センターディスプレイを搭載。まったく新しい車載IT(グーグルビルトイン)とも連携して、スマホ感覚のインターフェイスを提供している。

前方視界に優れる水平基調のデザインは踏襲されるが、中央のディスプレイは大型化が図られ、コマンダーダイヤルも廃止されるなど、インターフェイス系も大きく刷新されている。
後席まわりのスペースが拡大したことで居住性も向上。撮影車の「Homura」グレードは、OPでタンレザー地やパノラマサンルーフなどが選択できるなど、プレミアムキャラの演出も巧みだ。

 ドライバーが見つめるインストルメントパネルには、10.25インチのディスプレイを採用。ステアリングホイールのスイッチで、さまざまな情報が引き出せる。今や常識となった自動ブレーキをはじめとする運転支援システムも、もちろん最先端だ。

直感的な操作が可能な12.9インチまたは15.6インチ大型センタータッチディスプレイを搭載。AIアシスタントを含むグーグルアプリを備えるグーグルビルトインがマツダ車として初採用されるなど、車載ITの大幅進化もトピックスだ。
上質感が漂うステアリング中央には「MAZDA」のロゴが配される。ステアリングスポーク左右にはオーディオやクルーズコントロールのコントロール機能も備わる。
コンソールは、ダッシュボードと同様に上部がブラック、左右がベージュのツートンカラーで統一。シフトレバー手前にはQiワイヤレス充電器が設置される。

国内は2種のガソリン車が有力ディーゼルターボはどうなる?

 発表された欧州仕様のパワートレーンは、4気筒2.5ℓのエンジンに発電機兼用のモーターと24Vのリチウムイオンバッテリー、回生協調ブレーキを組み合わせたマイルドハイブリッド。このMハイブリッドと名付けられるシステムは、現行型でも欧州仕様には搭載されていたものだ。

 それに加えて、マツダでは27年中に、スカイアクティブZと呼ぶ新世代エンジンとマツダオリジナルのシステムを組み合わせたフルハイブリッド車を新型CX-5に設定することを、すでにアナウンスしている。

 一方で、CX-5の象徴ともなったディーゼルは、少なくとも欧州仕様には設定されない模様だ。

 欧州では2025年末から発売され、ドイツ仕様では3万5000ユーロ、日本円にして約600万円からの値付けとアナウンスされている。

 気になる日本仕様は、ズバリ、2ℓのマイルドハイブリッドがメインになると本誌は予想している。ディーゼルの設定も十分ありえる。ただし、価格の上昇は避けられず、売れ筋グレードは上級のCX-60のスタート価格と重なって、悩む場面も出てきそうだ。

 それでも、すべてをアップグレードした新型CX-5は、期待を裏切らない一台となることだろう。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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