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オイル交換
更新日:2025.07.25 / 掲載日:2025.07.25

日産自動車のオイル交換の重要性|時期・料金・業者選びのコツを徹底解説

オイル交換は、日産車を安全かつ快適に走らせるうえで欠かせないメンテナンスです。エンジンオイルには、潤滑や冷却、洗浄など多くの役割を担っており、放置すると燃費の悪化やエンジントラブルにつながります。

この記事では、オイル交換の重要性、適切な交換時期、費用相場を解説します。純正オイルと社外オイルの違い、業者選びのコツまでを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. オイル交換が日産車にとって重要な理由

日産車(イメージ)

日産車の性能をしっかり引き出し続けるには、オイルの役割を理解し、交換の必要性とそのタイミングを見極めることが大切です。

ここでは、オイルが担う役割と、交換を怠った場合に起こるトラブルを解説します。

(1) エンジンオイルの役割

オイルは、ただ部品を滑らかに動かすだけのものではありません。日産車本来の走行性能を支える、5つの役割があります。

1. 潤滑:金属部品の摩擦を低減させ摩耗や焼きつきを防ぐ
2. 密封:シリンダーとピストンの隙間をオイルの被膜で密封し、圧縮効率を保つ
3. 冷却:燃焼や摩擦によって発生した熱を吸収し、エンジンの過熱を防ぐ
4. 洗浄:燃焼により発生する汚れ(スス)や金属粉を取り込み、エンジン内部を清潔に保つ
5. 防錆:エンジン内の金属表面にオイルの被膜を形成し、サビや腐食から守る

これらの機能は、オイルの劣化とともに徐々に弱まります。定期的な交換を怠るとエンジン性能が低下してしまいます。

(2) 劣化したオイルによるトラブル

劣化したオイルをそのまま使い続けると、エンジンに悪影響を与えます。とくに注意したいのは以下の3つです。

1. 燃費の悪化
2. エンジンの不調や劣化
3. エンジンの焼きつき

このような不具合を放置すると、修理費用が高額になるだけでなく、走行中の安全にも支障をきたす恐れがあります。

① 燃費の悪化

劣化が進んだオイルは粘度が変わり、本来の潤滑性能が失われます。その結果、部品同士の摩擦が増え、エンジンを動かすのに余分な力が必要になります。

さらに、密封性能の低下により、ピストンとシリンダーの隙間から燃焼ガスが漏れやすくなるため、エネルギー効率が落ちて燃費が悪くなりがちです。

② エンジンの不調や劣化

劣化したオイルには不純物が多く含まれており、経過とともにオイルフィルターに汚れが蓄積されます。そのまま使い続けると最悪の場合、オイルフィルターが目詰まりを起こし不純物を含んだオイルがそのままエンジン内部を循環してしまいます。

この状態では潤滑や冷却などが十分にできず、各部品に負担がかかるため、エンジンに異常が発生しやすくなります。症状が悪化すると修理では対応できず、部品交換が必要になるケースもあるでしょう。

③ エンジンの焼きつき

劣化したオイルを使い続けると、潤滑や冷却作用といった本来の性能が失われ、金属の摩擦によって熱がこもりやすくなります。その状態が続けば、エンジン内部の温度は異常に上昇してしまいます。

やがてピストンやシリンダーが熱で変形し、金属同士が固着して動かなくなる「焼きつき」が発生します。

焼きつきが起こると、エンジンは停止し、車を動かせなくなります。ここまで進行すると、多くの場合は修理で対応できず、エンジン本体の交換といった高額な費用が発生してしまいます。

2. 日産車のオイル交換目安

日産車のオイル交換タイミングは、車種や使い方によって大きく変わります。走行距離だけでなく、使用環境にも影響するため、自分のケースにあった目安を知ることが大切です。

ここでは、一般的な交換時期と車種別などの違い、さらに見逃しがちな交換サインまでを紹介します。

(1) 日産車の一般的な交換タイミング

日産車のガソリンエンジン(ターボなし)の場合、オイル交換目安は「走行距離5,000km」または「使用期間6カ月」ごととされています(参照:エンジン周りの消耗品|日産)。

どちらか早く到達したタイミングでの交換が推奨されており、これを超えて使用し続けると、オイルが劣化しエンジンに悪影響を与えます。

(2) 車種や使用環境による違い

日産車のオイル交換時期は、車種や使用環境によっても変わります。

ターボエンジン搭載車や、シビアコンディションに該当する場合は、より短い交換サイクルが推奨されます。

以下のような走行スタイルがシビアコンディションにあたります。

条件該当の目安例
悪路の走行が多い凹凸道・砂利道・雪道などの割合が30%以上、下回りへの衝撃が多い、ホコリの多い路面
年間の走行距離が多い年間2万km以上走行する
山道、登降坂路が多い登り下りの走行が多く、ブレーキの使用回数が多い
短距離走行の繰り返し1回の走行が8km以下になることが多い
その他頻繁なエンジンの始動・発信・停止、長時間のアイドリング運転
参照:シビアコンディションについて教えて。|日産

これらの条件に当てはまると、通常よりオイルが早く劣化します。交換時期はそれぞれ異なるため、くわしくはメンテナンスノートをご確認ください。

(3) オイルランプの点灯

オイルランプが赤く点灯している(イメージ)

オイルが極端に減ると、メーター内のオイルランプが赤く点灯し、異常を知らせてくれます。

オイルランプが点いた状態で走行し続けると、潤滑が不十分になり、金属部品の摩擦が増えてエンジン内部に大きな負担がかかります。結果として、部品の破損や焼きつきなど深刻なトラブルにつながるため注意が必要です。

オイルランプが点灯した際は、速やかに安全な場所へ停車し、エンジンを停止しましょう。あきらかにオイルが不足している場合は、応急的に補充しておくと安心です。

オイルは定期的に交換していれば、極端に減ってしまうことはありません。しかし、オイル交換を長期間怠ると、部品の摩耗や気密性の低下によって、燃焼時にオイルが少しずつ減少することがあります。

また、オイル漏れやセンサーの不具合など、故障が発生している可能性もあるため、必ず専門業者で点検を受けるようにしましょう。

(4) エンジンオイルの色が黒い

オイル交換の目安として、「オイルの色」を確認するのもひとつの方法です。新しいオイルは透明感のある黄色(蜂蜜のような黄色)ですが、使っていくうちに黒く濁っていきます。

もしオイルが濃い茶色や黒に近く、ねばつきや焦げたようなにおいがある場合は、オイルが劣化しているサインです。

色を確認するには、エンジンルーム内にあるオイルレベルゲージを引き抜いて、付着したオイルを目視でチェックしましょう。

オイルレベルゲージを引き抜く様子(イメージ)

状態の判断に迷った場合は、無理をせず整備士にチェックを依頼するのが安心です。

3. オイル交換の料金相場と業者を選ぶポイント

日産車のオイル交換費用は、依頼する業者によって大きく異なります。料金だけでなく、サービス内容や整備の安心感も選ぶ際の重要なポイントです。

ここでは、各業者の特徴と料金目安、選ぶ際のポイントを解説します。

(1) 日産ディーラーで料金相場と特徴

ディーラーでは、日産純正オイルを使い、メーカー基準に沿った丁寧な整備が受けられます。

交換料金は高い傾向にありますが、信頼性の高さがメリットです。とくに新車や保証期間内の車には最適といえるでしょう。

(2) ガソリンスタンド・整備工場・カー用品店の料金相場と特徴

ディーラー以外にも、コストを抑えながらオイル交換できる選択肢は多くあります。ここでは、身近な業者ごとの特徴を紹介します。

① ガソリンスタンド

給油ついでに気軽に立ち寄れるのが、ガソリンスタンドの魅力です。

予約なしで対応してくれる店舗も多く、忙しい人にとって便利な選択肢ですが、店舗やスタッフによってスキルに差があります。ディーラーと比べて比較的安くオイル交換ができますが、独自ブランドのオイルを使うこともあります。そのため、依頼する前にオイルの種類やサービス内容を確認しておきましょう。

② 整備工場

地域の整備工場では、柔軟な対応やこまやかな説明が期待できます。工場によってはディーラーより安価にオイル交換できます。

ただし、オイルの種類や作業の質は店舗によって異なるため、事前に公式サイトや口コミをチェックしておくことをおすすめします。

③ カー用品店

カー用品店は、コストパフォーマンスの良いオイルから耐久性の高い高級オイルといった、品揃えの豊富さが魅力です。

ただし、スタッフの対応や技術にはバラつきがあるため、事前に評判を確認してから利用するのがおすすめです。

(3) オイル交換を依頼する業者を選ぶポイント

依頼する業者を選ぶ際は価格だけでなく、以下の3つのポイントを重視することが大切です。

1. 技術力
2. 信頼性
3. 価格の妥当性

順にご紹介します。

① 技術力

エンジンオイルの粘度や注入量を間違えると、エンジンに深刻なダメージを与える恐れがあります。日産のようにエンジン設計にこだわりがあるメーカーでは、技術力のある整備士に任せることが重要です。

不安なときは、「この車種に最適な粘度は?」「交換時間はどれくらい?」などを質問し、対応の確かさをチェックしてみてください。

② 信頼性

公式サイトや口コミで実績や対応の丁寧さを確認しましょう。

長年営業している店舗や、資格者の在籍が明記されている業者は安心感があります。口コミは評価の点数だけでなく、具体的な内容を複数チェックするのがおすすめです。

③ 価格の妥当性

料金の安さは魅力ですが、極端に安い場合には注意が必要です。

安価なオイルを使用していたり、本来必要な工程が省略されていたりするケースもあります。そのため、「使用するオイルの種類」「フィルター交換が含まれているか」「工賃込みかどうか」など、依頼する際は見積もりの内容を確認しておくことが大切です。

複数の店舗で見積もりを取って比較すると、適正価格の目安がつかみやすくなります。

4. 純正オイルと社外オイルの違いと選び方

オイル交換するとき、純正品と社外品のどちらがよいか迷う人も多いでしょう。それぞれに特徴があるため、違いを理解したうえで自分の車に合ったオイルを選ぶことが大切です。

(1) 純正オイルのメリットとコスト感

日産純正オイルは、各車種のエンジン特性に合わせて開発されており、潤滑性・冷却性・燃費性能といったバランスに優れています。エンジンとの相性が良く、車本来の性能を安定して発揮しやすくなる点が大きな特徴です。

また、トラブル時に「純正オイル使用」が保証の条件となる場合もあるため、保証期間中は純正品の使用がおすすめです。

ただし、価格は比較的高めで、種類も限られています。ディーラーでのオイル交換が高いと感じた場合や、コストパフォーマンスや性能を重視したい場合は、社外オイルも検討するとよいでしょう。

(2) 社外オイルとの違いと選ぶポイント

社外オイルは、粘度・添加剤・価格の選択肢が豊富で、使用環境や走行スタイルに応じた製品を選べます。

たとえば、スポーツ走行向けの高温耐性タイプ、燃費重視の低粘度タイプ、長距離向けの高耐久モデルなどがあります。

ただし、メーカー基準に準じない製品もあり、品質にばらつきがある点には注意が必要です。保証期間中に使用すると、保証対象外になる場合もあります。

社外オイルを選ぶ際は、日産車に対応したAPI規格やSAE粘度が日産車に適合しているかを確認し、信頼できるブランドやレビューも参考にしましょう。

オイルの選び方については、以下の記事でくわしく解説しています。

5. オイル交換を安く済ませるコツ

オイル交換の様子(イメージ)

日産車のオイル交換費用をできるだけ抑えたい場合、信頼性を確保しながらコストを下げる工夫が必要です。ここでは、実践しやすい3つの方法を紹介します。

1. メンテナンスパックに加入する
2. 複数の業者の料金やサービスを比較する
3. 自分でオイル交換する

(1) メンテナンスパックに加入する

オイル交換を安く済ませたいなら、日産ディーラーが提供する「メンテナンスパック」の活用がおすすめです。

オイル交換や法定点検などがセットになっており、個別に依頼するより割安で、整備のタイミングも自動で管理されるため手間も省けます。

とくに新車購入時に加入すれば、初回車検までの期間をお得にカバーできるプランもあり、費用面でも安心です。全国のディーラーで利用できるため、引っ越し後も継続してサービスを受けられます。

整備は日産車に精通した国家資格保有の整備士が担当しますので、信頼性とコストパフォーマンスを両立したい人にとって、非常にバランスの取れた選択肢です。

(2) 複数の業者の料金やサービスを比較する

少しでも費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取り、価格とサービス内容を比較しましょう。

ただし、料金だけで判断すると、オイルの品質や作業の丁寧さに差が出ることもあります。使用するオイルの種類や整備士の技術力、アフターサービスなども含めて総合的に判断することが重要です。

時期によっては、割引キャンペーンや特典を実施している店舗もあるため、タイミングを見て依頼してもよいでしょう。

(3) 自分でオイル交換する

基本的な知識と必要な道具があれば、自分でオイル交換することも可能です。

必要な道具をそろえる初期費用はかかりますが、工賃が不要な分、長い目で見るとコスト削減につながります。

さらに、粘度やグレード、メーカーなども自由に選べるため、オイルにこだわりたい人には向いている方法です。

ただし、車種によって必要なオイル量やドレンボルトの位置が異なるため、慣れていない人には難易度が高めです。少しでも不安があれば、無理せずプロに依頼することをおすすめします。

作業自体には1〜2時間程度かかるため、準備や片付けの時間も考慮して余裕を持って作業しましょう。

具体的なオイル交換の手順や必要な道具は、以下の記事で解説しています。

6. よくある疑問と交換時の注意点

オイル交換は慣れている人にとってはスムーズにこなせる作業ですが、初めてだと戸惑うポイントも多いものです。

ここでは、よくある疑問と注意すべき点をわかりやすく解説していきます。

(1) オイルフィルター(オイルエレメント)を交換するタイミングは?

オイルフィルターの交換は、「オイル交換2回に1回」または「走行距離1万kmごと」の交換が推奨されています。

フィルターは、オイルに含まれるスラッジや金属粉などの不純物を取り除き、エンジン内部を保護する役割を担っています。しかし、長く使い続けると不純物が蓄積し、目詰まりの原因になります。

目詰まりを起こしたフィルターでは、汚れたオイルがそのまま循環し、潤滑や冷却効果が十分に発揮されなくなります。その結果、エンジンに余計な負担がかかり、トラブルの原因になります。

とくにシビアコンディションに該当する場合は、早めの交換がおすすめです。

(2) オイルが減っていたら補充でいい?

オイルの量が減っていた場合、応急処置として補充するのは問題ありません。

ただし、継ぎ足しだけを繰り返すのは避けましょう。古いオイルは金属粉やスラッジなど不純物が含まれているため潤滑や冷却作用といった本来の性能が失われています。そのため、新しいオイルを補充してもオイル全体の性能は回復せず、エンジンに負担をかけてしまいます。

また、減りが異常に早いと感じた場合は注意が必要です。オイル漏れやエンジン内部の不具合など、想定外のトラブルが原因の可能性もあります。

オイルの状態はこまめに確認し、違和感があれば専門の整備士に相談するようにしましょう。

7. オイル交換はグーネットピットにお任せください

日産車の性能を長く維持するためには、適切なタイミングで信頼できる業者にオイル交換を依頼することが重要です。

オイルの劣化を放置すると、燃費の悪化やエンジンの不調、最悪の場合は高額な修理につながる恐れがあります。

走行距離や使用環境に応じて、早めの交換を意識しましょう。とくにターボ車やシビアコンディションに該当する場合は、よりこまめなメンテナンスが欠かせません。

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
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