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更新日:2018.10.18 / 掲載日:2015.03.23
【日産】横浜市旭区でUR賃貸居住者向けカーシェアリング試行導入

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
日産は、UR(都市再生機構東日本賃貸住宅本部)と共同で、居住者向けのカーシェアリングを試行導入する。運輸省の超小型モビリティ認定制度を利用したもので、横浜市旭区の左近山団地周辺市域での有用性を検証する。
導入台数はカーシェアリング貸出車両が5台、安全運行管理車両が1台で、左近山ショッピングセンターと左近山ショッピングプラザに設けた拠点で車両の貸し出しと返却を行う。実施期間は2015年3月23日から2016年3月31日の約1年間を予定。利用時間は7:30から19:30で、利用料金はキーを貸し出してから20分間は無料、以降20分ごとに200円となる。
左近山地区での超小型モビリティカーシェアリングには、2013年より日産が神奈川県およびURと連携して取り組んできた。2013年6月から2014年4月に団地巡回管理車として超小型モビリティを試行導入し、2013年11月には居住者向け体験試乗会を開催。2014年7月から2015年3月にかけて左近山団地での先行導入と活用可能性調査を行っていた。
車両の貸し出しや管理には、大手マンション宅配ロッカー会社であるフルタイムシステムの協力を仰ぐ。フルタイムシステムは、マンションカーシェアリングで60台以上の運営実績も持っている。「F-rents(フレンツ)コミュニティシステム(無人鍵貸出機)」で貸し出しを行い、フルタイムシステム社のFTSコントロールセンターで貸出機を24時間体制で遠隔監視する。
カーシェアリング車両の日産「ニューモビリティコンセプト」は、リチウムイオン電池を搭載した2人乗りの電気自動車で、フル充電で約4時間の走行が可能。最高速度は80km/h。