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更新日:2024.02.15 / 掲載日:2024.02.15
ホンダ 新型量産FCEV、世界初公開へ。エネルギー総合展「スマートエネルギーウィーク」で
ホンダは2月15日、東京ビッグサイトで開催される「第21回 SMART ENERGY WEEK【春】」(主催:RX Japan、開催期間:2024年2月28日~3月1日)への出展内容を発表。その中で、2024年内に発売を予定している新型燃料電池自動車(FCEV)の量産モデルを世界初公開することを明らかにした。
北米向けSUV「CR-V」ベース GMと共同開発の燃料電池システムを搭載

スマートエネルギーウィークは世界最大級の新エネルギー総合展で、水素・燃料電池、太陽光発電、二次電池、スマートグリッド、洋上風力、バイオマス発電、ゼロエミッション火力など多様な技術が出展。世界各国から専門家が来場する展示会として業界に定着している。2024年は今回の春展、10月開催の秋展、11月開催の関西展が予定されている。
今回の春展は7つの構成展示会で構成。ホンダが新型FCEVを出展するのは、水素・燃料電池に関連する出展・カンファレンスを集めた「H2 & FC EXPO 水素燃料電池展」となっている。
新型FCEVの量産モデルは、今年、日米で発売を予定しているもので、北米で販売しているSUV「CR-V」をベースに、GMとの共同開発による燃料電池システムを搭載。短い燃料充填時間で長距離を走行できるFCEVの特長に加え、プラグイン機能により、家庭で充電できるEVの利便性も兼ね備えたモデルとしている。
また、同出展では2021年に販売終了となったFCEV「クラリティフューエル セル」の2019年モデルに搭載していた燃料電池システムの2倍の耐久性を持ちながら、コストを3分の1に抑えた、最大出力80kWを有する外販用燃料電池モジュール(プロトタイプ)なども展示される。
遠隔操作型の無人潜水機「作業用ROV」も世界初公開

ホンダでは前述の展示会のほか、風力発電に関する製品・技術を集めた「WIND EXPO 風力発電展」、ITを活用し電力の需給調整を実現するスマートグリッド技術に焦点を当てた「SMART GRID EXPO スマートグリッド展」に出展。
「WIND EXPO」では、洋上風力発電のメンテナンスなど水中作業に活用可能な遠隔操作型の無人潜水機「作業用ROV(Remotely operated vehicle)コンセプトモデル」を世界初公開する。
スマートエネルギーWeek 開催概要
構成展:WIND EXPO[春]2024~第13回[国際]風力発電展[春]~、H2&FC EXPO[春]2024~第21回[国際]水素・燃料電池展[春]~、SMART GRID EXPO春~第15回[国際]スマートグリッド展~ 他
主催者:RX Japan
開催日程:2024年2月28日(水)~3月1日(金)
会場:東京ビッグサイト
公式ウェブサイトURL:
https://www.wsew.jp/spring/ja-jp.html
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