故障・修理
更新日:2020.05.11 / 掲載日:2020.05.11
視覚向上プロジェクト【3】

取り回しルートに設置されたカバー類は可能な限り外す
フロントカメラは車体前方端に取り付けるため、カメラケーブルをエンジンルームから車内へと引き込む必要が生じる。
このエンジンルームから車内への引き込み、純正ハーネスの取り回しルートに沿って引き回せば確実に行える。ただし、取り回しルートに設置されているパネル類は可能な限り取り外すことが肝心! 手間を惜しむとかえって時間がかかったり、ハーネスを挟んで潰すなどトラブルを引き寄せることにもなるからで、遠回りした道が結果的には近道となるのだ。
純正ハーネスの車内への引き込みポイントを確認する

平成モデルの車両は、フロントフェンダー後方のドアヒンジ上部付近にサービスホールが設けられる傾向にある。

リジットラックをセットして右フロントタイヤを取り外す。

アンダーカバーを外す。

フロントバンパーを取り外す。

そして、インナーカバーを取り外すと、エンジンルームから取り回されているハーネスと共にドア前方に設置されたハーネス引き込み口を目視できる。
脱着時の余裕を持たせてエンジンルーム内に引き回す

バンパー脱着時に突っ張ることなく引き出せる余裕を残して、カメラ延長ケーブル端をラジエーターアッパーサポート端にタイラップで固定。

タイラップで既存のハーネスに共留めしつつ右ライト方向に取り回していく。
既存のハーネスに添わせて取り回す

既存のハーネスルートに沿って一旦エンジンルーム内に引き込む。

側壁のサービスホールを通してフロントフェンダー内に引き出す。

フェンダー内に引き込んだカメラ延長ケーブルにコルゲートチューブを被せる。

フェンダー上部裏に取り回されている純正ハーネスにタイラップで共留め。

ハーネス引き込み口まで取り回していく。
グロメットの隙間から車内に引き込む

インパネのアンダーカバー及びサイドカウルを取り外して、インパネ裏にアクセスできる状態にする。

ハーネス引き込み口のグロメットの隙間に針金(園芸用のアルミ針金がおすすめ!)を差し込む。

車内側に引き出す。

押し込んだ針金の端をカメラ延長ケーブルのコネクターに巻き付け、テープを巻いてカバー。

車外側が軽く緩んだ状態にさせる。

車内側の針金を引いて車内に引き込む。
カメラを接続し、元通り組み上げる

インナーカバーを元通り組み付ける。

フロントバンパーを固定位置に軽く組み付け、上端の隙間からカメラケーブルを引き出す。

カメラ側のコネクターの切り欠きをカメラ延長ケーブルの矢印に合わせて差し込む。

奥まで確実に押し込み、テープを巻いて防水処理する。

ケーブルの取り回しを整え、バンパー類を元通り組み付ける。