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更新日:2023.04.24 / 掲載日:2023.04.24

“格上”のSUV「レクサスNX」で最新のレクサスを味わう

【今、本当に乗りたい&買いたいクルマ】2023年春、狙うべき実力モデルはこれだ!

装備充実かつ走りも上々というのが、最近のクルマ選びのトレンド。実際、ライバルより一歩秀でた魅力を持つモデルは、このあたりをしっかりとおさえていることが多い。今回はそんな独自の魅力を持つ、“乗りたい&買いたい”オススメ車をお届け!

●文:川島 茂夫

LEXUS NX

●価格帯:455万〜753万5000円

【PROFILE】
レクサスSUVの中核を成すモデルであり、ファミリー&レジャーに適したミドルSUVらしい実用性も備わっているが、多彩なパワートレーンを中心にしたオンロードでの走りの良さがセールスポイント。そこに織り込まれたレクサス車らしい品の良さを感じさせる作り込みも見所だ。

■主要諸元 (NX450h+ “F SPORT”) 
●全長×全幅×全高(㎜):4660×1865×1660 ●ホイールベース(㎜):2690 ●車両重量(㎏):2020 ●パワーユニット:2487㏄直4DOHC(185PS/23.2㎏・m)+ツインモーター(134kW/270Nm【フロント】40kW/121Nm【リヤ】) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●WLTCモード総合燃費:19.6㎞/ℓ ●タイヤ:235/50R20 

レクサス流の性能強化で
1ランク上の実力を獲得
 乱暴にいうとトヨタ・ハリアーのレクサス版といえるモデルだが、パワーユニットやメカニズム、装備機能をひも解いていくと、トヨタブランドとレクサスブランドの違いは明確。明らかに格上のプレミアムSUVに仕立てられているのだ。

 パワートレーンは2.5ℓNA、2.4ℓターボ、2.5ℓハイブリッド、2.5ℓPHEVの内燃機系が2タイプ、ハイブリッド系が2タイプ、合計4つから選ぶことができるが、内燃機車もハイブリッド車もハリアーよりも格上のユニットが採用されており、特にPHEVを含むハイブリッド車は高性能仕様となっているのがポイント。

 さらにフットワークの良さも見逃せない美点のひとつ。電子制御サスを標準装着しているFスポーツは、積極的なスポーツドライビングも可能な味付けで、オンロードでの良質なファントゥドライブとツーリング性能を実現する国産車では珍しい稀有な仕様だ。コンベンショナルなサスを採用するグレードも、硬めのサスチューンながら粗さがなく、骨格から減衰性を感じさせるような据わりと落ち着きがある。

 これらの運転感覚はハリアーにはないもので、フットワークの深みが違うと思わせる。NX専用に車体骨格から手を加えたことによるメリットになるが、走りの質のレベルは完全に別次元だ。

 なおパッケージングはミドルSUVとしては標準的なサイズで、キャビンの広さなどはハリアーと同等。キャビンまわりの質感の良さが強調されることも多いが、4名乗車のレジャーユースに難なく対応できるユーティリティも兼ね備えており、実用性に優れていることも見逃せない美点といえる。

 高性能とファントゥドライブと質感の3つの点を持つことがレクサスの魅力だが、NXはレクサス車の中でもバランス良く採り入れているモデル。アウトドアレジャー用途向けのSUVとして考えればライバルは多いが、レクサスが目指すプレミアムの世界を知るには最適な1台だ。

2.5ℓPHEVは、大容量バッテリーを搭載することで駆動モーターの出力も1ランク上。穏やかさと力強さを巧みに両立することで最上級グレードにふさわしい走りを披露してくれる。
切り返し操作も含め、ほぼ自動化された高度駐車支援システム「レクサスチームメイト(アドバンストパーク)」が選べるなど、最新機能も抜かりなく用意。

【だから乗りたい!】

レクサスの最新技術で明らかに“格上”に仕立てられたハイパフォーマンスカー

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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