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更新日:2023.06.12 / 掲載日:2023.04.19
スバル レガシィアウトバックはワゴン&SUVの良いとこ取り!実用的な魅力に迫る
【今、本当に乗りたい&買いたいクルマ】2023年春、狙うべき実力モデルはこれだ!
装備充実かつ走りも上々というのが、最近のクルマ選びのトレンド。実際、ライバルより一歩秀でた魅力を持つモデルは、このあたりをしっかりとおさえていることが多い。今回はそんな独自の魅力を持つ、“乗りたい&買いたい”オススメ車をお届け!
●文:川島 茂夫
SUBARU レガシィ アウトバック

【PROFILE】
スバルSUV戦略のフラッグシップであり、現在国内で展開する唯一のレガシィの系譜。ツーリングワゴンのSUV仕様として誕生したが、現行モデルはSUV専用開発といってもいい。1.8ℓターボ搭載で悪路対応のXモードを備えた4WDシステムを標準採用する。
■主要諸元(リミテッドEX)
●全長×全幅×全高(㎜):4870×1875×1675 ●ホイールベース(㎜):2745 ●車両重量(㎏):1690 ●パワーユニット:1795㏄水平対向4気筒DOHC直噴ターボ(177PS/30.6㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:13.0㎞/ℓ●タイヤ:225/60R18


ツーリングワゴンとSUV
どちらで見ても高レベル
現行型の見所はSUVに振った設計。レガシィ ツーリングワゴンをSUV化させたモデルとして開発されていたが、先代ではツーリングワゴンがラインナップから整理され、レガシィのワゴン系はアウトバックのみの設定となっていたが、現行型では外観や実用面でのSUV濃度を高め、フォレスターの上位設定モデルらしいプレミアム感を備えたSUVとした。
林道等のラフロード用途では全長4.9m弱×全幅1.9m弱の車体寸法がウイークポイントになるが、4WDシステムにはフォレスターやクロストレックで定評のある悪路対応のX-MODEを備えた電子制御カップリング式を採用する。外観の印象もこれまで以上にSUVらしいタフネスを強調したものだが、その見かけと一致した悪路性能を備えている。
SUVとしての実用面の見所としては実践力の高いルーフレールがあり、ラグジュアリー志向のリミテッドEXには2ウェイ型クロスバービルトイン型、レジャー志向のXブレイクEXには大荷重対応のラダー型を装備。ルーフレールの使い方にこだわるユーザーには実用面での付加ポイントだ。
パワートレーンは1.8ℓターボ+CVTのみの設定。レヴォーグSTIスポーツ系やフォレスタースポーツ系と同型だが、1クラス上の車重と大径タイヤに対応するため最終減速比をローギヤード化している。ガソリンのターボといえばスポーティなパワーフィールを想像する。もちろんそういった側面もあるが、この1.8ℓターボの特徴は実用域でのトルクと扱いやすさ。アウトバックの車格相応な悠々とした力強さで、街中から長距離までバランスがいい。
フットワークも穏やかなツーリングに適した操安と乗り心地のウェルバランス型であり、スポーツ色は薄いが用途面ではツーリングワゴンの後継としても悪くない。
悪路にのめったハードクロカンでもスポーツ至上の高性能志向でもなく、上級SUVとしてとがった部分はないが、アウトドアレジャーを中心にしたプライベートタイムの充実を求めるなら、内外装も走りの方向性もドンピシャだ。










【だから乗りたい!】