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更新日:2019.06.21 / 掲載日:2017.01.12

高速道路(一般道)でのチェーン規制による違反の範囲

高速道路(一般道)でのチェーン規制による違反の範囲

goo-net編集チーム

雪道での自動車の運転は路面が滑りやすく非常に危険なため、
特に雪が多い場合や路面状態が悪い場合にはチェーン規制が行われることがあります。

冬の時期に、降雪地域を車で訪れる際などに、
高速道路や一般道路においてチェーン規制が行われることは少なくありません。

今回は、チェーン規制の場合でも戸惑うことが無いように、
高速道路や一般道路でのチェーン規制による違反の範囲について見ていきましょう。

チェーン規制の範囲とは?

チェーン規制は一般的には積雪や降雪が激しく安全な走行ができないと判断された場合や、
気温が低下し路面が凍結してしまう恐れのある場合に出されます。

これには大きく分けて2種類存在します。

滑り止め装置装着規制と言われる、
チェーンまたはスタッドレスタイヤなどの滑り止め対策を求める場合と、
全車両チェーン装着規制と言われる、
スタッドレスタイヤを装着していてもチェーンを装着しなければいけない場合とがあり、
状況に応じて発されます。

そのため、その規制の情報と内容を正確に理解し、発動に従って対応する必要があります。

チェーン規制を違反するとどうなるの?

チェーン規制に従わない場合には、基本的にはその範囲には進入ができず、
引き返すことを指示されます。

通常は規制区間の入り口のインターチェンジや料金所の入り口に警察官が待機し、
一台一台の装着状態をチェックし、
装着が確認されている車だけを通行させるような措置が取られることが一般的です。

ただし、急な降雪などで既にチェーン規制区間に進入している場合や、
道路状況により引き返すことが難しい場合などは、
警察官の指示に従い、指定された地点まで走行が許される場合もあります。

チェーン規制を違反するとどんな罰則になるの?

高速道路においては警察官が一台一台装着状態を確認し、
装着が確認された車の通行を許可する形となります。

万が一警察官の指示を無視し規制区間に進入した場合には、
高速自動車国道等措置命令違反となり、点数2点、反則金なしの処分となります。

また、警察官の確認や誘導が無い場合においても、
雪道や凍結路面のある道路を走行する場合には滑り止め装置装着の義務が規定されていますので、
チェーン規制区間を夏用タイヤで走行していた場合などは、
道路交通法違反となり処分されることになります。

一般道路でもチェーン規制を違反すると違反になるの?

一般道路においてもチェーン規制が行われることがあります。

この場合にも高速道路同様、警察官の指示を無視して走行を続けた場合には、
警察官通行禁止制限違反となり、点数2点、反則金なしという処分になります。

また、都道府県ごとに規定されている、道路交通法施行細則において、
凍結した路面を夏タイヤで走行することを禁止されていることもあります。

夏タイヤのまま凍結路面でスリップ事故などを起こした場合には、
この違反が加算され処分されることになるので注意が必要です。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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