試乗記[2012.03.22 UP]

アルファロメオ ジュリエッタ 試乗レポート

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アルファロメオ ジュリエッタ 文●GooWORLD 写真●GooWORLD アルファコンタクト TEL:0120-779-159

伝説の名前を与えられた新型5ドアハッチバックアルファロメオらしい走りに 高い環境性能と安全性能を詰め込んだ贅沢なパッケージングアルファ純血ともいえる四葉クローバーも健在だ

アルファの血脈を受け継ぐ待望のエレガントスポーツ

アルファロメオ ジュリエッタ(背面)

 2010年前半に欧州市場に初めて導入されて以来、多くのファンがいまかと心待ちにしていたアルファロメオ伝統モデルの3代目、新型「ジュリエッタ」がついに日本でもデビューを果たした。

 ミトに引き続き、8Cコンペティツィオーネに始まったアルファロメオの新しいスタイルとテクノロジーへのアプローチを取り入れた新型ジュリエッタは、その流麗さのなかにシャープさが見え隠れする面構成で、ミトとはまたひと味違うスポーティーでいてエレガントという絶妙のバランスを獲得。また、ヘッドライトユニットに隠されたLEDデイランプ、リヤテールランプのLED化もその大人っぽい雰囲気にいち段と拍車をかけている。

 アルファ147の後継となるCセグメントの5ドアハッチバックという位置づけのジュリエッタだが、新開発のプラットフォーム「コンパクト」を採用したボディは同クラスのライバルを一蹴するハイレベルな仕上がりを見せる。高張力鋼板や超高張力鋼板の使用率は重量比でじつに90%以上となり、重量を増加させることなく大幅な強度アップを実現。さらにフロント/リヤともにサスペンションを完全に新設計とし、アルミ素材の多用、リヤ・マルチリンクの採用により快適性と運動性能の両立を達成している。もちろんアルファロメオDNAシステムも全グレードで標準装備としている。

アルファロメオ ジュリエッタ(側面)

 エンジンラインアップは、1・75L直噴ターボと1.4Lターボの2モデル。最上位モデルとなるクアドリフォリオ・ヴェルデに搭載される1・75Lエンジンは、かつての名車6C1750に由来する伝説の「1750」を受け継ぎ、その名に恥じない235馬力の最高出力という、このクラスとしては間違いなく上位に位置するパフォーマンスを発揮。さらにエンジン制御を統合的に制御するスカベンジングコントロールの導入により、低速からの高トルク、ターボラグの減少を追求し、6速MTと相まって高いドライバビリティを実現している。

 また、コンペティツィオーネとスプリントに搭載される1.4Lエンジンには、バルブのリフト量まで制御して高出力と燃費性能を両立するアルファロメオ自慢のマルチエアシステムを装備。最高出力は小排気量にも関わらず170馬力を発揮する。独自開発の乾式デュアルクラッチ構造を採用した6速AT「アルファTCT」と組み合わされ、DNAシステムを介することで、スポーティーな走りからコンフォートな燃費走行まで、じつにバリエーション豊かなドライブを可能としているのが特徴だ。

 そんな1.4Lマルチエアターボは、かつてのアルファユニットほどその存在を主張しない、言わば縁の下の力持ちタイプ。だが、「DNA」スイッチをダイナミックモードにすればアクセルとクルマ、そしてステアリングの動きまでが一体感を増し、スポーティーな気分は俄然高まる。じわりとロールしながら曲がりこんでいくコーナーでの振る舞いなど、アルファの血筋を感じさせる味付けは健在だ。16インチを履くスプリントがバランスよく仕上げられているが、よりスポーティーさを求めるなら17インチのコンペティツィオーネをオススメしたい。そして圧倒的なスピードと熱い走りを追求するなら、最強モデルのクアドリフォリオ・ヴェルデがその任に値する。

 バランスの高さゆえに、ちょい乗り試乗ではつまらないと感じることもあるかもしれないが、新型ジュリエッタは暮らしのなかで使い込むほどにその魅力が光るタイプだ。

Detail Check

スポーティーでいてエレガント。リヤドアハンドルの仕上げも手伝って、流れるようなクーペモデルを連想させる外観。

アルファロメオ ジュリエッタ(正面)

アルファロメオ ジュリエッタ(背面)

アルファロメオ ジュリエッタ コックピット

コックピット

8Cコンペティツィオーネ同様に、人間工学に基づいたスイッチ類の配置を採用。「軽快」をコンセプトに造り込まれたインテリアは、高品質な素材で細部にまでこだわり、流れるようなラインで仕立てられる。

アルファロメオ ジュリエッタ エンジン

エンジン

インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーで、エンジン・オブ・ザ・イヤー2010を受賞した1.4Lターボ・マルチエアエンジン名車より受け継いだ1750を名乗る直噴ターボエンジン。コンパクトな4気筒ながら、3Lエンジン並みの性能を発揮する。

アルファロメオ ジュリエッタ インテリア

インテリア

レザー/ファブリック&マイクロファイバーで仕立てられたコンペティツィオーネのシート。赤いステッチがスポーティさを引き立てる。

アルファロメオ ジュリエッタ ラゲッジスペース

ラゲッジスペース

横幅が広く使いやすいラゲッジ。5人乗りで350L、さらにリヤシートを格納すれば1050Lものスペースが確保されている。

主要諸元:アルファロメオ ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ(6速MT)

全長×全幅×全高 4350×1800×1460mm
ホイールベース 2635mm
トレッド前/後 1555mm
車両重量 1440kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1742cc
最高出力 235ps/5500rpm
最大トルク 30.6kg m/4500rpm
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤサイズ前後 225/40R18

全国メーカー希望小売価格(発売・発表 2014年1月・2014年2月)

ジュリエッタ スプリント(6速AT・アルファTCT) 318万円
ジュリエッタ コンペティツィオーネ(6速AT・アルファTCT) 358万円
ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデ(6速AT・アルファTCT) 388万円

BodyColor

 アルファレッド  アイスホワイト  アンスラサイトグレー  エトナブラック

ホットモデルは今も健在 伝説の四ツ葉のクローバー

アルファロメオ ジュリエッタ

 アルファロメオが打ち立てた数々の伝説において、緑色の四葉のクローバーがシンボルとなったのは1923年のレース。最上位モデルに与えられたクアドリフォリオ・ヴェルデの名はまさにその「緑の四葉のクローバー」を意味し、フェンダーに輝くその証は、アルファロメオのトップモデルであることを示す。

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