車のエンタメ
更新日:2018.11.08 / 掲載日:2016.11.02
あなたならどこに行く? 超ラグジュアリーな水陸両用車
お金持ちというのは、どうしてこうもわがままなのでしょうか。豪華なキャンピングカーを持っているだけでは飽き足らず、ボートを持っていても満足せず、挙げ句の果ては水上移動できるラグジュアリーなキャンピングカーをつくってしまうのですから。
アメリカの南東部に位置するサウスカロライナ州を本拠に、観光用や作業用、スポーツ仕様などいろんな水陸両用車をつくっている「CAMI(Cool Amphibious Manufactures International)」の「Terra Wind」。ボディサイズは観光バスぐらいでしょうか。日本だったら、誰も個人所有のクルマとは思わない大きさです。
この巨体で、なんの躊躇もなく湖へ……。
水陸両用車なのでもちろん浮きます。最高速度は水上の航行時で7ノット(約13km/h)、陸上走行時は80mph(約123km/h)だそうです。
最後端に設けられたデッキは、湖に飛び込んだり、泳いだあとにあがってきたり、座ってのんびり釣りをしたりするのに最適です。
陸上にあがるときも特別な操作は必要ないようで、ボート用のスロープからスイッと上陸してました。走るときも水上を移動するときもタイヤはそのまま。水上移動用のプロペラも走行時に邪魔にならないようリアバンパーにツインマフラーのように配置されているんですね。マフラーは水没しないようにしてあるはずで、動画ではよくわかりませんでしたが前方左の上に突き出てるパイプから排気しているのでしょうか。
内装も気になりますよね。じっくり見ていきましょう。
まずはメインコンパートメント。リビングに相当する部分です。ゆったりしたソファとリクライニングシート、テレビなどが備えられています。運転席と助手席のシートも、移動していないときは寛ぐために使えるようです。
コックピットはこんな感じ。スイッチや計器類がたくさんあって、まるでクルマらしくありません。どちらかというと船に近いのかな?
天井には間接照明と大きな鏡が仕込まれています。これまたゴージャス感をアップさせていますね~。
広々したキッチン。大きな冷蔵庫や電子レンジも完備してます。
トイレの壁は大理石だそうで……。
シャワーだけでなくバスタブもあります。さすがにちょっと狭そうではありますが、こちらも大理石仕様ですね。
なかなか立派な洗面台。
いちばん後方が寝室です。クイーンサイズのベッドがドーン!
最後端から運転席まで、けっこう距離がありますね。小さなマンションより広いかも……。
ベッドに寝転んで見られる位置には、まさかのテレビデオ! 撮影された車両は2003年には完成していたようなので、オーディオ機器などがちょっと古いのはご愛嬌。もちろん完全オーダー生産なので、間取りや素材、設備なども細かく選ぶことが可能です。 ちなみに映像に出てくる車両のお値段は、120万米ドル(約1億2500万円/2016年10月24日の為替レートで換算)。庶民にはまったく関係ない世界ですが、キャンピングカーとボートを両方買うよりはお買い得かもしれませんね。