車のエンタメ
更新日:2018.11.10 / 掲載日:2016.03.29
車内にホログラムの執事が現れる!?
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
クルマの世界がどんどん3D化しているらしい。「いやいや、クルマってもともと立体でしょ?」と思ったあなたも、ベントレーとベントレーがなにを3D化したか知ったら「そんなとこまで!」って驚くはず。
ベントレーは、対面式の後部座席を持つストレッチリムジンで3Dホログラムの執事によるサービスを提供するべく開発中。公開されたスケッチには、ちょっと近未来的なラグジュアリー感漂うコンパートメントが描かれており、中央にしつらえられたテーブルにホログラムの執事が浮かび上がっているじゃないですか!
外国映画に出てくるゴーストかはたまたアラジンの魔法のランプかといった風情で話題性はありそうだけど、もちろんワインをサーブする……なんてことは無理なわけで。ホログラムとして浮かび上がってくる必要性があるのかどうか、その点は大いに疑問だけど、新たな技術の導入と利便性向上の可能性という点では期待したくなってくる。
ボルボも、昨年末に「3Dホログラム技術を採用する」と発表しているけれど、こちらはより実際的だ。マイクロソフトのアイウェア型ホログラフィックコンピューター「ホロレンズ」を活用することで、内外装の色やオプションなどのカスタマイズを3Dで確認できたり、シャーシやエンジンなどのパーツを透視するように見ることができたり、安全技術について疑似体験することができたり、よりリアリティのある情報をより多く提供することでユーザーのクルマ選びをサポートしてくれるらしい。
また、クルマを設計・製造するうえでも大いに役立ちそうだ。可視化可能な3D環境で設計することで技術革新が進む可能性があるし、製造段階で車両の細部までバーチャルで確認できるようにすることで作業の効率化と正確性の向上にも期待できるんだとか。
クルマの新技術としては自動運転にばかり注目が集まっているけれど、まだまだいろんな可能性がありそう。われわれユーザーも、クルマのさらなる進化にワクワクしていきたいですね。