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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.30

車の電子キー(スマートキー)を紛失した時の対処方法!電子キーのスペア(複製)は作れるのか?

車の電子キー(スマートキー)を紛失した時の対処方法!電子キーのスペア(複製)は作れるのか?

グーネット編集チーム

今日、電子キーを装備した車も多くなりました。電子キーはカギ穴にささなくてもドアの開閉やエンジンの始動が可能であるため、荷物が多くて手が空いてない時にも大変便利です。

しかし、電子キーは通常のカギとは異なるため、紛失してしまった時の対処方法はどのようにすれば良いのでしょうか。また、スペアは作製できるのでしょうか。

電子キー(スマートキー)とは?

まず、電子キー(スマートキー)とキーレスキー(リモコンキー)の違いについてご説明していきます。

電子キー(スマートキー)の特徴

電子キー(スマートキー)というのは、持っているだけでドアの施錠・開錠ができるだけでなく、カギ穴にカギを差し込んでひねることなく、エンジンのスタートボタンを押すことでエンジンを始動させることができるキーのことです。

ドアの開け方については各メーカーで若干異なり、ドアハンドルのところのボタンを押して開け閉めするパターンもあれば、スマートキーを持っていればドアハンドルを握るだけでドアの開閉ができる車種や、車から離れるだけでドアが自動的に閉まる車種も登場しています。

バッグに入れておくだけでドアの開閉やエンジンのオンオフができるので、キーをバッグから探す手間が省け、特に荷物などで手がふさがっている時に重宝します。

また、カギ穴がないため、デザインがスッキリするほか、機械的にドアをこじ開けて車が盗まれるといったリスクも軽減できます。

キーレスキー(リモコンキー)の特徴

一方、電子キー(スマートキー)の登場よりも前に、普及したのがキーレスキー(リモコンキー)です。よく混同されがちですが、このキーレスキーとは単純にドアの開閉だけをリモコンでできるキーです。エンジンを始動するには、カギ穴にキーを差し込んでひねる必要があるため、単純にドアの開け閉めの部分だけを助けてくれる仕組みといえます。

見分け方としては、メカニカルな金属製のキーにボタンが付いているものがキーレスキー(リモコンキー)、金属製のキーが見えないものが電子キー(スマートキー)となります。

車の電子キー(スマートキー)を紛失してしまった時の対処方法

車の電子キー(スマートキー)を紛失してしまった時の対処方法

グーネット編集チーム

車の電子キーを紛失してしまった際には、ディーラーや専門業者にカギの解錠を依頼するといった対処法が挙げられます。

ディーラーに依頼をする場合

車を販売したディーラーには販売記録が残っているため、キーナンバーなどの情報が分からなくてもほぼ確実に電子キーを作製することが可能です。

ただし、ディーラーに電子キーの紛失の対応を依頼する場合、ディーラー自体がカギの解錠や電子キーの作製を行う訳ではないので、一度工場などに運ばなければならず、最低でも3日程度かかります。

また、車の運搬費用などがかかるため、費用が高額になってしまうことがあります。

カギの専門業者に依頼する場合

カギの専門業者では一部未対応のものもありますが、ほとんどの車のカギに対応しているといえます。
電子キーの紛失の対応を依頼する場合、メーカー、車種、年式、グレード、電子キーのタイプなどについての情報、車の保管されている場所などの情報を伝えておくと、作業がスムーズに進むといえます。
紛失した際に、慌てないためにもこのような情報をまとめておくと良いでしょう。

また、依頼者本にであることが確認できる免許証と、車検証(免許証と車の所有者が一致しているか確認するために必要)を用意しておきましょう。
業者の方も詳細な情報があれば、必要な機材などの準備をスムーズに行うことが可能です。

警察に遺失届を出す

可能性のある所を全て探しても見つからない場合は、警察に遺失届を出すことがおすすめです。最寄りの警察署、交番、駐在所で手続きができるほか、電話による届け出も可能となっています。

なお、落とした場所がデパートなどの特定の営業施設である可能性が高い場合は、その総合案内所などにも届け出を出しておくと良いでしょう。

車の電子キー(スマートキー)を拾ったとしても、どの車のキーか分からなければ、盗んでも利用価値はほとんどありません。善意のある人が拾っていれば、警察に届け出てくれる可能でもあります。もし届けられれば、落とした持ち主に警察から連絡がいきます

ロードサービスを呼ぶ

車内に財布などを置き忘れた場合など、とにかく車内にアクセスする必要がある場合、JAFや自動車保険のロードサービスを利用することができます。

例えばJAFのロードサービスに入会していれば、キー閉じ込みの対応が無料で提供してもらうことができます。自動車保険も同様のロードサービスを提供しているところが多く、仮にキー閉じ込み対応などをしてもらっても保険料には影響しないので安心です。

しかしながら、JAFや自動車保険のロードサービスは、基本的にキー閉じ込み(インロック)への対応として、ドアロックを解除してくれるものです。仮にドアを開けられたとしても、スペアキー等がない限りはエンジンを始動することはできません。

よって、スペアキーを持っておらず、カギの作成をすぐにお願いする必要がある場合、最初から専門のカギ業者を呼んだ方がスムーズな場合もあります。

スペアキー

最も簡単に対処する方法は、自宅などで保管しているスペアキーを取りに行くことです。仮に自分で行けない場合でも、家族などに連絡を取り、スペアキーを持ってきてもらえば、とりあえず車を移動させることはできます。スペアキーといっても、これまで使っていたキーと見た目も機能も同一なので、通常使用をし続けて不便はないでしょう。

もちろん、落とした電子キー(スマートキー)を誰かに拾われて、あなたの車が特定されれば盗難の被害にあう可能性がゼロとは言い切れません。スペアキーだけで使い続けるかどうかについては、慎重に検討するようにしましょう。

カギ屋などでスペアキーは作れるか

カギの専門業者では、車の電子キーのスペアキーを作製することが可能です。その際には、電子キー本体、または電子キーについての情報などが必要になります。

電子キーのタイプなどによってはスペアの作製ができない場合があるので、依頼をする際にはスペアが作れるかどうか確認を取るようにしましょう。電子キーを紛失した時の対処方法は、通常のカギを紛失した時の対処方法と差異はないといえます。

キーを紛失しないためにも、自宅では置き場所を決めておく、外出の際にはバッグなどのどこに入れておくか決めておく、といったことを心掛けることが大切になります。

まとめ

今回は、車の電子キー(スマートキー)を紛失した時の対処方法として、電子キー(スマートキー)とキーレスキー(リモコンキー)の違いや、ディーラーや専門業者にカギの解錠を依頼する対処方法、スペアキーの作成の方法について説明してきました。

とっさの時に慌てないように、スペアキーを複数用意しておくなどの準備をすることがおすすめです。

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グーネットマガジン編集部

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