車のエンタメ
更新日:2018.11.20 / 掲載日:2017.10.20
スーパーSUVの元祖ここに現る! ランボルギーニ LM002
気が付けば2017年も残りあとわずかです。
そしてやってくる2018年ですが、クルマの世界では、大注目のランボルギーニのSUV「ウルス」がついに発売されます。ウルスのことを「ランボルギーニ初のSUV」と思っている人もいるようですが、じつはウルスには先輩が存在しています。その名は「LM002」。なんだか、ランボルギーニらしくない名前ですが、れっきとしたランボのSUVでございます。 今回は、そんなLM002の走りを収めた動画を紹介いたします。
見てください、この無骨なデザイン。ハマーといい勝負です。
実は、LM002のプロトタイプである「LM001」はアメリカ軍向けの高機動車(ハマーH1の軍用モデルと同様)として開発されたもの。ちなみに「チーター」という名前はLM001の別名です。
それにしても強そうなオーラですね。プロトタイプだったチーターはV8エンジンをミッドシップに搭載していましたが、市販されたLM002はV12エンジン(カウンタックのクワトロバルボーレ用を悪路走行も視野に入れ仕様変更したもの)をフロントに搭載。車両重量3トンに対してエンジン出力は450馬力となんとも豪快なクルマです。 そして、エンジン音はとてもSUVとは思えません。管楽器のような響きはまるでスーパーカー。凄すぎですこのクルマ。
インテリアは上質なレザーや木目をふんだんに使った豪華な作り。単に無骨なのではなく、ラグジュアリーさを身に着けたいわばプレミアムSUVの先駆けですね。 生産終了は1993年。301台が生産されたそうです。