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更新日:2018.11.10 / 掲載日:2017.09.11

これぞ究極! 新型メルセデス・マイバッハSクラスは地上のプライベートジェットだ!

 2002年、ユーザーからの「S クラスを超える、もっと個性のあるプレミアムカーを」という要望に応えて、当時のダイムラー・クライスラーが復活させた伝説のブランド「マイバッハ」。その後、超プレミアムなサブブランドとして新たに歩みだした「メルセデス・マイバッハ 」はこのほど、メルセデス・ベンツ S クラスのフルモデルチェンジに合わせて、新型メルセデス・マイバッハ S クラスを発表した。9月8日に東京、六本木で行われた発表会で姿を現したのは、息を呑むほどの上質感と華やかさに包まれたビッグサルーンだった。

 S クラスのロングモデルよりもさらに20cm長いホイールベースを持つおよそ5.5mのボディは威厳があり、その延長された分すべてがリヤ部分に充てられたということで、まさに究極の快適性を持つ後席空間が実現されている。走り、安全性、静粛性、快適性などにおいて、世界中のあらゆるVIPを満足させる、「ならでは」のこだわりと作り込みが随所に見られる。1920年代から、美しいスタイルと圧倒的な高級感で多くの人びとを魅了した伝説の名車「マイバッハ」。そして今日、メルセデス・ベンツブランドのもと、究極のエクスクルーシブ性を追求する威厳と風格を備えたサブブランドとして生まれ変わった「メルセデス・マイバッハ」は、際立つ室内空間を持つ先進のボディに、メルセデスの最先端テクノロジーとクラフトマンシップが込められ、マイバッハ伝統ともいえるエクスクルーシブ性を誇っているのである。

「高級」とは何かを体現するデザイン

 フロントまわりでは、光ファイバーによる3本のラインが特徴的なヘッドライトが目を引く。これはSクラスセダンと同様だが、フロントグリルには「MAYBACH」のロゴが新しく入り、前後バンパーにはメルセデス・マイバッハの特長ともいえるクロームパーツが多くあしらわれることで、優雅なエクステリアデザインに仕上がっている。LEDリアコンビネーションランプに採用された「クリスタルルック」は、被視認性を確保しながらも星空のように輝き、状況によって発光量を調整することで眩惑も防ぐという。

爽快な移動を可能にする動力性能

 今回の新型メルセデス・マイバッハ S クラスに設定されるのは3グレード。新しく開発されたV8 4Lツインターボエンジンを搭載するメルセデス・マイバッハ S 560と、その4MATIC(4WD)モデル。さらに、V12 6Lツインターボエンジンを搭載するトップモデル、メルセデス・マイバッハ S 650となる。
 V8エンジンは、最高出力469ps/5250-5500rpm、最大トルクは71.4kgm/2000-4000rpm。V12エンジンは、最高出力630ps/5000rpm、最大トルクは102.0kgm/2300-4200rpmと驚異のスペックを誇る。どれも2トンを大きく上まわるボディながら、ゆとりのある走りが想像できる。燃費はメルセデス・マイバッハ S 560 4MATICで、8.4km/L(JC08モード)となっている。

後席空間は地上のファーストクラス

 もっとも大きな注目を集めるのは、やはり贅を尽くした後席空間。その最たるものは、座面の下からせり上がるレッグレストを備えるリヤの「エグゼクティブシート」で、バックレストがスイッチ操作によりリクライニング(最大43.5度)可能で、量産車として世界最高の静粛性を実現しているという。また、ホットストーン式リラクゼーション機能など6種類のマッサージプログラムが備えられ、ドアやセンターコンソールのアームレストなど、手に触れる部分を快適な温度に温めるためのヒーター機能まであるのはさすがだ。保冷、保温機能を備えたドリンクホルダーも装備し、マイバッハ専用の芳醇な香りを放出するイオン空気清浄機能も備わる。さらに、左右のフロントシートの背面には10インチの大画面モニターとワイヤレスヘッドホンを備え、移動中でも映画やTV番組を楽しめるリヤエンターテインメントシステムが快適な移動を約束してくれる。
 また、ファーストクラスパッケージを選択すると、クーリングボックスで冷やした飲み物を、ドイツの老舗高級銀食器メーカー「ROBBE & BERKING」がマイバッハのために製作したシャンパングラスで味わうことができる。グラス専用の収納スペースも備えられ、使用時には専用の台座で固定される。また、片手で簡単に出し入れが可能な格納式テーブルも贅沢な時間を華やかに演出してくれる。

 前後席最高品質の素材を優れたクラフトマンシップで仕上げたウッドトリムが、美しいカーブを描きながらリヤシートを囲んでいる。センターコンソールのウッドトリムには「MAYBACH」のレタリングが見られ、フロントのセンターアームレストとリヤアームレストには「Maybach Manufaktur(マイバッハ・マヌファクトゥーア)」のエンブレムで飾られている。ダッシュボードからドアまわりまで、ゆるやかにカーブを描き一体感のあるデザインコンセプトは継承されている。大型のコックピットディスプレイや、タッチコントロールボタンがついたマルチファンクションステアリング、ゆっくりと色(64色)が変化し続けるアンビエントライトなどを装備し、優雅さと快適さが印象に残る室内空間となっている。

さらに進化する安全性と快適なサービス


 進化したレーダーセーフティパッケージも標準で装備するなど、メルセデスとして最高レベルの安全機能が与えられている。ステレオマルチパーパスカメラとミリ波レーダー、センサーによる精度の高い視野と、さまざまな状況に的確に反応する高度な知能を備え、ドライバーのアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をサポートして部分自動運転を実現している。加えて、事故検知時または車内にあるSOSボタンが押されたときに、コールセンターが消防に連絡する「24時間緊急通報サービス」、ツーリングサポートが必要な際に、コールボタンでツーリングサポートセンターにつながる「24時間故障通報サービス」など、最高レベルの「安心感」も提供している。
 快適サービスも充実していて、スマートフォンの操作で車両ドアのロック、アンロックが可能な「リモートドアロック&アンロック」、スマートフォンからナビゲ―ションの目的地を遠隔設定できる「Send2Car」、さらには、車外から車庫入れ/車庫出しをスマートフォンで操作できる「リモートパーキングアシスト」やメルセデス・ベンツ24時間コンシェルジュサービスなど、まさに至れり尽くせりである。

 メルセデス・ベンツ日本株式会社の上野金太郎社長は、メルセデス・マイバッハ S 560 4MATICは、9月より順次納車を開始し、メルセデス・マイバッハ S 560とメルセデス・マイバッハ S 650は12月頃からの納車を予定していることを明らかにした。





メルセデス・マイバッハ S 560 4MATIC(9速AT)
全長×全幅×全高 5465×1915×1495mm
ホイールベース 3365mm
トレッド前/後 1630/1645mm
車両重量 2330kg
エンジン V型8気筒DOHCツインターボ
総排気量 3982cc
最高出力 469ps/5250~5500rpm
最大トルク 71.4kgm/4000rpm
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤ前/後 245/40R20・275/35R20

販売価格 2253万円~2761万円(全グレード)



メルセデス・マイバッハの取り扱いディーラーはこちら

  • メルセデス・ベンツ日本株式会社の上野金太郎社長

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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