車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2018.11.29 / 掲載日:2017.08.24
第2回目 だから輸入車はオモシロイ!
およそ100年の歴史を持つ自動車産業において、記念碑的な存在のクルマがいくつかある。VWビートル、VWゴルフ、MINI、フィアット500といったものだ。どれも時代を超越し、いまもラインアップされ多くの支持を得ている。
そんなモデルの仲間がこのルノー・カングーである。前述したクルマとはスタイリングからして異なるためそこまで広く知れ渡ってないが、じつは日本はカングー大国で、歴代モデルを合わせると、とんでもない数が生息する。イメージはパリ郊外のマルシェに並ぶカフェやフラワーショップだろう。カングーの集まりでは、そんなスタイルにカスタマイズされたものをよく目にする。まさにオンリーワンの世界だ。
MINIクロスオーバーはお馴染みMINIのSUV。ヨーロッパでは“カントリーマン”と呼ばれるモデルだ。個性的なMINIのテイストをそのままSUVにしたのでちょうどいい。これぞ現代版MINIの解釈というか、時代の産物となる。しかも、今年フルモデルチェンジし、イメージをそのままにサイズアップして実用性を高めている。センターメーターもうれしいポイントだ。
アウディQ2も時代の産物であることは間違いない。SUVっぽく仕上げたスタイリングはまさにそうで、それでいてアウディらしいおしゃれさを持ち合わせる。リヤピラーをボディ同色にしないところはニクい演出だ。それでいてアウディらしいクオリティの高さはさすがである。
最後にちょっとだけこれまでとは異なるクルマに注目してみよう。それがランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ。既存のモデルのサーキット仕様だ。まぁ、あまりリアリティはないが、これもまた個性。カスタマーニーズを踏まえて誕生した。こんなモデルも店頭に並ぶことを想像すれば、輸入車は本当に飽きないのである。
RENAULT KANGOO 愛され度No.1
まさかの実用性は海を越えても愛される
ルノー カングー
まさかの実用性は海を越えても愛される
サイズアップした2世代目カングー。5名乗車してもカーゴ部分は広く天井高もあるので、なんでも積みたくなる。グリルは2011年のフェイスリフトでルノーファミリー顔となった。おとぼけ顔から少しばかり都会的になった。日本でも依然人気だ。

リヤのカーゴは観音開き、リヤサイドはスライドドアというユニークなもの。キャビンの特徴は何と言っても高さがあることに違いない。
カングー ゼン(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4280×1830×1810mm |
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ホイールベース | 2700mm |
トレッド前/後 | 1520/1535mm |
車両重量 | 1460kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1598cc |
最高出力 | 105ps/5750rpm |
最大トルク | 15.1kg m/3750rpm |
サスペンション前/後 | ストラット/トレーリングアーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤサイズ前後 | 195/65R15 |
新車価格 | 235万円~259万円(全グレード) |
MINI CROSSOVER 最強キャラ+SUV
ポップな従来型よりもワイルドさをアピール
ミニ クロスオーバー
ポップな従来型よりもワイルドさをアピール
今年2世代目となり日本でも販売を開始した新型クロスオーバー。MINIらしさを残しながらもワイルドさを共存させる。またサイズアップで迫力も増した。先代のほぼ8割がディーゼルだったことから新型はそれ一本という大胆さ。そこも濃いキャラだ。
MINI クーパー SD ALL4 クロスオーバー(8速AT)
全長×全幅×全高 | 4315×1820×1595mm |
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車両重量 | 1630kg |
エンジン | 直4DOHCディーゼルターボ |
総排気量 | 1995cc |
最高出力 | 190ps/4000rpm |
最大トルク | 40.8kg m/1750-2500rpm |
サスペンション前/後 | ストラット/マルチリンク |
新車価格 | 393万円~556万円(全グレード) |
LAMBORGHINI HURACAN PERFORMANTE ニュル量産車史上最速
V12モデルもカモる! 鋭い走りの本気ランボ
ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ
V12モデルもカモる! 鋭い走りの本気ランボ
スーパーカーと呼ばれるライバルが次々サーキット仕様を発表するなかで登場したのがコレ。軽量化をはじめとする高度な技術が持ち込まれた。この辺はメーカーの意地のぶつかり合いかもしれないが、結果マーケットに魅力的なモデルが並ぶのはいい。
ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテ(7速AT・LDF)
全長×全幅×全高 | 4506×1924×1165mm |
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車両重量 | 1382kg |
エンジン | V10DOHC |
総排気量 | 5204cc |
最高出力 | 640ps/8000rpm |
最大トルク | 61.2kg m/6500rpm |
サスペンション前後 | ダブルウィッシュボーン |
新車価格 | 3416万9904円(ペルフォルマンテのみ) |
AUDI Q2 小さいけど全部のせ
期待を裏切らない贅沢なミニサイズSUV
アウディ Q2
期待を裏切らない贅沢なミニサイズSUV
アウディがコンパクトSUVを作るとどうなるのか?という答え。小さいながらのオシャレさとクオリティの高さはさすがアウディ。1Lエンジンから用意されるのもグッド。オプションまで装備を充実させれば、2クラス上のカーライフを満喫できる。
アウディQ2 1.0 TFSI(7速AT・Sトロニック)
全長×全幅×全高 | 4200×1795×1500mm |
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車両重量 | 1310kg |
エンジン | 直3DOHCターボ |
総排気量 | 999cc |
最高出力 | 116ps/5000-5500rpm |
最大トルク | 20.4kg m/2000-3500rpm |
サスペンション前/後 | ストラット/トレーリングアーム |
新車価格 | 299万円~405万円(全グレード) |
SMART ELECTRIC DRIVE 日本発売が気になる電気版スマート
今年7月からヨーロッパで市場導入されている新型スマートのEV、エレクトリックドライブがコレ。メインマーケットは、この分野が急成長するドイツとフランスで、アメリカ、カナダなども追従している。ボディタイプはフォーツーのクーペとカブリオレ、フォーフォーがある。航続距離はクーペで160kmだが、これは、あくまでもシティユースを想定しているから問題ないと開発陣はアピールする。ヨーロッパでのクルマ移動は1日平均35kmというデータがあるそうだが、充電は3.5時間、オプショナルチャージャーを使うとなんと45分で完了する。日本導入はいまのところ未定だが、街で見かけるのが楽しみだ。
スマート エレクトリック ドライブ
ミニマムサイズのEVスマート

ポップなイメージのスマートのデザイン。エレクトリックドライブのイメージカラーはメタリックグリーンだ。また、スマホのアプリでエアコンを入れたり消したりなどできるのもイマドキ風。
※ナンバープレートは、はめ込み合成です。