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更新日:2021.08.25 / 掲載日:2021.08.25
オペル 超小型新型EV「ロックス-e」ドイツで発表 スクーターと乗用車の中間的な電気自動車

オペル ロックス-e 運転席のドアは通常の車両とは逆に開く
オペルは現地時間の8月25日、超小型の新型EV「ロックス-e」を発表した。
同モデルは「Sustainable Urban Mobility(SUM)」として開発され、今秋よりドイツで発売、2022年以降市場を拡大する予定。
全長2.41mのショート2シーター 都市部における日常的な利用に適した超小型EV

新型「ロックス-e」は全長2.41m×全幅1.39mのショート2シーターで、スクーターと乗用車の間を埋める新たなモビリティとして誕生。
ドイツではAMクラスと呼ばれる、15歳から取得可能な運転免許で運転できる車両に分類され、10代のビギナードライバーや都市部の通勤者に適したモデルとしている。
価格帯の設定も抑えられ、小型車よりも低価格であることはもちろん、リースで利用する場合では公共交通機関のチケットと同額程度の月額料金で利用できるという。
オペルのセールス&マーケティング責任者であるステファン・ノーマン氏は「新型Opel Rocks-eは、あらゆる面で妥協のないモデルです。デザインは大胆かつ純粋で、サイズは極めてコンパクトです。私たちのSUMは、純粋に電気だけで駆動し、価格も他に負けないものとなっています。Rocks-eは、すべての人にスマートで機能的な電動モビリティを提供し、多くの人の注目を集めるでしょう」と期待を寄せる。
家庭用コンセントで充電可能&スタイリッシュなデザイン 利便性とデザイン性を両立

ロックス-eは5.5kWhのバッテリーを搭載し、最高時速45キロ、WLTPモードで最大航続距離75kmを計測する。
充電は標準的な家庭用コンセントで、約3.5時間でフル充電が可能となっている。
外観は近年のオペルブランドにおける新たな顔となっている「オペルバイザー」のデザインを踏襲、ドアは左右とも同じデザインだが、運転席のドアのみ通常の車両とは逆に後方へ開く仕様となっている。
超小型のボディサイズながら広い室内空間を取っているのも特徴で、余裕のあるレッグルームと、190cm以上の身長でも十分な頭上空間を確保。
さらに助手席の前方に最大63Lのラゲッジルームを設け、ショッピングバッグを吊り下げられるフックも備えるなど、日常使いに適した装備を揃えている。
大きくデザインされた車窓によって全方位にわたり広い視界を確保するほか、パノラミックガラスルーフが標準装備となっているのも特色だ。
コックピットもコンパクトにまとめられ、ステアリング後方のディスプレイで車速やバッテリーの充電状態、航続可能距離などを確認でき、周辺にはスマートフォンホルダーなど実用的な装備も備えている。
ロックス-eにはベースグレードのほか、”Klub”、”TeKno “という2つのグレードが設定される。