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更新日:2021.08.05 / 掲載日:2021.08.03
「2代目NSX」最終モデル 「NSX タイプS」の先行情報を世界初公開 ホンダ
ホンダ NSX タイプS
ホンダは8月3日、スーパースポーツ「NSX タイプS」の先行情報を世界初公開した。
今回の公開は2021年8月の発表予定に先んじて行われたもので、新たに投入されるNSX タイプSは2代目NSX最後のモデルとなる。
ホンダ独自の3モーターハイブリッドシステムを採用し高レベルのレスポンスとハンドリング性能を実現
2016年8月に発表した2代目NSXは卓越した動的性能と、誰もが快適に操ることができる操作性の良さを兼ね備えたモデルを目指し、「人間中心のスーパースポーツ」という初代モデルが提案したコンセプトを継承。
ホンダ独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」を採用し、エンジンだけでは達成することが難しい、高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現した新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)を提案したモデルとなっている。
2代目NSXは2022年12月をもって販売終了
2代目NSXは2022年12月をもって販売終了を迎えるが、今回公開されたタイプSは、2代目NSXにおけるチャレンジの集大成として、さらなるパフォーマンス性能向上と、精悍さや美しさを感じられる存在感を追求。
「走る喜び」や「意のままに操る」喜びの提供に加えて、NSXファンに「所有する喜び」を感じてもらうことを目指し、ホンダからファンへ感謝を込めた特別なモデルになるとしている。
ボディカラーには限定カラーとなる新色のマットカラーを設定し、スーパースポーツとしての魅力をさらに向上。
全世界で350台限定(国外320台、国内30台)の販売を予定している。
ホンダのチャレンジの象徴としてのNSX
NSXはホンダというブランドにおいて、時代ごとのクルマづくりやモノづくりのチャレンジの象徴的存在に位置付けられ、ユーザーが日常からワインディング走行、サーキットでのスポーツ走行まで幅広い場面でスーパースポーツを楽しめるとともに、モータースポーツ活動にも多大な足跡を残し、ブランドの一翼を担ってきた。
1990年に販売開始した初代モデルは、量産車としては世界初のオールアルミ・モノコックボディーを採用して大幅な軽量化を実現、当時の最先端技術を結集し、動力性能と運転のしやすさを高次元で確立させた新世代のミッドシップ・スポーツカーとして、世界中でファンを獲得した。
2016年登場の2代目モデルは、初代から継承した「人間中心のスーパースポーツ」というコンセプトとホンダ独自の先進的な電動化技術を掛け合わせ、ドライバーとクルマの一体感が創出する「操る喜び」を提供すべく開発されてきた。
また、熟練した技術者が持つ職人の技と、革新的な先進生産技術との調和を実現させた米国の「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」で生産を行い、グローバルで供給されてきた。