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更新日:2021.07.29 / 掲載日:2021.07.29
新型アウトランダーPHEVモデル 今冬日本発売予定!新世代PHEV搭載 3列7人乗り 三菱
新型『アウトランダーPHEVモデル』イメージ
三菱自動車は、2021年4月より北米で発売した新型クロスオーバーSUV『アウトランダー』にプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルを新たに設定し、今冬から国内で発売予定であると発表した。価格については明かされていない。
新型『アウトランダーPHEVモデル』新世代PHEVシステムを搭載
新型『アウトランダー』のPHEVモデルは、新世代化したPHEVシステムを搭載。モーター出力の向上とバッテリー容量の拡大により、さらに力強い走りと航続距離の延長を実現。また、プラットフォームの一新とコンポーネントの一体化、そしてレイアウトの最適化により3列7人乗りを実現し、SUVとしての居住性と利便性が高められた。
三菱自動車は1964年からの電動車の研究開発の成果として、「日常ではEV、遠出はハイブリッド」というコンセプトのもと、電動車ならではの力強く滑らかで静かな走り、様々な天候や路面でのドライブを安心・安全に楽しめる『アウトランダーPHEV』を2013年に発売。以降、世界60カ国以上で販売し、PHEVカテゴリーをリードしてきた。
PHEVは環境負荷と充電設備などのインフラ依存が低く、ツインモーター4WD方式のPHEVシステムは三菱自動車らしい安心・安全で快適な走りを実現。三菱自動車は「環境ターゲット2030」において、このPHEVを中心とした電動車により、2030年までに新車のCO2排出量を40%削減するという目標を掲げている。
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三菱アウトランダーPHEV
2013年にリリースされた三菱の「アウトランダーPHEV」は、SUVタイプでは世界初のプラグインハイブリッド車。車名の由来は「outland(遠隔の地)」+ 「er(するひと)」で、「遠く未知なる地へ向かう冒険者」の意味となる「アウトランダー(OUTLANDER)」。「PHEV」は「Plug-in Hybrid Electric Vehicle」の略。三菱自動車のEV技術・4WD技術・SUVのノウハウを結集して開発されており、エンジンを発電機として稼働することが可能。
2017年2月発売モデルのグレードでは、「M」や「G ナビパッケージ」「G セーフティーパッケージ」などのほか、乗り心地や操縦安定性に優れ、高級感のある内外装が特徴の最上級グレード「Sエディション」が設定された。なお、このクルマは2015年に「アジアクロスカントリーラリー2015」に出場し、電気自動車のクラスである「T1-3」クラスにおいて優勝を飾った。
2018年8月発売モデルでは、グレードとして、標準仕様の「G」や7インチサイズのWVGAディスプレイを装備した「Gプラスパッケージ」、本革シートなどを備えた「Gプレミアムパッケージ」や、乗り心地や操縦安定性に優れ、高級感のある内外装が特徴の、最上級グレード「Sエディション」がラインナップ。また、車両運動統合制御システムである「S‐AWC」に、氷雪路などのスリップしやすい場所での安定性能に優れた「SNOW」モードと、スポーティな運転を楽しめる「SPORT」モードが追加で設定されている。
2020年10月に一部改良が施され、グレードのラインナップが変更。「G」「G プラス パッケージ」「G プレミアム パッケージ」「S エディション」の4グレード編成となった。また、予防安全技術「三菱e-Assist」の後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付き)[BSW/LCA]、後退時車両検知警報システム[RCTA]を全車標準装備としている。