カー用品・パーツ
更新日:2021.07.15 / 掲載日:2021.07.15
ブリヂストン スタッドレスタイヤ「ブリザック VRX3」新発売 氷上性能を大幅向上
ブリヂストンは7月15日、乗用車用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX3(ブリザック ヴイアールエックススリー)」を発表、2021年9月1日より順次発売する。
「ブリザック」は、1988年に冬道特有の凍結路面や積雪路面などでのより安心・安全なドライブに貢献するために生まれた、ブリヂストンを代表する冬用タイヤブランドで、全世界におけるメーカー累計出荷本数は3億本に達する(ブリヂストン調べ)。
発売サイズは12インチ~20インチの全111サイズで、メーカー希望小売価格は9460円~11万7150円(税込)。
新技術を取り入れ、ブレーキ性能向上&より長持ちに
冬道のドライブにおいて多くのドライバーを悩ませるのが凍結路面であり、スタッドレスタイヤには高い氷上ブレーキ性能が求められる。
今回発売されるブリザック VRX3は、スタッドレスタイヤにとって重要な性能であるアイス、効き持ち、スノー、ライフ、ドライ、ウエット、静粛性、転がり抵抗の8項目において高い性能を発揮していた従来品(ブリザック VRX2)のさらなる性能アップを目指して開発が進められた。
従来品より吸水力を向上させ、グリップ力アップに効果をもたらすフレキシブル発泡ゴムの採用と、タイヤ接地面への水の侵入を抑制し接地を向上させる働きを持つ新トレッドパタンを導入したことにより、氷上ブレーキ性能を高めた。
また、新トレッドパタンはブロックサイズを均等化することで接地圧を分散させることで均一な接地を実現し、タイヤと路面のすべりを低減、すべりによる摩耗を減らし、より長持ちしやすい効果も併せ持つ。
さらに、フレキシブル発泡ゴムはロングステイブルポリマーを配合することで経年劣化を抑制し、氷上性能の効き目をより長く保持する効果も兼ね備えた。
氷上ブレーキは従来品に比べて20%向上
摩耗ライフは17%向上した
氷上ブレーキ性能比較データ
【テスト条件】
・テスト場所: 東大和スケートセンター(室内)(路面の種類:氷盤路面、 気温:4.8℃、 氷路面温度:-0.2℃)
・ドライバー: 社内テストドライバー(乗員:2名乗車相当)
・タイヤサイズ: 195/65R15 91Q (リム:15×6.5J、空気圧:フロント250kPa、リア240kPa)
・車両: トヨタ プリウス (型式:DAA-ZVW51、排気量:1,790cc、駆動方式:前輪駆動)
・制動初速度: 20km/h(制動方式:ABSブレーキ)
【計測方法】
・制動距離計測装置により、一定速度からの制動距離を計測。制動距離を7回計測し、その最大値と最小値を削除した5個のデータを平均したもの。
【計測結果】
・「BLIZZAK VRX3」:13.18m、 「BLIZZAK VRX2」:16.11m、 制動距離差:2.93m
摩耗ライフ比較データ
【テスト条件】
・車両: トヨタ ノア (型式:DBA-ZRR80G、排気量:1,980cc、駆動方式:前輪駆動)
・タイヤサイズ: 195/65R15 91Q (空気圧:240kPa(フロント、リア))
・試験距離: 10,000km (ローテーション:3,333km毎に2回実施)
※ 上記テスト結果に関する詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※ タイヤの表示に関する公正競争規約に定められた試験方法で試験を行っております。
※ 試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。