輸入車
更新日:2021.07.05 / 掲載日:2021.07.05

超高級車を一度でいいから所有してみたい!【輸入車コンシェルジュ】

輸入車コンシェルジュのメインカット

文●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2021年8月号の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2021年6月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!

相談者[T・Sさん]
52歳/既婚/自営業
 これまで数々の国産車、輸入車を乗り継いできた相談者。しかし、まだ未開拓だったゾーンが新車価格1000万円を大きく超える超高級車。「昨今の時世から、もう他人の顔色を気にせずに、所有して本当に満足できるクルマがほしくなったんです」と今回の相談に至った思いのほどを伝えてくれました。

超高級車を一度でいいから所有してみたい!

 中古車の醍醐味は、新車時には手が出しづらいような高級車にも手が届くところ。まさに憧れの1台が中古車なら現実のものになるのです。 そして、クルマの実力と中古車相場は、必ずしも相対関係にないことも、中古車購入のおもしろさ。じつは高級車は、高年式であっても一度大きく相場が下がります。モデルにもよりますが、1年で300万円、3年で600万円近く落ちるケースも。さすがにその後はゆるやかな下落カーブとなりますが、それでも登録から10年経つころには2000万円クラスの超高級車も、500万円を切るプライスになるのです。 なぜこのようなことが起きるのかといえば、超高級車ならではの事情があります。一般的に、これら超高級車を購入する層は新車だけがターゲット。なので、値段が多少安くなっても購入希望者が少ないのです。だから同じ年式なのに超高級車が、格下のモデルと同程度の相場になることも中古車市場では起こり得ます。 では、超高級車はお買い得なのか。イエスであり、ノーでもあります。何も問題がないときは最高ですが、ひとたび故障や事故で修理が必要になると、高額の請求書が届きます。このリスクをどう考えるかで、評価は大きく変わるでしょう。

【ベントレー コンチネンタルGT】自動車世界遺産級のW12ツインターボ 一生に一度のお相手として不足なし

ベントレー コンチネンタルGTの走行イメージ

 イギリスの名門ベントレーを、再浮上させた立役者が、このコンチネンタルGTです。
 20世紀末のベントレーは、エンジニアリングと価格のバランスが悪く、長くその価値を落としていました。転機となったのは98年。VWが買収し、その傘下に収めると同時に、グループ内のモデルとパーツ共用化を図った新モデル開発に乗り出します。
 こうして登場した初代コンチネンタルGT(2003年~2010年)は、ハイクオリティと従来の半額近い価格で歴史的なヒットを記録。レースに登場するなど、ブランド価値を高める活動も行いました。
 現在は3代目(2017年~)まで進化しているコンチネンタルGTですが、予算を考えるとターゲットになるのは初代か写真の2代目の初期モデル。パワートレインは、6L W12気筒ツインターボに6速ATと4WDシステムを組み合わせ。エコ化が進んだ現在から見ると、もはや歴史的遺産ともいうべき内容です。
 人生は一度きり。リスクを承知で挑む、その価値はあるでしょう。
 中古車市場は現行型が5ドアで、なおかつ初期モデルが2ペダルだったことも影響し、なかなかの高値。状態のいいモデルは取り合いです。

2011年 ベントレー コンチネンタルGT(6速AT) ●全長×全幅×全高:4806×1944×1404mm ●ホイールベース:2746mm ●車両重量:2320kg ●エンジン:W12DOHCツインターボ ●排気量:5998cc ●最高出力:575ps/6000rpm ●最大トルク:71.4kgm/1700rpm ●中古車参考価格:600万円~980万円(10年~19年 コンチネンタルGT 全グレード)

  • ベントレー コンチネンタルGTのリアカット

  • ベントレー コンチネンタルGTのインテリア

  • ベントレー コンチネンタルGTのシート

  • ベントレー コンチネンタルGTのエンジン

【アストンマーティン V8ヴァンテージ】英国の伝統とステイタスを手に入れるチャンス

アストンマーティン V8ヴァンテージの走行シーン

 ポルシェ911をライバルに見据えて開発されたV8ヴァンテージ。従来のアストンからすれば低価格なモデルでしたが、一般的には超高級モデル。自然吸気の大排気量エンジンを車体中央に搭載し後輪を駆動する2シーターという、まさにスポーツカーの王道をゆくパッケージングが魅力です。

2008年 アストンマーティン V8ヴァンテージ スポーツシフト(6速AT) ●全長×全幅×全高:4380×1870×1260mm ●ホイールベース:2600mm ●車両重量:1630kg ●エンジン:V8DOHC ●排気量:4735cc ●最高出力:426ps ●最大トルク:47.9kgm/5000rpm ●中古車参考価格:470万円~830万円(05年~18年 V8ヴァンテージ 全グレード)

  • アストンマーティン V8ヴァンテージのリアカット

  • アストンマーティン V8ヴァンテージのインテリア

【ランドローバー レンジローバー】運転していると自然と背筋が伸びる高貴さ

ランドローバー レンジローバーの外観

 近年登場した数多くの新参SUVたちと一線を画する、上品さと存在感、そして歴史に裏打ちされたステイタスを見せつけるのがレンジローバー。言わずと知れたこの超高級車も、年式を妥協することでターゲットに。2013年からの現行型も、いよいよ500万円台の物件が増えてきました。

2014年 ランドローバー レンジローバー3.0 V6スーパーチャージド ヴォーグ(8速AT) ●全長×全幅×全高:5005×1985×1865mm ●ホイールベース:2920mm ●車両重量:2340kg ●エンジン:V6DOHCスーパーチャージャー●排気量:2994cc ●最高出力:340ps/6500rpm ●最大トルク:45.9kgm/3500rpm ●中古車参考価格:520万円~1700万円(13年~ レンジローバー全グレード)

  • ランドローバー レンジローバーのリアカット

  • ランドローバー レンジローバーのインテリア

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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