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更新日:2021.06.30 / 掲載日:2021.06.30
e-tron GT 日本仕様は走行レンジ534km 日本のデリバリーは今秋予定 アウディ
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アウディ e-tron GT
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アウディは6月30日、今秋デリバリー予定の電気自動車「e-tron GT」について航続可能距離を公表、日常的な利用における実用性の高さを示した。
e-tron GTは今年3月より欧州27か国で販売開始、日本では4月6日に初公開され、現在は欧州仕様の車両が全国のアウディ販売店で限定展示されるロードショーイベントを展開している。
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航続距離は日常的な使用や長距離旅行に堪える534kmを実現
4月6日に発表された「e-tron GT クワトロ」と「RS e-tron GT」は伝統的なグランツーリスモのコンセプトを再解釈して設計された4ドアクーペで、前後アクスルにひとつずつ備わる強力な電気モーターが、優れた電動四輪駆動を実現したとしている。
日本仕様のボディサイズは全長4990mm、全幅1965mm、全高1415mm(RS e-tron GTは1395mm)、ホイールベースは2900mm、車両重量はe-tron GTが2280kg、RS e-tron GTが2320kg。
e-tron GTのアウトプットは390kW(530PS)の最高出力と640Nmの最大トルクで、RS e-tron GTでは、それぞれ475kW(645PS)と830Nmを発揮、容量84kWh(ネット値、グロスでは93.4kWh)のリチウムイオンバッテリーを搭載すると発表されていた。
今回新たに公表された航続距離は534km(WLTCによる日本認証値。e-tron GT、RS e-tron GTともに)で、日常的な使用と長距離旅行を両立するスペックを持つ。
高性能仕様のRS e-tron GTは、シャシーに3チャンバー式アダプティブ・エアサスペンションを標準装着し、0-100km/h加速を3.3秒で、最高速度は250km/hに到達。
RS e-tron GTにはオプションでオールホールステアリングが用意され、これを装着することで、市街地での取り回し性と高速安定性を両立し、最小回転半径はノーマルの5.5mから5.2mと小さくなる。
一方で、e-tron GT クワトロはダンピングコントロール付きコイルスプリングが標準サスペンションとして用意される。
また、PETボトルのリサイクルマテリアルを使用した“レザーフリーパッケージ”も、両モデルにオプションとして用意する。
e-tron GT/RS e-tron GTは40万円の令和3年度CEV補助金、80万円の令和2年度第3次補正予算CEV補助金が得られ、また減税効果は環境性能割、重量税、自動車税の合計で、e-tron GTでは約40万円、RS e-tron GTで約50万円となっている。
今後アウディでは、e-tron GTのデリバリー開始や、来るQ4 e-tronの導入へ向け、国内のe-tron店舗数拡大を目指すなどEV環境のさらなる整備を計画中としている。