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更新日:2021.06.10 / 掲載日:2021.06.10
オペル 新型SUV「グランドランド」欧州で発表 先進的デザイン光るプラグインハイブリッド

オペル 新型「グランドランド」
オペルは現地時間の6月9日、新型SUV「グランドランド」を発表した。
そのラインナップはブランドの電動化戦略に基づき、プラグインハイブリッドを設定、近日中に欧州向けに受注を開始し、今秋には納入開始の予定としている。
SUVのフラッグシップモデルにふさわしい先進技術を搭載 ブランドを象徴するフェイスデザイン「オペル バイザー」も採用

両側で168個のLED素子を使ったというLEDピクセルライト
オペルのSUVフラッグシップモデルに位置付けされているグランドランドは、オペルが持つ先進技術を多数搭載。
オペルCEOのMichael Lohschellerも「新型グランドランドはそのベンチマークとなる技術とハイテク・インテリアで、新しいユーザーを興奮させるでしょう。明確で大胆なデザイン、高い効率性を兼ね備え、さらに私たちの電動化戦略にものっとったものとなっています。オペルのフラッグシップモデルであるインシグニアにも匹敵するテクノロジーを備えています」とコメントし、新型SUVに寄せる期待と自信を覗かせる。
ヘッドライトには両側で168個のLED素子を使用したL字型のLEDピクセルライトを採用。
対向車や先導車との距離感によって光束をシームレスに適合させることができ、周囲への防眩性を向上、オペル車の新たなブランドフェイスとなっている「オペル バイザー」の採用と併せて、先進的なビジュアルをも形成する。
ヘッドライトにはLEDデイライトランニングランプも組み込まれている。
また、「ナイトビジョン」と名付けられた機能も採用されており、夜間や暗闇の中で最大100m離れた先の歩行者や動物を検知してドライバーに警告を発し、安全な運転を促す。
2つのワイドスクリーンを一体化した「オペル ピュア パネル」を採用、その他の運転支援システムも充実

オペル 新型「グランドランド」 コックピット
コックピットはデジタル化と直感的な操作性に重点が置かれた。
「オペル ピュア パネル」と名付けられたメーターパネルは2つのワイドスクリーンを一体化させたもので、コックピットからダッシュボード中央まで伸びたワイドな形状が印象的。
ドライバーは直感的な操作が可能で、運転中に必要な情報を即座に表示できるという。
運転支援システムでは、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブ・クルーズ・コントロールやアクティブ・レーン・ポジショニングなどを統括する「ハイウェイ・インテグレーション・アシスト」を新たに採用、オートマチック車に組み合わせられた。
その他、全モデルの標準装備として、自動緊急ブレーキ付き前面衝突警報、歩行者検知機能、車線逸脱警報、交通標識認識機能、眠気検知機能、クルーズコントロールが採用されている。
また、エンジンはプラグインハイブリッドのほか、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンも設定されている。
今回の発表では、近日中に欧州向けの価格が発表され、受注を開始することもアナウンスされた。
2021年後半に日本再参入が確定しているとされているオペルにおいて、その再参入と併せて日本導入が噂されているのがこのグランドランドだ。
果たして日本導入は現実となるのか、続報を待ちたい。
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