車種別・最新情報
更新日:2020.11.06 / 掲載日:2020.11.06
レクサス、新型「IS」を発売
IS350“F SPORT”(ソニッククロム)<オプション装着車>
トヨタ自動車は11月5日、レクサスのコンパクト FR セダン「IS」をマイナーチェンジするとともに、特別仕様車“F SPORT Mode Black”を設定して発売した。新型 IS は、Toyota Technical Center Shimoyama をはじめとする世界各地での走り込みによって走りの性能を鍛え上げた。デザインではワイド&ローなプロポーションにこだわり、高精度なプレス技術によってシャープな造形を実現している。さらに、進化した Lexus Safety System +などの先進安全技術も積極的に採用している。
トヨタ自動車は11月5日、レクサスのコンパクト FR セダン「IS」をマイナーチェンジするとともに、特別仕様車“F SPORT Mode Black”を設定して発売した。新型 IS は、Toyota Technical Center Shimoyama をはじめとする世界各地での走り込みによって走りの性能を鍛え上げた。デザインではワイド&ローなプロポーションにこだわり、高精度なプレス技術によってシャープな造形を実現している。さらに、進化した Lexus Safety System +などの先進安全技術も積極的に採用している。
優れた操縦性や乗り心地
IS350 “F SPORT”(ソニッククロム)
Toyota Technical Center Shimoyama
新型ISの走りは2019年4月に愛知県豊田市に新設された車両開発用のテストコース「Toyota Technical Center Shimoyama」で鍛え上げたれた。ニュルブルクリンクを走りこんできた経験を基に設計された全長約 5.3km のこのコースをはじめとする厳しい環境で繰り返し走行試験を行うことで、高次元での車両性能のつくりこみが実現した。走行試験に基づき、路面状況や走行シーンに応じて徹底的にチューニングを行うとともに、ステアリングやペダルの初期応答だけでなく、「戻す」際のコントロール性の向上にも取り組み、運転操作をより滑らかなものとしている。また、数値では測れない人の感性価値にこだわり、ドライバーの意図に忠実でリニアな操縦性を追求。不快な振動や音といった雑味を解消するなどクルマづくりの基本に立ち返り、走りの気持ち良さをさらに向上させた。具体的な変更点は、まず、2.5Lハイブリッドモデルではアクセル開度に対するエンジンとモーターの駆動力制御を変更し、2.0Lターボモデルではドライバーのアクセル開度などから走行環境を判定して適切なギヤ段を設定するアダプティブ制御を採用。サイドラジエーターサポートの補強、フロントサイドメンバーのスポット打点追加、Cピラーからルーフサイドにかけての構造最適化などによりボディ剛性を高め、操舵レスポンスなど運動性能を高め、ノイズや振動を徹底的に排除し乗り心地を向上させている。そのほか、ホイールの締結にハブボルトを採用して締結力の強化と質量の低減を図っている。新採用の19インチタイヤはコーナリングフォースを大幅に向上するなど、気持ちの良いハンドリングとブレーキングに寄与し、ショックアブソーバーのオイル流路に設けた非着座式のバルブにより微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」を一部グレードに採用することにより、応答性が良く上質な乗り心地を実現している。
3.5L V型6気筒エンジン
2.0L 直列4気筒ターボエンジン
2.5L 直列4気筒エンジン
高剛性ボディ
ハブボルトの締結構造
サスペンション(フロント)
サスペンション(リヤ)
スウィングバルブショックアブソーバー(フロント)
スウィングバルブショックアブソーバー(リヤ)
19インチアルミホイール
18インチアルミホイール
運動性能の高さを予感させるアグレッシブなデザイン
デザインコンセプトは“Agile(俊敏)&Provocative(挑発的)”。ワイド&ローなスタンスとアグレッシブなデザインを狙い、低重心で4ドアクーペのようなプロポーションや抑揚の効いた造形など、新しいISの世界観を表現している。また、カラーデザインやオーナメントなど細部に及ぶ造り込みにより、クルマを操る楽しさを感じられるデザインを追求した。
エクステリア
IS350 “F SPORT”(ホワイトノーヴァガラスフレーク)<オプション装着車>
IS350 “F SPORT”(ホワイトノーヴァガラスフレーク)<オプション装着車>
新開発の小型軽量ランプユニットによる薄型ヘッドランプを採用。低く構えたグリル周り、それに合わせた低いサイドのキャラクターライン、ラゲージ後端部の造形により、重心の低さを表現している。張り出した前後フェンダー、Lシェイプ一文字シグネチャーランプ、立体的なバンパーガーニッシュを採用し、新意匠の19インチタイヤやワイドトレッドによりスポーティなプロポーションを実現。キャビンはリヤクォーターピラーをサイドから回り込ませて引き締まったシルエットとして、張り出したリヤフェンダーとのコントラストでアグレッシブな印象が際立つ。ボディパネルは内側から突き上げる成形を追加した「突き上げ工法」を採用し、リヤフェンダーのシャープなキャラクターラインを実現。また、上下方向のプレスの動きに合わせて金型が横方向からスライドする機構を追加した、レクサスならではの緻密で立体的な造形を可能とする「寄絞り工法」を世界で初めて開発。これによりラゲージ後端部のキャラクターラインが高精度でよりシャープな造形となっている。新意匠のスピンドルグリルはグリル先端を起点に立体的な多面体構造として押し出し感を強調。スピンドルをモチーフとしたブロック形状とメッシュパターンを組み合わせ、スポーティな印象とした。エクステリアカラーは、強い陰影により造形を際立たせるソニックイリジウムと、金属質感と高光沢を実現したソニッククロムの2色を新設定している。
インテリア
IS300h “version L”(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>
IS300h “version L”(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>
マルチメディアシステムには新たにタッチディスプレイを採用。SmartDeviceLinkやApple CarPlay、Android Autoに対応。スマートフォンを10.3インチタッチワイドディスプレイに連携させることで、画面操作や音声操作が可能になるなど利便性が大きく向上した。インパネ上部やドアパネルに有彩色を設定。左右方向の広がりを強調し、ツートーン配色によるコントラストで乗車時に高揚感を感じさせるようにコーディネートしている。ドアトリムの一部にはレクサスの新たな加飾表現である複数のエンボスラインを交差させたグラフィックパターンを採用。オーナメントパネルにアッシュ(オープンフィニッシュ/墨ブラック)、ブラックジオメトリーフィルム、F SPORT 専用サテンクロムを新規採用。表面処理などのアクセントにより、素材本来の質感表現にこだわったスポーティな室内空間となっている
電動リヤウインドゥサンシェード
ラゲージルーム
“F SPORT”
IS350 “F SPORT”(ラディアントレッドコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
IS350 “F SPORT”(ヒートブルーコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
“F SPORT”は前後異サイズの19インチホイールを専用設定し、スタビライザー、EPSなどを専用にチューニング。ショックアブソーバーの減衰力を最適制御する NAVI・AI-AVS を標準装備しており、状況に応じて優れた乗り心地と走行安定性を両立する。F SPORT および F モデルに採用されている専用の F メッシュデザインのスピンドルグリルを採用し、グリルロア部のエアインテーク、ロッカーモールフィン、リヤスポイラーとリヤバンパーロアガーニッシュをピアノブラック塗装で統一。さらに F SPORT 専用外板色として、ラディアントレッドコントラストレイヤリングを設定している。
“F SPORT”専用19インチアルミホイール
“F SPORT”専用本革スポーツシート
進化した「Lexus Safety System +」を含む、先進安全技術の採用
レクサスはフラッグシップモデルに最先端技術を積極的に採用し、そのノウハウに基づいて普及技術を開発することで、各モデルへの広範な展開を図っている。新型 IS の Lexus Safety System +も最新の安全技術を投入してさらなる進化を遂げた。従来の「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、交緊急時操舵支援などの機能追加や車線認識性能の向上を実現するとともに、自然で安心感のある運転支援時の車両挙動を追求した。
主な搭載技術
■昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知可能な「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大。交差点右折時の対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能になった。さらに、ドライバーの回避操舵をきっかけに自車線内で操舵をアシストして車両安定性確保と車線逸脱抑制をサポートする緊急時操舵支援、低速時の衝突回避または被害軽減をサポートする低速時加速抑制などの機能を追加ている。■同一車線内中央を走行するように操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」は、カメラ認識技術の向上でレーントレース性能が向上。緩やかなカーブでの支援に加え、滑らかにレーン中央をキープする走行が可能になった。■自動車専用道路などで設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール」は全車速追従機能付となった。■先行車や対向車を検知し、自動でハイビームを制御する「オートマチックハイビーム(AHB)」を採用。■カメラで主要な道路標識を読み取り、メーター内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」を採用。■ドライバー異常時対応システムを搭載。LTA制御中に操作がない状態が続くと、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促し、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車する。停車後はドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行う。上記のほか、駐車場などでのペダル踏み間違い時の衝突や、接近する後方車両との接触事故による被害の軽減に寄与するパーキングサポートブレーキ、車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターなど、先進安全装備を積極的に導入している。
プリクラッシュセーフティ
交差点右左折支援
緊急時操舵支援
IS350/IS300 特別仕様車 “F SPORT Mode Black”
特別仕様車 IS350 “F SPORT Mode Black”(ソニッククロム)<オプション装着車>
特別仕様車“F SPORT Mode Black”は、IS350/IS300“F SPORT”をベースに、専用のアルミホイールやブラック塗装のドアミラーなど、精悍さをさらに際立たせたブラック基調のカラーコーディネートを施す。BBSと共同開発したマットブラック塗装の鍛造アルミホイールは表面の滑らかさにこだわり、職人が1本ずつ手作業で丁寧に仕上げている。軽量化を進めたこのホイールはばね下質量の低減にも寄与している。インテリアではアッシュ材を銀墨色に仕上げた専用デザインのステアリングやオーナメントパネルを採用。アッシュ材に高輝度塗装を施すことにより、自然素材が持つ本物の質感をさらに際立たせている。このアッシュ材も加工から研磨、塗装まで各工程を職人が一つずつ手作業で仕上げている。さらに、“F SPORT” 専用本革スポーツシートや専用メーターオープニングなど、スポーツドライビングの高揚感を高める特別装備が装着されている。
特別仕様車 IS350 “F SPORT”(ソニッククロム)<オプション装着車>
特別仕様車専用鍛造アルミホイール(BBS製マットブラック塗装)
特別仕様車専用ドアミラー
特別仕様車専用アッシュ+“F SPORT”専用ディンプル本革ステアリング
オーナメントパネル(特別仕様車専用アッシュ)
“F SPORT”専用本革スポーツシート
“F SPORT”専用8インチTFT液晶式メーター(特別仕様車専用オープニング)
“F SPORT”専用本革スポーツシート
特別仕様車専用アッシュ+“F SPORT”専用ディンプル本革ステアリング
特別仕様車専用アッシュ+“F SPORT”専用ディンプル本革ステアリング
特別仕様車専用アッシュ+“F SPORT”専用ディンプル本革ステアリング
特別仕様車専用鍛造アルミホイール(BBS製マットブラック塗装)
特別仕様車専用鍛造アルミホイール(BBS製マットブラック塗装)
ラインナップ・車両本体価格
IS300h “version L”
(ソニッククロム)<オプション装着車>
(ソニッククロム)<オプション装着車>
(ソニックイリジウム)<オプション装着車>
(ソニックイリジウム)<オプション装着車>
(ソニックイリジウム)<オプション装着車>
(ソニックイリジウム)<オプション装着車>
(ソニッククロム)<オプション装着車>
(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>
(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>
(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>
(ソニックイリジウム)
(ソニッククロム)
(インテリアカラー:オーカー)<オプション装着車>
(インテリアカラー:ブラック)<オプション装着車>
(インテリアカラー:ダークローズ)<オプション装着車>
IS350 “F SPORT”
(ラディアントレッドコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
(ラディアントレッドコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
(インテリアカラー:ホワイト)<オプション装着車>
(インテリアカラー:ブラック)<オプション装着車>
(インテリアカラー:フレアレッド)<オプション装着車>