輸入車
更新日:2020.10.03 / 掲載日:2020.10.03

VOLVO XC40 Recharge Plug-in hybrid T5

新車価格:649万円(XC40 Recharge Plug-in hybrid T5)

文●ユニット・コンパス 写真●ユニット・コンパス、ボルボ
(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年11月号の内容です)
問い合わせ●ボルボ・カスタマーセンター TEL:0120-922-662 URL:https://www.volvocars.com/jp/

 ひとつの歴史が終焉を迎え、新しい物語が始まった。ボルボのベストセラーモデルXC40に追加されたプラグインハイブリッドモデルの「Recharge Plug-in hybrid T5」は、エンジンとモーターが互いの長所を上手に引き出すことで、コンパクトSUVの魅力はそのままに、クラスを超えた静かで上質な心地よい走りを提供。その実力は「XC50」と言っていいほどで、明らかに内燃機関単体では到達できない領域であった。
 温暖化ガスの削減が、社是である安全性の追求と同じくらいの重要課題となっているボルボ。その背景には、ヨーロッパ諸国における環境意識の高まりが、日本のそれとは比べ物にならないほど強いことが関係している。自動車ブランドがプレミアムな存在であるためには、環境ファーストであることは、もはや必然なのだ。
 ボルボは、2017年に全モデルの電動化をいち早く宣言。さらに、2025年までに発売モデルの半数を電気自動車にすることで、2040年にはクライメイトニュートラル(CO2実質ゼロ)を実現する目標を掲げている。これは欧州全体の目標を10年も前倒しする意欲的な内容だ。
 去る8月25日には、今年7月にボルボ・カー・ジャパンの代表取締役に就任したリチャード・スナイダース氏によるオンラインプレゼンテーションが行われ、ニューモデルである「XC40 Recharge Plug-in hybrid T5」の紹介とともに、今後の電動化戦略が語られた。
 それによれば、今回XC40にPHVモデルが追加されたことで、SUV全ラインアップの電動化が完了。それにともなって純粋な内燃機関のみを搭載するモデルの販売は終了となった。その動きは他モデルにも拡大し、2020年内をもってボルボの新車はすべて、48VマイルドHVの「Bシリーズ」または、充電可能な「リチャージシリーズ」(PHV、EV)へと切り替わる。
 さらなるニュースは、ボルボ初の電気自動車である「XC40 Recharge P8 AWD」が2021年内に日本市場に導入されることだ。リチャード・スナイダース氏によれば、EV版XC40は、「最も安全な電気自動車」だというから期待が持てる。
 クルマを通じて、「人を守ること」、「人の未来を守る」というボルボ。その活動は、電動化によってさらに加速していくに違いない。

 ボルボ初の電気自動車である「XC40 Recharge P8 AWD」とそのメカニズム。日本市場への2021年内の導入が決定となった。

 メーター(写真上)の表現も通常モデルとは一部異なる。右側のメーターは、アクセル開度に応じて針が動くため、どれくらいパワートレインに負荷をかけているかわかりやすい。中央ディスプレイ(写真下)では、充電を優先するモードなどを選択可能。

車両中央下部に駆動用バッテリーを搭載するため、センターコンソールの物入れは容量が少なくなった。

基礎設計から電動化を前提にしているため、ラゲッジルームの使い勝手については従来モデルと同様。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ