車のメンテナンス
更新日:2024.01.17 / 掲載日:2023.08.10
【グー連載コラム】クルマケア講座[対策をして夏のドライブに備える 編](2020年8月)
夏の大渋滞はクルマにとってとても厳しい!
今どきのクルマは壊れにくくなっていますが、流石にノーケアではダメ。大切な愛車は長く乗りたいもの。消耗品の交換など定期的に愛車をケアしましょう
(掲載されている内容はグー本誌2020年9月号の内容です)
ロードサービスのデータをチェック 発生頻度の高いトラブル対策
炎天下のなか、立ち往生は事前の点検で避けられる
夏は帰省やレジャーなどで、長距離ドライブの機会が増える季節だ。密が避けられるという点でも、今までよりもクルマを利用する割合が増えているデータもある。 しかし夏の暑さはクルマにとって非常に厳しいもので、メンテナンス不足がトラブルにつながることもめずらしくはない。そこで今回は、昨年のお盆時期のレスキュー出動データに合わせたメンテを行ってみよう。
どれも基本的な確認ポイントで、時間も手間もあまりかからないものばかりなので、ドライブ前にぜひ励行してほしい。
1&3位 バッテリートラブル
外観のチェックに加え、充電状態も確認する
まずは液量の確認で、サイドのライン内に液面があるかを見る。ただし最近は液量の確認は不要なタイプも増えている。上部に充電状態を示すインジケータがあればそれを確認して、あとは外観に亀裂などがないかをチェックする。
点検しつつも、バッテリー上がりは駐車するときに注意するしかない。正確な充電状態は専用テスターが必要なので、ドライブ前にディーラーや修理工場、ガソリンスタンドで測ってもらおう。
2位 タイヤトラブル
空気圧だけでも定期的に確認せよ!
どんなクルマでも4本のタイヤに命を預けて走っている。とても重要な箇所だが、空気圧不足での走行がいまだに多いようだ。空気圧の確認は1ヶ月に1回、給油のついでに行い、その際にタイヤの外観に変化がないかしっかり見ておく。
空気圧の指定はドアを開けたところにあるので、それに合わせる。空気は自然に抜けていくものなので定期的な確認が必要。
溝が残っていても、表面にヒビが発生していると寿命なので交換する。ヒビを放置すると、パンクやバーストの原因となる。
9位 スタータートラブル
最近増えている要注意のポイント
アイドリングストップ車の増加やクルマ自体の寿命が延びたため、スターターが長期にわたり使われるようになり、故障も増えている。不調だと始動不可能になるので要注意だ。
キーを回してバッテリーに問題がないのに回転が弱い場合、スターターの不具合が疑われる。早めに点検を。
燃料切れは違反!? 8位
いわゆるガス欠は高速道路上では整備不良として違反となる。違反以前に、突然の停止はとても危険なので、早めの給油を心がけたい。
バッテリーの選び方
バッテリー売り場に行くと、同じサイズでも価格がバラバラで迷う。その際に目安になるのが保証期間。保証期間=性能と考えれば選びやすい。