輸入車
更新日:2021.03.09 / 掲載日:2020.03.04

一生に一度はオープンスポーツに乗りたい!【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年4月号の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2020年2月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!

相談者[M・Mさん]49歳/会社経営/既婚
 脱サラからベンチャー企業を立ち上げて成功させ、いまや業界では飛ぶ鳥を落とす勢いの相談者。ここ数年、身体を鍛えるようになってから、より体感的なことを欲するようになったとのこと。そこで、一生に一度はオープンスポーツに乗ってみたいという相談になりました。

一生に一度はオープンスポーツに乗りたい!

 これからの季節、オープンスポーツはきっと最高でしょうね。頭の上を流れる風を感じながら、クルマを意のままに操るのは、クルマ好きにしてみれば最高の瞬間です。
 相談者の車歴を伺うと、セダンやワゴン、ミニバンとひととおり所有されており、かなりのクルマ好きとお見受けします。しかしながら相談者によれば、これまでオープンスポーツだけは経験がないとのこと。たしかに、メインカーとはなりにくいクルマなので不思議はありません。
 こちらとしては、一生に一度と言わず、何度でも楽しんでいただきたいところですが、もしも1回だけ乗るとしたら……という想定でお答えします。
 日本車ではほとんど選ぶことのできないオープンスポーツですが、輸入車、それも中古車となれば選択肢は非常に広がります。
 とはいえ、一生に一度になるかもしれない選択ですから、最大限楽しい思い出になるようなクルマを提案したいと思います。
 これまでスポーツカー経験のない方でも醍醐味を味わえるクルマ。ハードルが高いように感じますが、じつはほとんど答えは決まっています。最高の1台で、ぜひ日本の四季を堪能してください。

【ポルシェ ボクスター(先代)】これぞ鉄板と呼べる1台 キング・オブ・オープンスポーツです

 スポーツカーセグメントにおいて、いつの時代でも世界の自動車メーカーがターゲットにしているのがポルシェ。オープンスポーツでいえば、ボクスターが20年以上にわたりディフェンディングチャンピオンとして君臨しています。
 ではなぜ、ボクスターがオープンスポーツの絶対王者なのでしょうか。
 その理由は、クルマの成り立ちが圧倒的にスポーツカー的であること。ボクスターは、低重心の水平対向エンジンを前後車軸の間に搭載する、ミッドシップレイアウトを採用しています。エンジンが前にないためフロントは軽く、そのためハンドルの切れ味が鋭いのです。どんなに設計を工夫しても、物理の壁は超えられません。このミッドシップレイアウトこそ、ボクスター最大の武器といえるでしょう。
 また、ボクスターは本格スポーツカーでありながら、十分にフレンドリー。さらに車両の価値がしっかりしているため、手放す際にがっかりすることもありません。
 いろいろな意味で鉄板の選択肢です。

2012年 ポルシェ ボクスター(6速MT) ●全長×全幅×全高:4375×1800×1285mm ●車両重量:1310kg ●エンジン:水平対向6DOHC●最高出力:265ps/6700rpm ●最大トルク:28.6kgm/4500-6500rpm ●排気量:2706cc ●中古車参考価格:380万円~800万円(12年~15年 全グレード)

【BMW Z4(先代)】長く付き合える懐の深さこそBMWの美点

 BMWの美点はスポーティさの塩梅にあります。ルックスよし、走りよし、それでいて日常性がハイレベルで備わっているのです。このZ4も、オープンスポーツに求める刺激と快適性のバランスがまさに絶妙。ハードトップということも、長期的に所有し、愛用するのに向いています。

2014年 BMW Z4 sDrive35i Mスポーツ(7速AT・DCT) ●全長×全幅×全高:4255×1790×1280mm ●車両重量:1600kg ●エンジン:直6DOHCツインターボ ●最高出力:306ps /5800rpm ●最大トルク:40.8kgm/1300-5000rpm ●排気量:2979cc ●中古車参考価格:150万円~440万円(09年~15年 全グレード)

【メルセデス・ベンツ SLK】快適さとコスパも大事ならSLKはナイスな選択

 スポーツカーに乗りたいといっても、現実的にはあまりスピードを出すことも、ルーフを開けることもないというパターン、あると思います。そんなひとにずばりハマるのがSLK。ムチを入れれば速いのですが、ゆっくり流しても気持ちいいのがメルセデスの美点。これぞ大人の余裕でしょうか。

2015年 メルセデス・ベンツ SLK 350(7速AT) ●全長×全幅×全高:4150×1845×1295mm ●車両重量:1560kg ●エンジン:V6DOHC ●最高出力:306ps /6500rpm ●最大トルク:37.7kgm/3500-5250rpm ●排気量:3497cc ●中古車参考価格:140万円~350万円(11年~15年 AMGを除く)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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